フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学

  • エトセトラブックス
4.20
  • (7)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 238
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909910080

作品紹介・あらすじ

この本を読んでみてください。フェミニズムとはなんなのか、どんな運動をしてきたのか、わかるから。

現代を代表する思想家にして、ブラック・フェミニストのベル・フックスが新しい世代に向けてバトンを渡す、世界でロングセラーのフェミニズム入門書を復刊! 平易な語り口で、フェミニズムの定義、理解と前進のための批判、運動の変化と展望を説く。フェミニズムの歴史を知り、今に活かしたい新しい読者たちにとって最適の一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「性差別」を考えるための6冊 by フェミニスト書店「エトセトラブックス」 | GQ Japan
    https://www.gqjapan.jp/culture/article/20210205-etc-books-guide

    新水社から引き継いだフェミニズム | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/nisshi962

    フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学 | book | エトセトラブックス / フェミニズムにかかわる様々な本を届ける出版社
    https://etcbooks.co.jp/book/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AF%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE/

  • みんなのもの、はそういう意味なのか、というのが読中の率直な感想。
    20年前に書かれたものなので、少々錆びれた感じはあるけれど、多様性の時代にもう一度復刊されたのは嬉しい。
    男性と女性、だけでなく、LGBTQも含めて、貧富の差や宗教、お年寄りから子ども達まで、みんなが不公平という疑問を持つことのない世界をこれからも目指していかないといけない。わたしには何ができるかなー。

  •  ベル・フックスが語るフェミニズムとは何か。

     『ベル・フックスの「フェミニズム理論」―周辺から中心へ』をより分かりやすく読みやすくしている。自らが歩んだフェミニズムの歴史を振り返りながらフェミニズムとは何かを書いている。
     フェミニズムは女性の敵と戦うものではなく、あらゆる差別や階級、不自由をなくすことを目指す運動なのである。

     フェミニズムの入門書として最適な一冊。

  • 十数年前、非正規の職を失ったときに私が決めたのは、絶対に経済的な自立を手放さないことだった。それまでのフェミニズムではそうする以外どうすべきか見つけきらず、フェミニズムから距離を置いた。
    経済学を知り、道具としての資本主義の扱い方を学んだ(少しだけ)。借金するために別姓を諦めて婚姻届を出し男児を出産した。フェミニズムは破門だと思った。

    あの頃見つけきれなかった私への課題が書いてある。破門ではなかった。

    幸運にも職に恵まれ、男の配偶者と男児を育てている私が、考えるべきこと・できることは何か。どのような社会を思い描くのか。
    闘いはまだまだ続いている。

  • アメリカにおけるフェミニズムの歴史を知れて、かつ今現在の日本のフェミの現状とリンクすることが書いていてとても勉強になりました。階級差別、人種差別も絡み合っていてかなり複雑だった(もしかしたら今もなお?)と思い、著者の以前の著書も読んでみたいな。図書館で借りたけれど、これは絶対に持っておくべき本!新装されたの、とてもデザイン好きなので買う〜

  •  書店の棚に何冊か置かれていたので、ふと手に取った。トランスビューが取引代行となっているから、あまり目に触れる機会もないだろし、初めて知る出版社だったから。そして、フェミニズムの本を読むのも久し振りだった。

     「はじめに」で、この本を書いた著者の思いが端的に表されている。ーフェミニズムとは何で、それはどんな運動かがわかる‥ズバリと核心に迫り明快でー読みやすいけれど、けっして短絡的というのではないような本。そして、誤解や曲解にさらされているフェミニズムが、「性にもとづく差別や搾取や抑圧をなくす運動」なんだということを、多くの人に届けたいということ。

     著者が本書を書いたのは、今から20年前の2000年。フェミニズムが一定の市民権を得て、アカデミズムで講座ができたり、男性と同待遇のビジネスエリートのポストを掴む女性も登場していたが、しかし同時にそれは、女性の分断を招いた。

     著者は、白人至上主義的で資本主義的で家父長主義的な支配や考え方を厳しく批判するが、それらを乗り越えようとするフェミニズムの思想や実践が、各章ごとに、大変分かりやすく説明されている。
     著者たちの苦難の道のりが偲ばれるが、それでもフェミニズムの未来に向けて努力していこうとする熱い思いが全編から伝わってくる。


     アメリカと日本では異なるかもしれないが、議会や有力業界団体、学会等への女性の進出が世界でも低い日本では、もっと酷い状況なのかもしれない。

     

  • 選書番号:306

  • 何冊もフェミニズムの本は読んでるので特段新しいことは書かれていないように思ったが、シスジェンダーストレートの人ともLGBTQの人とも対立はしたくないし、どんな嗜好を持つ人も他人に蹂躙されないようにしたいよねと思う。分かり合うこととブライベートを守ることは両立できるので。

  • 14.

    フェミニズムが一体何なのか?
    勉強のために読んだ
    本当に読むのに時間がかかった
    文を噛み砕くのが難しい

    フェミニストの中での対立や議論、
    その歴史について詳しく書かれていたのが良かった
    どうしても私の育った文化的要素により
    理解できない部分があったけど
    フェミニズムが本当はどういうものなのか
    学べて良かった

    なんとなくフェミニストこわかったけど
    これを読むと自分が一部しか知らなかったことが
    わかった

    --- メモ ---

    P74 階級的に力を持った女性たちが、ご都合主義的にフェミニズムの用語を使いながら、フェミニズムの思想を裏切って、結局は再び女性たちを従属させようとする家父長主義的なシステムの維持に手を貸すとき、彼女たちは、ただフェミニズムを裏切っているだけでなく、自分たち自身を裏切っているのである。階級についての討論を復活させることで、フェミニストの女性と男性は連帯のための条件再び手にする。そうすれば、わたしたちは、資源が共有され、階級を問わずだれもが個人として成長の機会に恵まれるような世界を心に描くことができるようになるだろう。
    P104 フェミニズムがこれからも女性への暴力をなくすために闘うとき、その闘いをすべての暴力をなくす運動の一環と見なすことが非常に重要である。フェミニズムはこれまで男性の暴力に焦点を当ててきたが、その結果として、男性は暴力的だが女性はそうではない、男性は加害者で女性は被害者だ。といった性差別的なステレオタイプに手を貸すことになっている。
    P160 フェミニズムが愛について、とりわけ異性愛の男女関係における愛について積極的に語らなかったことで、わたしたちは、家父長主義的なマスメディアがフェミニズム運動全体を、愛ではなく憎しみにもとづいた運動であるように描くことを許してしまった。

  • めちゃくちゃ読みにくい!翻訳だからどうしても文体がそのような感じになるし、たぶん原文もかなり抽象的・文が長くて難解なんじゃないかな………

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

フェミニズム理論家、作家、文化批評家。1952年、米ケンタッキー州生まれ。自身の言葉によれば「伝統的な南部の家父長主義的な労働者階級家庭」で育ち、人種隔離政策が廃止されるなか、人種差別や性差別への抵抗を強める。スタンフォード大学卒業後、ウィスコンシン大学で修士号を(修士論文のテーマは作家トニ・モリスン)、1983年にカリフォルニア大学サンタクルーズ校で博士号を取得する。教壇に立つ傍ら、1981年『わたしは女じゃないの?――黒人女性とフェミニズム』でデビュー。1984年には『フェミニズム理論――周縁から中心へ』を刊行し、この2作で「白人中産階級女性の問題」のみをとりあげてきた主流フェミニズムを痛烈に批判、その後のフェミニズムの展開に大きな影響を与えた。その後もジェンダー、人種、階級の視点から現代社会や文化について多数の執筆や講演を行う。2000年、フェミニズムの現状に危機感を抱いたことから執筆した本書は、世界的なロングセラーとなる。本名グロリア・ワトキンス。母方の曾祖母の名前に由来するペンネームbell hooksはつねに小文字で表記され、アイデンティティへの誇りと「周縁者」としてのこだわりが示されている。2014年、ケンタッキー州のベレアカレッジにベル・フックス研究所を設立。

「2020年 『フェミニズムはみんなのもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ベル・フックスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
グレイソン・ペリ...
カルメン・マリア...
シンジア・アルッ...
チョ ナムジュ
山内 マリコ
メアリービアード
レベッカ ソルニ...
有効な右矢印 無効な右矢印

フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学を本棚に登録しているひと

ツイートする
×