ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考

著者 :
  • NewsPicksパブリッシング
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本棚登録 : 947
感想 : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910063140

作品紹介・あらすじ

「生命の原則」を知れば、人生はもっと自由になるーー。
生命科学研究者であり、起業家でもある著者がたどりついた、一度きりの人生を迷いなく生きるための思考法!

◎コンテンツ例
・多様性の本質は「同質性」にある
・「仕事ができない人」は、視野の共有で解決できる・なぜ、人類は非効率に見える感情を抱えて生きるのか
・利己と利他は対立しない
・生命は「失敗許容主義」を貫いている

◎こんな人にオススメ
・怒りや悲しみなどネガティブな感情に流されたくない
・意志を強く持ち続けたい
・組織作りやビジネスに生命科学の知見を応用したい
・チームや人間関係のことで悩んでいる
・何かに打ち込むための情熱がほしい

私が本書を通じて伝えたいのは、「生命には原理や原則があることを客観的に理解した上で、それに抗うために主観的な意志を活かして行動できる」ということです。生命原則を客観的に理解し、視野を自在に切り替えて思考することで主観を見出し行動に移せば、自然の理に立脚しながらも希望に満ちた自由な生き方が可能となります(はじめにより)。

感想・レビュー・書評

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  • 全く面白くない。
    脳科学的な記述は、他の文献の方が厚みも深みもあるし、ビジネスや処世術に活用することを目的に書いているのだと思うけど、それならhow To本のようにもっとわかりやすく書いた方が良い。

    どの読者に目掛けて編集したのか、さっぱり分からないまま最後まで同じペース。

    おそらく、もっと深い部分の見識が著者にはあると思うので、企画が失敗のような気がする。著者がかわいそう。

  • ライフサイエンス関係の書籍を少しずつ読み進めている中で選んだ1冊。
    著者の高橋さんの本を読むのは、「ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか?」に次いで、2冊目です。

    ※ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか?
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4799321676#comment

    本書は1冊目とは異なり、生命の原理・原則から、
    生きるヒントや考えるヒント、ビジネスへの応用のヒントをくれる一冊に仕上がっています。
    途中、自己啓発っぽい内容になってきて、
    ちょっと自分の求めるものと違うなぁ…と感じながら読んでいましたが、
    また後半になって参考になる部分が色々とありました。

    学生時代、生物(という授業)が嫌いだったので、
    大人になって改めて学び直しながら、
    ビジネス分野などとの共通項を見つけていくことは楽しいですね。
    こういう系統の書籍は他にも出ているようですが、
    コンパクトにある程度網羅的にまとまっている良い本だと思います。

  • 生命科学と言われる分野で、これまでにわかってきた生命の特性を理解することで、自ら思考するために必要な視野をコントロールして、主観的な行動を促すことができる。そして、人類は希望に満ちた未来を切り開くことが可能であるという著者の考えを聞くことができる一冊。

  • 私たち人間は「個体として生き残り、種が反映するために行動する」という共通する生命原則に基づいて行動している。
    この生命原則は生物の進化などに学ぶところが多々ある反面、個体として生き残りに最適化され過ぎて視野が狭くなるなど生命原則に抗う方が長期的には良い結果をもたらすことも少なくない。
    また、「常に変化する外界の環境に合わせながら生命を維持するためには、常にエネルギーを摂取し代謝する努力が必要。エントロピー増大に巻き込まれないようにする。」が印象に残りました。
    このように生命原則を知り思考することが人生100年を生きる道しるべになりそうです。

  • 「生命原則を客観的に理解した上で主観を生かす思考法」。遺伝子、時間、宇宙などのレベルの話から、自分を考えていく感じ。自分的には、好きなものを集めた感じの本でおもしろかった。
    「覚悟を決めている人に葛藤はない」
    「主観が見つからないなら、カオスに身を置く」
    「エントロピは増大する仕組みである以上、ヒトはそれに抗おうと努力しない限り良くなることはない」
    あたりの話が印象に残った。自分は覚悟を決めて、カオスに身を置かないので、どんどんマイナスになっていっているのではないかと思った。ものすごく小さな話だけど、無難なものでなく、少しおかしいものを買う、なんてことからでも行動したい。

  •  基本的に人間は生命の原則に従って生きている。
     ならば、生命科学の知識から人間生活を捉えたほうがわかりやすい。

     本書で何回も主張されているのは、ピントを合わせることを意識せよ、というもの。
     ある課題について、マクロ視点で見るか、ミクロ視点で見るかによって解決方法が違ってくる。
     さらに、視点には時間軸も付け加えよというもの。
     1時間後、1日後、1年後、10年後のスパンで物事を見たときに、逆算して今何をすべきかを類推すべし。

     ピント調整することで課題を見極め、時間軸を意識することで解決策を練る。
     う〜ん(それができれば苦労はしねぇ)

     それと、鶏が先か卵が先かのエピソードを生物学的に見ると、確実に卵が先だという。
     卵があって、何万年もの時をかけて生物が鶏になったのだ。
     長期的に物事を見るのが、生命学的思考ということで理解しました。

  • 主体的な遺伝子

    人間の行動や感情の多くは生命原則から来ているものである可能性が高く、自然なことだと理解する。それを客観的に理解してこそ主観が何かが分かり、主体的に生きることができる。

    ■概要
    生命とは何か、遺伝子とは何かを初歩的なレベルで解説した後、我々の具体的な感情や行動レベルに落とし込んで説明。ネガティヴ反応も全ては生命原則なんだと割り切ることが大切。自己保存(森岡氏)と同じ考え方か。

    ■所感
    遺伝子のスペシャリストなんだから、もう少し専門的な話も含めてもらって良かった。経営の話や人生観の話は若干エッセイぽくて、賛成できたとはいえ飽きてしまった。
    哲学者の引用もありつつ、生命原則の論文・研究を踏まえた哲学×生命科学のハイブリッド本(ライト版)と言える。
    印象的だったのはガンはDNAのコピーミスなのだが、変化を試みてコピーミスが起きることや、エントロピーの法則に基づく動的均衡の話。人類も生命科学もなぜ変化するのか、不変で居られないのかをあらためて問うことで、新たな気づきがあった。

  • 最近の「〜思考」な本たちは、個人的には、ロジカルシンキングの域をでていないと感じる。タッチポイントを増やして、色んな人に届けることは大事だけれど。

    で、そもそも「〜思考」なる本がこれだけ出回るのは、「思考がうまくいってない、なんとかしたい!」って人が多いからだと思うんだけど、実のところ課題となるのは「思考」ではなくて、「実践」のところじゃないかと今更ながら当たり前のことを思ったりする。「実践が上手いってない」「実践の場がない」など。少ないN数ながらも、なんとなく仮説は正しいように思う。本書も実践のタッチポイントになることを祈りつつ。

  • 生命原則を客観的に理解した上で主観を生かす思考法

    辛いことは論理的に処理、楽しいことは心から楽しむ
    快楽は気持ちよく楽しい、幸福は満たされている

    動的平衡を意識した枠組み設定
    比較対象と主体を意識した思考

    過去の失敗、自身の認知、未来の可能性を
    適切に切り離して考える


    生命活動
    個体として生き残り(睡眠や食)、種が繁栄(性欲)するための行動


    環境適合のための非連続性を担保

    怒り
    自分に敵対するものに対する反応

    孤独感
    集団行動による生命活動の維持

    不安
    生命活動の維持アラートと捉えて、自分で行動可能なものは事前に手を打ち行動できないものはフタをする

    情熱
    初速とやらない時との差分で捉える

    フラットな視点
    未来に目的があれば、矛盾に悩んだり他人の矛盾を攻撃するヒマはない

    明るい未来
    生命活動の原則を理解して、それに抗い思考し続けた先にある

  • 遺伝子に抗って思考するという非効率的な行為こそが、人類にとって唯一の希望。
    生命原則を受容した上で、主体的に思考して学習し前に進み続けることで、次々と現れる課題を解決できるはず。

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著者プロフィール

ジーンクエスト代表取締役。2010年京都大学農学部卒業。2013年東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻博士課程在籍中に、遺伝子解析の研究を推進し、正しい活用を広めることを目指すジーンクエスト(https://genequest.jp/)を起業。2015年同学博士課程修了。2018年株式会社ユーグレナ執行役員就任。受賞歴に経済産業省「第二回日本ベンチャー大賞」経済産業大臣賞(女性起業家賞)、「日本バイオベンチャー大賞」日本ベンチャー学会賞など。その他科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2015(ナイスステップな研究者)」、世界経済フォーラム「Young Global Leaders 2018」、フォーブス30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」、Newsweek「世界が尊敬する日本人100」に選出など。著書に『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか?』。

「2021年 『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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