建築情報学へ

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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910032047

作品紹介・あらすじ

デジタルテクノロジーは、私たちの日常に欠くことのできないものとして、もはや意識されることもないほど社会に浸透した。本書は、建築という分野を、情報学的観点および情報技術による広がりの先に定義しようと試みる。
建築は常に他領域や技術から影響を受けながら変化し続けてきた。
情報によって建築は、より領域横断的、より動的、より拡張的なものになるだろう。

-目次-
第1章 拡張する建築の職能 —建築情報学的領域の生成
 情報と物質とそのあいだの思考  大野友資
 素材と構造解析・実験  荒木美香
 快適性と環境デザインの価値  谷口景一朗
 設計から生産へ  石津優子
 BIMコーディネーション  提坂ゆきえ
 デジタル・リプレゼンテーション  堀田憲祐
 メタAIと建築空間  水野勇太
 バーチャル・ビーイング  佐久間洋司
 都市を科学する可能性  吉村有司
 集合知とガバナンス  酒井康史
 進化するコミュニティの生態系  岡瑞起
 デジタル・エシックス  玉城絵美

第2章 Learn / Make / Connect ―営みから捉える建築情報学の体系
Ⅰ Learn 建築情報史試論 小見山陽介
 第1講 情報と感性
 第2講 情報と表記
 第3講 情報と生産
 第4講 情報と環境
 第5講 情報と管理
Ⅱ Make 情報と“つくる” 杉田宗
 第6講 つくるための流れ
 第7講 つくるための入力
 第8講 つくるための管理
 第9講 つくるための出力
 第10講 つくるを“つくる”
Ⅲ Connect 一から多へ 石澤宰
 第11講 つなぐとは
 第12講 人的拡張
 第13講 空間的拡張
 第14講 時間的拡張
 第15講 価値的拡張

第3章 建築情報学という潜在性
Augmented Society:人間拡張による社会と都市  暦本純一
思索するツール:表記とデジタイズ  砂山太一
デジタルファブリケーションから「情報体」の設計へ  田中浩也
エコデジタル:デジタル前提の生存様式とインターフェースデザイン  渡邊恵太
管理のディセントラリゼーション(分散)へ  斉藤賢爾

まとめにかえて 建築情報学会
あとがき 池田靖史 豊田啓介
索引
著者・編者プロフィール

感想・レビュー・書評

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  • 多数の著者による、建築情報学の幕開けを綴った書籍。建築学と情報科学の両面から、多様な視点でのアプローチが書かれている。建築と情報科学の両方に興味がある人にこの本と建築情報学会の活動(YouTubeなど)がとてもおすすめ。

  • コンピューターやプログラミング言語の歴史も含めて説明があるのは嬉しいところ。

    建築とITに関して多少の前提知識を必要とする読み物ではないかな、と思う。たくさんの専門家の話を載せ、それらを体系的に整理しようとガイドラインを引いてくれる本書は、一読の価値があります。

  • ブランドの勉強中、「拡張自己」ということに興味があっていろいろ調べていたらこの本に出会う。拡張する建築。建築やブランドのように、生物ではないものが動詞を伴っている表現をする場合に非常に興味がある。

    この本は、非建築系の人でも読みやすく、情報環境デザインなどの分類に入るかと思う。
    情報の環境による情報伝達について様々な職種の方からの寄稿と共に解説している。

  • 建築情報学会監修の目次的な本

    情報の領域横断性や拡張性に重点を置いたもので、これから掘り下げていく分野を見定めていくための道しるべとなるかもしれない。

    引き続き、定期的に眺めたい本

  • 建築的なものに情報という視座を与えようという狙いがしっかり伝わってきた。

    とりわけ2章の歴史的考察、技術や建設業界への入門的なところが初学者というか学生には貴重と感じる。加えて3章の研究者の意見は大変興味深い。

    ここから、出自を問わず、「建築」という分野に対して様々なアイデアを持った方々が集まることを期待したい。

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