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- / ISBN・EAN: 9784910069036
作品紹介・あらすじ
わたしたちは、丈夫で美しい架構の住まいをつくります。
「住まい」は、古来より伝わる「木組」の架構が命です。
地震や台風に襲われる日本の家は、丈夫な架構でなければなりません。
また、「美しい」住まいは、架構や仕上げに「自然素材」をふんだんに使い、プロポーションの良い家だと思います。
人は「本物」の素材に囲まれていることで、心豊かに気持ちよく暮らすことができると思います。「本物」とは「本来の物」と考えます。「本来の物」は、むかしからつくられてきた「古民家」をみるとよくわかります。
住まいは、住む人の立ち振舞いを美しくする事ができる「用の美」つまり「機能」と「美しさ」を備えていることだと考えます。
控えめで暮らしの邪魔をせず細部にまでこだわるデザインを「美」ととらえ、実用的な間取りと性能の「用」は環境を壊すことなく、生活の変化を楽しむことができると考えます。さらに風景に溶け込み、原風景をつくる家づくりを私たちは「古民家」から学んできました。日本の伝統の「木組の家」と温熱性能を向上させることで、利便性を備えた快適な「住まい」が実現します。
わたしたちは、長く愛されて丈夫な「いつか古民家となる」ような、美しい家づくりを目指しています。
感想・レビュー・書評
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【資料ID】 72100097
【請求記号】 527/M
【配置場所】 普通図書
美しい”木組の家”づくりに懸けた建築家の”成果”と”主張”。
建築家である著者が事務所創設以来35年間多くの仲間たちと丹精込めて作り上げてきた日本独自の伝統構法による「木組の家」をとりまとめた「写真集」です。
外観からも内装からもその木のあたたかみや美しさが独特な魅力となり、写真を見ているだけで圧倒的に魅せられます。
木の香りを吸い込みたくて思わず深呼吸しそうになる。
”画像”として切り取られた窓から漏れるあたたかな夕時の暖色の灯り、午後窓から差し込む日光のひかりが、一層木組の家のゆっくりと流れる時間の中、美しい世界へとわたしたちを誘ってくれます。
是非手にとってご覧ください。詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
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