D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 (NewsPicksパブリッシング)

著者 :
  • NewsPicksパブリッシング
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レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910063034

作品紹介・あらすじ

「ストーリーテリング」×「テクノロジードリブン」
全産業を呑み込む2つの潮流をかけ合わせたD2C(Direct to Consumer)とは何か?今投資家が最も注目するビジネスモデルの全貌と、立ち上げの具体論!

◎こんな人にオススメ
・ブランディング、マーケティングなど「人が何に価値を感じるか」全般に興味がある人
・小売、ブランドの未来が知りたい人
・旧態依然とした業態の「デジタルトランスフォーメーション」に興味がある人
・D2C型の新規事業を検討している人 ・ファッション業界、アパレル業界で新しいブランドを立ち上げたい人

◎D2Cとは何か
D2Cとは、顧客と直接つながり、より深い関係性を構築する新しいブランドのあり方のことである。
ウェブから商品を送る、単なる中抜きビジネスではない。
D2Cとは、世界観とストーリーテリングを武器とする、新しい付加価値の創出方法である。
伝統的なブランドのように、機能のよさだけを売りにしない。
D2Cはテック企業であり、メディア企業でもある。
単なるものづくりが得意なメーカーではない。
◎なぜ、投資家はD2Cに注目するのか ・投資家が注目してきたテクノロジー産業は、産業全体から見ればほんの一部
・巨大産業である、小売は長らく旧態依然としたビジネスモデルを維持してきた。ここをテクノロジーを武器にディスラプトするのがD2C
・小売産業は初期投資が重たく、販売網の確保も難しく、新興ブランドが指数関数的な成長を目指すのは難しかった
・しかし、D2Cは、直接販売の形式をとるため、創業1〜2年目で100億円を超える急成長も可能である
D2Cとは、単なるいちビジネスモデルではない。ブランドと顧客の関係性を不可逆に変えてしまうほどのインパクトを持った「時代の象徴」だ。
将来的に、小売の歴史は、「D2C 以前」、「D2C 以降」と分類されて語られ ることになるだろう――。

感想・レビュー・書評

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  • takram佐々木さんによる新しいビジネスモデルのD2Cに関してまとめた著作。
    キーワードは「世界観」と「テクノロジー」。

    ・単発取引から継続的会話
    ・非効率な無駄がブランドを生む
    ・刺激から語りかけ
    ・精神性が価値になる
    ・広告からpodcast,雑誌,映像で世界観を伝える変化

    特にミレニアル世代から支持を受けるブランドが多く、日本でも注目を浴びています。
    個人的に興味深かったのは「世界観」を形作るのにストーリーテリングが必要な点。

    広告だけではなく、雑誌や音声メディア、映像を用いて「語り掛ける」事で顧客との関係性を築いている部分がユニークでした。
    データサイエンスと編集の職能が活かせる領域なんだろうな、と注目しています。

  • 【この本を読もうと思ったきっかけ】
    ・世の中で話題になってるD2Cとはそもそもどういうものであるのか。
    ・世の中のトレンドが流行ってくることで自分にはどんな恩恵があるのか
    ・小売とD2Cの違いを理解して明確にできるようにする

    【感想】
    ダイレクト to コンシューマーとあるように、今までのブランドって4マスを駆使して多くの人たちに情報を届けることが一般的であった、一方D2Cでは特定の個人に情報を届けている。

    一般な小売企業だと、中間にコストがかかってくるのでそのマージが加算されるし、店舗からのfbがなく商品開発にもいかしづらい。

    その点、D2Cは以下の特徴がある。
    ・メインターゲットは、ミレニアム世代。
    アメリカのミレニアム世代は、リーマンショック、賃金の低下などの問題があるにもかかわらず、日用品などで高価格帯のものが流行っていたので、手に取ることができなかった。
    ・中間コストをはさまないので、安価で提供できるし、製品の反響がダイレクトに返ってくる。
    ・SNSで独自のブランドを作りやすい。
    今までの4マスで広告で自社製品について告知していくよりも、独自の世界観を作ることができるので、そのブランド価値や存在意義について共感してくれる人が実際にファンとなってくれる。

    実際に機能ではなく、世界観を作っていることがD2Cの大きな特徴。

    ・雑誌で世界観を作ってプロダクトを売っているのではなく、体験を売るスーツケースブランド「Away」
    ・マットレスを開ける瞬間をシェアする「Casper」
    ・自宅で試着体験ができ、その後のカスタマーサポートが充実している「ワービーパーカー」

    このように世界観を作って顧客体験を重視していることがD2Cの特長である。

    またD2Cの特徴としては、今まで大雑把に分離されていた職業が細分化されている。
    より専門性やクリエイティブさを求められる時代がD2C時代ではないか。

    D2Cでより小売業界が加速していくことだろうし、より世界観=価値観での購買体験を求めらていく時代が到来していくことを予感させてくれる本であった。

  • D2Cについて総ざらい出来る納得の1冊でした。D2C実際やっている身としては、何度も読み返しながら施策考えたり戦略整理するのに重宝しそうです。D2C今後の展望の部分も、出口戦略の発展途上さや、あぐらをかかずにD2C化していく最有力メーカーの台頭など、まさに個人的にホットに考え描いていたものとバッチリ符号していた。クライアントにも何冊か買ってお渡ししようかと思います

  • d2cと従来の小売やイーコマースとの違いがよくわかった。ストーリーのデザインなど、世界観をいかに作れて、顧客と付き合っていくかが大切、

  • D2Cがどんどん広まっている。
    その事例を知るだけでなく、これまでの伝統的メーカーとの根本的思想の違いが知れる。
    どんどん新しいサービスが出てきていることを知れる。これは知らないといけないことだろう。
    この流れの中で、どうやって勝つのか?
    D2C の話を読みながら、自社の勝ち方を考えることもできる。
    自社がなんの会社なのか?それを前提に勝ち方を考える。

  • 最近のバズワードや新興メーカーについてを語っているようでいて、ものづくり・消費者向けブランドの新しい在り方についての示唆に富んでおり、面白かった。

    プロダクトのクオリティ・機能だけを競争優位の源泉にしないメーカーが台頭してきていること。
    背景には、情報摂取の質的変化によって、メーカー側が何を語るかよりも、顧客によってどう「語られるか」の比重が高まっていること。

    既存の企業も否応なしに変化を迫られる。

  • DtoC(Direct-to-Consumer)についてTakramディレクターの佐々木康裕さんが解説した一冊。DtoCについて知りたければこの一冊で事足りるくらいのレベルで、余すことなく語られる。これまでの物を売る手法である「広告を買ってプロモーションする」「中間業者を通して商品を売る」といったロジックをひっくり返し、「ストーリーテリング」と「データドリブン」を掛け合わせたモデルであるDtoCは、どの業界でも確実に伸びると思われるので、そのビジネスモデルを理解しておいて損はないと思う。

  • # 読む前
    NewsPicksから送られてきた本。D2Cって見聞きする機会が増えてきたので読んでみた。コトラー4.0読んだ後に再読してレビュー書く。

  • D2C入門者。世の中(顧客)が求めるモノが変わってきており、それに対して感度高く新しい価値を提供しているのがD2C企業。昨日のNikeでインスパイアされたわたしにとっては非常に有益かつホットな内容でした。

    ものづくりではなくテック
    プロダクトではなくライフスタイル
    顧客ではなくコミュニティ
    ものからこと→コト付きのモノ
    メディア化するブランド
    ブランド化するメディア
    思わず語りたくなるストーリー
    エンカレッジするブランド
    売るから一緒に作る
    Newビジネスモデル
    4E experience, exchange, evangelism, every place

  • D2Cを知ることができた。
    大学の卒論のようにまとめられていると感じた。

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著者プロフィール

Takramディレクター&ビジネスデザイナー早稲田大学政治経済学部卒業。イリノイ工科大学デザイン大学院(Institute of Design)修士課程(Master of Design Method)修了。クリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナー。デザインリサーチから、プロダクト・事業コンセプト立案、エクスペリエンス設計、ビジネスモデル設計、ローンチ・グロース戦略立案等を得意とする。複数の事業立ち上げ経験を持ち、ファイナンスにも精通。Takramでは、家電、自動車、運輸、通信、食品、医療、素材など幅広い業界でコンサルティングプロジェクトを手がける。講演やワークショップ、Webメディアへの執筆なども多数。ダイヤモンド社と共同で、ビジネスリサーチとデザインリサーチを統合した"Creative Knowing"を研修プログラムとして実施。大手家電メーカーやシンクタンクの戦略アドバイザーも務める。

「2020年 『感性思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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