昭和遺産へ、巡礼1703景 47都道府県108スポットからノスタルジックな佇まいを
- 303 BOOKS (2021年1月18日発売)


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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784909926067
作品紹介・あらすじ
950万ビュー超の人気ブログ「昭和スポット巡り」が遂に書籍化!
「盲導犬クイールの一生」「ダジャレ ヌーヴォー」の石黒謙吾プロデュース&編集
著者による8年間の集大成
今までに訪ねた昭和遺産の数は1703ヶ所。
その中から厳選し、幅広いジャンル から108景を写真と文章で紹介しています。
懐かしさが新しい、今行ける「昭和遺産」も数多く掲載!巻末に全国昭和遺産巡礼「1703スポット」全リスト付き。
『よく人から、「昭和のどんなところが好きなんですか?」と聞かれるのですが、じつのところ自分でもよくわからないのです。
たとえば、誰でも一度くらいは異性に一目惚れをした経験があると思いますが、あの「ドキッ!」とする感情がなぜ起きるのか、うまく説明しろと言われても無理でしょう。そして、その衝撃は大きければ大きいほど言葉にするのが難しいはずです。
僕にとって昭和とは、そのように直感的に強く惹きつけられるものであり、魅力はどこなのかと明確に答えられないものです』
──── [はじめに]より
【目次】
・はじめに:生まれ育った団地で感じた、懐かしさと清々しさとやすらぎを追い求めて
・巡礼108景 全341カット(47都道府県)
・昭和な住宅に住んでいるのです
・全国昭和遺産巡礼[1703スポット]全リスト
※詳細な住所の掲載はありません。 すでに廃業や取り壊しなどによってなくなっているスポットもあります。
・昭和遺産 47都道府県 巡礼MAP[写真で紹介の108スポット]
・解説:石黒謙吾「酸味と甘味と苦みと雑味による「郷愁」は遺伝子に組み込まれた素敵な感情なのかも」
感想・レビュー・書評
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懐かしさすら感じる昭和時代の建物やスポット。
まるで古い映画のセットのような気がしないでもない。
あっという間に平成を飛び越えて、今は令和の時代。
もはや昭和時代を知らない世代が多いと思うのだが、まだまだ残してほしい建物が多くある。
まさしく昭和遺産と呼べるであろう108景〜北海道から始まり沖縄まで全333カット。
著者が巡礼に訪れた日が、2012年からでその年代が多く最近といっても2018年が少しあるくらいなので、2020年のコロナ禍にはなくなっている可能性もあるのでは…と思ってしまった。
建物自体も古くて、劣化しているところも多くて台風被害にあってもそのままにしていたりする。
市場や商店街なども驚くようなところもあったりするのだが、なくなると寂しい。
バラックでもトタンでもモルタルが欠落していてもそこにあるというのがいいわけで…。
廃墟にだけはしてほしくないなぁと思いながら風情ある佇まいを飽きずに眺めてしまう。
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web記事に載っていた写真が気になり購入した。
ガッツリ昭和を生きてきた世代には、あーこの感じあったなーと思えるような写真が並んでいる。
ただし、訪問日が10年以上前のものも多く含まれているので、今見にいっても現存してるかどうかは怪しい。
あれからコロナがあり、多くの商店などが立ち行かなくなって閉店したり、再開発されているし。
ただ、これは、ある時点での記憶。
エリアごと、所在地ごとにリスト化されており、みたいものがあったら、出かけることもできる。
時間があれば、気になったものを観に行くのも良い。
ただ、今もその遺跡が存在しているか、出かける前に確認することは必要だけど。
個人的には宝登山ロープウェイが気になっている。
近いうちに出かけてみよう。 -
著者は、ご自宅も昭和レトロにしている。
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自分としては、子供の頃に見ていた風景というよりは、子供の頃に見ていたがすでに古かった風景、、という感じか。こういうのって、本でなければもう見られないようなものになってるのかと思うと切ない。
自分が携帯で撮った写真などで、ほんの10年ほど前の東京の風景を見ても、今とは違っていて、懐かしいと思うことがある。とくに、人間の見た目は、ちょっと年数が経つだけでもすごく古く見えておもしろい(まあこの本には人間は出てこないのだけれど)。今見ている風景も、古いなー、と思うことになるのは楽しみでもある。 -
公的なものは少なく、あくまで著者の琴線に触れた「昭和遺産」的な写真集。だからこそ、ぐっとくるものがある。
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昭和には別に興味ないけど、割と好きな感じのビルとかあった。
構築物は好き。
てか、もう令和も六年になるのに、まだ昭和が持て囃されるの、何なんだろうね。 -
google mapに登録して、近くに行ったら寄れるような体制とっています。
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昭和の建築や喫茶店などのノスタルジックな写真と著者の体験談がまとめられている。
旅に出たくなる。 -
一物件ごとの記事のボリュームがもっとあれば嬉しかった。
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歴史を感じる物好きだなぁ。
そこには関係者の苦労や年輪があり、見た目だけでも滲み出てくるし色々考えさせられ、尊い。
著者さんの現場での出会いホロッと来る。
昭和に何かを取り残してきたと感じる方にはぜひ読んでほしい一冊!(>_<)b
あと、だらだらと思った事を。
撮影日が少し古いので、2021年初版なのは意外。
(最後に6年越しに出版されたと書かれていて納得)
現地誌写真と最低限の著者のコメント。
無駄な文章が無くて、いい!
写真を見ながら、いろんな想いに馳せる事が出来ます。
長く生きていると、その中の歴史が自分の楽しみになる。
歳を取るのはちょっと怖いという気持ちもあったけれど、自分の人生と重ねられる見た事も無い歴史とのクロスオーバーが楽しめるのは、めっちゃ貴重だし、素晴らしいと思った。
著者プロフィール
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