龍秀美詩集 TAIWAN(中文版)

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  • 花乱社
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910038261

作品紹介・あらすじ

日台詩歌の新たな交流をもたらす、清新な精神世界
台湾人の父と日本人の母との間に生まれた龍秀美によって紡がれた詩は、
21世紀の新たな日台交流の世界をもたらす詩歌の架け橋である。

二つの祖国を持つ詩人・龍秀美の
第50回H氏賞受賞作『詩集TAIWAN』を、新たに台湾師範大学教授・
徐国能氏、詩人・片岡文雄氏ほか序文、訳者・金培懿氏の解説、
および著者の自作解説を付し、日・中完全併訳で刊行。

 **

すぐその下をズキズキと
血と汗と神経が通っている

海流のかたちした渦巻きが
島ひとつでできた小さな台湾(ソコク)をとり囲み
それを凝視(みつ)める眼のような〈環状紋〉
凝視め返す眼のような〈渦状紋〉

十本の指 全部を採る
ていねいに繰り返し採る
終生不変・万人不同
生きて在る絶対の位置

   ─「指紋」より

著者プロフィール

一九四八年、父劉秀雅・母美智子の間に日本佐賀県で生まれる。一九七四年、日本に帰化。翌年初めて父の故郷台湾台中県豊原郷を訪問する。その頃から台湾をテーマにした詩を書き始める。二〇〇〇年、第二詩集『TAIWAN』で日本現代詩人会第50回H氏賞受賞。第三詩集『父音』で第19回小野十三郎賞最終候補。他に『詩集 花象譚』(詩学社)、編著『一丸章全詩集』(海鳥社)など。

「2021年 『龍秀美詩集 TAIWAN(中文版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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