インスタグラム:野望の果ての真実

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感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910063188

作品紹介・あらすじ

"・世界のビジネス書の頂点、「FT&マッキンゼー ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー2020」受賞!
・名だたる「年間ベストブック」を独占!(エコノミスト誌、FT誌、Fortune誌、Inc誌、他)
・世界初のインスタグラム本!
・創業者2人をはじめ、Instagram&Facebook幹部・社員200名以上に徹底取材!

インスタグラムはどこへ向かうのか――?
ビジネス、先端テクノロジー、そしてライフスタイルに革新をもたらし続ける世界最強のアプリ、インスタグラム。2012年にFacebookの傘下に入り、全世界ユーザー数20億人(日本国内3300万人)突破。
しかし親会社Facebookとマーク・ザッカーバーグによる執拗な介入、社内政治、そして各国政府の圧力により、その内側はぼくらの想像をはるかに超えたカオスに満ちている。
創業者2人はケタ外れの重圧をいかに乗り越え、いかに敗れ、そしていかに未来を見通しているのか――。
FT&マッキンゼー賞を始め、世界の名だたる年間ベストブック賞を独占! 苦難に立ち向かうすべての起業家、ビジネスパーソンに送る、2021年最高のビジネスブック。"

感想・レビュー・書評

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  • 1.最近インスタを始めたので、運営企業がどのような成り立ちなのかを知りたくて読みました。

    2.インスタグラムは今や発信媒体として欠かせないツールとなっております。そんなインスタグラムも創業者であるケビン・シストロムとマイク・クリーガーが2人で始めたビジネスにすぎません。「写真の共有」というコンセプトを基に、SNS業界に乗り込みました。 
    2012年には社員数が17人へと拡大していた状況下でフェイスブックに買収されます。本書では、創業者の2人がフェイスブックに買収される前と後の物語です。
    会社が大きくなるにつれて自分たちがやりたいことができなくなるという迷いとの葛藤が描かれています。

    3.ここまで急速に大きくなってしまうと自分の思い描いた通りの会社に教育することが非常に難しいのだと改めて感じました。変化を拒めば企業は衰退するし、個人を尊重しすぎると組織は崩壊する。社員が1つのビジョンに向かっていることは必須条件であり、この本ではフェイスブックとインスタグラムの会社対会社というわかりやすい構図で書かれていたことも面白かったです。

  • 今、最も旬な(と聞いています)SNS、Instagram。

    スタートアップからのあまりにも地道な作業と、無闇にユーザーを拡大するのでなく創業者のケビン・シストロムとマイク・クリーガーの美学を保ちながら成長する様を描く。

    ベンチャー、スタートアップ企業ってこういう感じなんだ、と興味深く読んだ。

    2人は性格もFacebookのザッカーバーグとはあまりにも対照的で、シャイで奥ゆかしい。

    セレブへの売り込み(ユーザーとなってもらうだけで対価は払わない)も押し付けがましくなく、そもそも世界的なミュージシャンのこともよく知らなかったりする。「ところであなたのお名前は?」と質問し、相手の答えを読んで、笑ってしまった。

    Facebookに10億ドルで買収された時点でInstagram社は広告も取っておらず、収入はゼロだった。インフラを整える段階では有志からの投資で回して、ビックビジネスに繋げる。オセロゲームみたいだ。

    Facebookグループになってからも美学を押し通し続け、アプリは成長を続けるが…。

    こういうジャンルの本は初めて読んだ。朝日新聞、ありがとう。

  • インスタグラムなどこれらSNSが数々発生、話題になり始めた頃から仕事柄もあり片っ端から試していたから、当時の記憶と合わさり、また今までの機能追加、Facebook、Twitter、Snapchatとの関係など、その時の内情が追え、興味深く読み進められた。

    いま自分のアカウントを見返したらインスタグラムはサービス開始半年後に初投稿をしてた。

    サークルなど数々出てきては消えていったサービス名が出てくるのも懐かしい。

  • 8章から読むと読みやすい
    インスタグラムの設立前から設立後の背景がとても詳しく書かれている
    内容はエッセイや運営状況など会社の中身である
    フェイスブックに買収される内容やジャスティンビーバーの投稿でサーバーの負荷がかかるなどは面白い
    また、インスタグラムはどういった投稿がウケるのか
    どういった投稿が流行っているのかなど設立者側の目線で語られているのが一番興味が惹かれた

    本書はとても文字数が多く、ボリュームが凄い
    流し読みで構わない内容ばかりなので、目に留まった箇所を重点的に読まないと終わらない

  • 会社の創業者となると、エネルギッシュでIT関連の知識が豊富なエキスパートで、合理的で、と言ったイメージがあったが、インスタグラムの創業者シストロムは芸術的、美的な感性を重んじる、人とのつながり、ユーザーを大事にする人間であり、IT創業者に対する自分のイメージを変えてくれた。
    インスタグラムには日々助けられているが、その文化をより一層大事にしようと思う。

  • 東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報(紙媒体)
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003593218

  • 前半より後半の方が読み応えあり。
    Twitter創業物語の次に読んだのだが、やはり会社の規模が大きくなると色々変わっていくんだな。どっちが良い悪いではなく。

  • 面白い。読めばフェースブックに対して悪いイメージを持つがその傲慢さに惹かれる人もいるのだろうな

  • インスタグラムについてというよりはFacebookとのやり取りとその買収劇の説明である。
     インスタの詳細とほんとうのところのアルゴリズムは書かれていない。スナップチャットとの競争などでわかるように、SNSの会社をめぐる話である。
     これを読んだからと言ってインスタグラムの研究はできないであろうが、インスタグラムの企業的な話を卒論で書く場合にはやくだつのかもしれない。

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著者プロフィール

サラ・フライヤー 「ブルームバーグ」誌記者。シリコンバレー企業のトップジャーナリスト。Facebook、Twitter、Instagramの創業者らをたびたび取材。彼女のFacebook取材記事はマーク・ザッカーバーグを召喚した米議会公聴会で度々引用されるなど、シリコンバレー企業の動向に影響を与えている。本書『インスタグラム』は名だたる賞を総なめにした。

「2021年 『インスタグラム  野望の果ての真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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