どんぐり

  • 灯光舎
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本棚登録 : 65
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909992505

作品紹介・あらすじ

科学者として活躍しながら、随筆家としても数々の名筆を残した寺田寅彦と中谷宇吉郎。
今回は寺田寅彦の「どんぐり」「コーヒー哲学序説」と中谷宇吉郎「『団栗』のことなど」の三編を一冊の書籍にしてお届けします。
寺田寅彦の代表作である随筆「どんぐり」は若くして亡くなった妻・夏子との想い出を綴り、今も人々の心を揺さぶる名筆です。そしてこの「どんぐり」を丁寧に考察し、寺田寅彦と妻・夏子を鮮明に描いた中谷宇吉郎の「『団栗』のことなど」を収録。文学的に仕上がった中谷宇吉郎の文章が随筆「どんぐり」の魅力を引き立てます。さらに寺田寅彦の随筆「コーヒー哲学序説」をくわえ、味わい深い随筆の世界へと読者を誘う一冊が仕上がりました。


○「灯光舎 本のともしび」創刊
人々の心に染み入る作品を取り上げ、小品仕立ての書籍にしてお届けする「灯光舎 本のともしび」。書物の愛好家はもとより、作者や作品ないしは読書そのものへの入り口にしてほしいという想いのもと、「小品」をコンセプトに素朴で味わいのある佇まいで、刊行いたします。
撰者には、書物エッセイストで京都銀閣寺に店を構える古書善行堂店主・山本善行氏を迎え、シリーズとしての発刊を目指します。
第1弾目として『どんぐり』寺田寅彦/中谷宇吉郎 著をお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • (新刊予約)寺田寅彦・中谷宇吉郎「どんぐり」(灯光舎 本のともしび第一巻)撰者 山本善行 - 古書善行堂
    http://zenkohdo.shop-pro.jp/?pid=157235817

    どんぐり 寺田 寅彦(著/文) - 灯光舎 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909992505

    灯光舎の本 - 京都の小さな出版社
    https://www.tokosha-publishing.com/publication/1/

    • goya626さん
      みすず書房の「懐手して宇宙見物」で読みました。高島俊男がエッセイで「團栗」を取り上げていて、旧字でしたね。
      みすず書房の「懐手して宇宙見物」で読みました。高島俊男がエッセイで「團栗」を取り上げていて、旧字でしたね。
      2021/02/23
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      最近は新字新仮名だけど、敢えて旧字なのは粋ですね!
      goya626さん
      最近は新字新仮名だけど、敢えて旧字なのは粋ですね!
      2021/02/24
    • goya626さん
      丸谷才一もそうだったけど、こだわりのある人もいますからねえ。
      丸谷才一もそうだったけど、こだわりのある人もいますからねえ。
      2021/02/24
  • 岡潔の『春宵十話』から来ました。
    文章は細かい説明が続くのですが、それがとても読みやすくストレスを感じないでスイスイ読めます。不思議。それだけでなく、愛というか、対象をとても大切にしていることが、言葉に絶対にしてませんが、文章を読んでいて感じます。こんなふうに書けたらなぁと思うお手本のような文章です。

  • ・どんぐり 寺田、『団栗』のことなど 中谷

  • シンプルな装丁でありながら、三方の小口が表紙と同じ色に染められいて目を惹く。

    見返しのともしびのマークの炎はくり抜かれ、大扉の色が炎を覗かせている。

    重くなく自然と馴染むので、何度も手に取りたくなる。
    本に灯る明かりが、ふわりと心に揺れる温かみのある本。

    『どんぐり』は哀しいお話で、『団栗』のことなど、はその解説のようなものだったけれど、とても読ませるものだった。

    この間に挿入されていた『コーヒー哲学序説』が異色のように感じたが、これが非常に良かった。
    ちょっと丁寧に淹れた一杯の珈琲を頂くような心持ちで、また読み返したいような作品。

    香りたつ、文学。素敵です。

  • 死が側にあった若き夫婦の日常の一端。幻想曲のような珈琲とともに。

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著者プロフィール

1878–1935
東京に生まれ、高知県にて育つ。
東京帝国大学物理学科卒業。同大学教授を務め、理化学研究所の研究員としても活躍する。
「どんぐり」に登場する夏子と1897年に結婚。
物理学の研究者でありながら、随筆や俳句に秀でた文学者でもあり、「枯れ菊の影」「ラジオ雑感」など多くの名筆を残している。

「2021年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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