- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909910004
作品紹介・あらすじ
毎号、新しい編集長がいちばん伝えたいテーマを特集するフェミマガジン創刊!
大手コンビニチェーンが、2019年8月末日までに「成人向け雑誌」の販売を中止する方針を決定。私たちの生活に欠かせないコンビニという場所に「エロ本」があったこと/なくなることについて、田房永子が編集長となって、二度とないタイミングで60人のリアルな声を集めました。
エッセイ=瀧波ユカリ、北原みのり、小川たまか、少年アヤ、武田砂鉄など、作家や漫画家、書店店長、成人誌の作り手からの寄稿他、一般投稿による40人の賛否激論フォーラム、各社コンビニへのアンケート、もちろん田房永子のエッセイ漫画も!
身近なテーマからフェミニズムを考える、新しい雑誌の誕生です。
感想・レビュー・書評
-
一冊まるごと「コンビニからエロ本がなくなる日」特集
ほんとうにいろいろな意見が載っている。
賛成派、否定派。
女性、男性。
作るひと、読むひと、置くひと。
子供のいるひと、いないひと。
ニュースではさらりと流された話題だったように記憶しているけれど、たいした話題ではなかったのか?
同じことを書いてらした方もいらっしゃったけれど、コンビニのエロ本なんて、気にしてないようで、気にしていた。
横を通るとき緊張したし、正視できなかった。
その理由がこの雑誌を読んでわかったような気がした。
使い捨てられる女性の裸たち。
顔を身体を勝手にジャッジされる暴力。
無言の圧を見ないフリをしてきた。
でも無くなったことにホッとしている。
印象に残ったこと。
✴ネットにつながる環境のない老人の性の問題。
✴幼い頃はじめに触れた性コンテンツのその後の人生への影響。
✴じゃあ、なんで男性向けのエロ本があって、女性向けのエロ本や、BLがコンビニになかったのか、という意見。
✴男性にはコンビニエンスなエロが必要だ、という意見。
✴やはりお子さんがいるお母さんはいろいろ気を使うな、という印象。
そういえばこの前書店で三歳くらいの男の子がエロ本をめくっていた。私がギョッとして凝視したらタタタっとどこかに行ってしまった。その後また通りかかったら同じ子がまた見ていた。
やはり刺激の強いものは気になるんだと思った。(その後その書店に行ったらエロ本に封がしてあった) -
-
ベルガモットさん、おはようございます!
読まれたんですね!
田舎に薔薇族があったなんて、びっくりです。
田舎と都会の距離が遠く、イ...ベルガモットさん、おはようございます!
読まれたんですね!
田舎に薔薇族があったなんて、びっくりです。
田舎と都会の距離が遠く、インターネットも普及してない時代だからこそ、なのでしょうか。
性のことについては、いま、性教育を見直そう、というような機運がいくつかあるみたいで、こういう幼い頃からの地道な教育には期待するものがあります。2022/06/19 -
5552さん おはようございます☆
いつも私じゃたどり着かない本のご紹介ありがとうございます!
とても興味深い内容で、時々前を読み返...5552さん おはようございます☆
いつも私じゃたどり着かない本のご紹介ありがとうございます!
とても興味深い内容で、時々前を読み返したり、用語を調べたりして良い社会勉強になりました。
そうなんです、薔薇族という存在自体知らなかったので、博識(?)な友達に教えてもらいました。本屋さんではない、街の商店みたいなところだったので、熱心な読者さんだったのかもしれません。
以前、性教育的な話をする機会があったので準備をしていたら、寝た子を起こすなんて!と大人が過剰反応して困った体験もあります。
「水着で隠れるところは大事なところだから、相手に同意なく勝手に触っちゃダメ、みたいなことを話してますよ」という保育士さんの言葉がとても心に残っています(確か、虐待防止の研修)。
性の話はタブー視されるのでなく、多様性も含めてオープンにすることは大事なことだけど、地道な工夫が必要そうですね。2022/06/19
-
-
-
目の前の男を変えるより大切なこと。石川優実×松尾亜紀子が語るフェミニズムとバックラッシュ | Business Insider Japan(...目の前の男を変えるより大切なこと。石川優実×松尾亜紀子が語るフェミニズムとバックラッシュ | Business Insider Japan(Dec. 28, 2020)
https://www.businessinsider.jp/post-2268072022/03/09
-
-
コンビニからエロ本がなくなることを一冊の本にまとめようとする視点に興味が湧き、購入した。
日常生活を送る中で何気なく目にしたニュースだったが、注目してはいなかった。私が一瞬で過ぎ去ったニュースの話題に対し、真面目に考えていた人たちがいたんだなと。
多方面からの意見、面白かった。 -
友達がお土産で買ってきてくれた。すごい、なんて平等な意見の載っているフェミ雑誌なんだろう。いろんな角度から、コンビニエンスストアのエロ本が撤去されることに関して書かれている。
フェミ雑誌がそもそも世の中にあるのね!という驚きと、大変な共感、あまりにうんうんってなりすぎて、涙が出そうになった。これからもぜんぶ読みたいです。 -
コンビニからエロ本がなくなる。
この一つの出来事にも、たくさんの思いがある。
エロ本を買っていた人、
エロ本を見ていた人、
エロ本を売っていた人、
エロ本を作っていた人。
みんなの声を聞いて、
やっぱり「コンビニにエロ本は要らない」って思えた。
それだけでこの雑誌を読んだ価値があった。
-
記録に残すべき事象。このままでは「コンビニにエロ本が置かれていた事実」がうやむやにされる。賛成反対問わず歴史の語り部として各人に意識させること。
エロはエロたる場所で存在するのが生きる道。 -
コンビニエロ本のエロは性欲というより征服欲なのかも。だからなくなるの賛成。コンビニに性はナシではないかもしれないけど取り扱うのは難しいか。多様だから。
ただ、そんなこと気にされず雑誌が売れなくなったから五輪開催だからで話が済んでしまいそうで残念。一斉になくなるってのもなんだかな。 -
道端に捨ててあるエロ本に不自由しなかったし、土ワイでオトナの胸には様々な型や大きさを知った子供時代であった。なにが正確かは一定の時間が過ぎてみないとわからないとは思うけれど、“イマ”の視点、ヒントをもらったので、これまでの当たり前を疑い、よい社会について考えていこう。
著者プロフィール
田房永子の作品






すごく気になったので、図書館検索したらなんとありました!
エロ本コーナーは大抵トイレ近くにあったので、その前を通り過ぎるの...
すごく気になったので、図書館検索したらなんとありました!
エロ本コーナーは大抵トイレ近くにあったので、その前を通り過ぎるのに緊張していました。
いろんな意見が載っているのですね、襟元正して読もうと思います。
図書館にあるなんて、意外ですね!
肯定派、否定派、その他いろんな意見があって勉強になりました。
そうそう、雑誌の...
図書館にあるなんて、意外ですね!
肯定派、否定派、その他いろんな意見があって勉強になりました。
そうそう、雑誌の表紙を見ないようして、トイレに向かうんですよね。
私は、まあ、しょーがない、こういうものだから、と、不快に感じながらも、そう思っていました。
子供も普通に入れるコンビニにエロ雑誌があるなんて、異常な空間ですよね。