土に還る 野辺送りの手帖

  • ぷねうま舎 (2020年7月22日発売)
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  • 本 ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910154077

作品紹介・あらすじ

・ 「この村の土になりたい」、この言葉にこもる、いまは遠くなった生き心地を探して山を歩き、死者を訪ね、歴史に残る信仰の跡を探った記録です。

・ 死者を悼み、弔い、見送る……ここには、ある時代と社会の顔が現れます。死者をいかに遇し、死とどのように向き合うか、これを考えるために作家は、故郷福井県の山村に残る野焼きの習俗を訪ねます。そこには死者の面影を長く「心の手帖」に残し、生きてあることの「ぬくもり」を共に抱き合おうとする人びとがいました。

・ コロナ禍は、死者と生者の距離すらあけようとするのでしょうか。ポスト・コロナで、ぜひ回復しなければならないものとは。

感想・レビュー・書評

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  •  人生最後の儀式が葬儀。その儀礼には、死者の生の全体像が滲み出るはず。大切なものは、故人の尊厳か、残された人の癒しか。葬儀は文化。そして、その文化は変わり続けている。中島美千代「土に還る 野辺送りの手帖」、2020.7発行。

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著者プロフィール

福井県福井市に生まれる.
著書:短詩型評論『おんなの詩小箱』草苺叢書第7編(草苺短歌会, 1994), 『青木繁と画の中の女』(TBSブリタニカ, 1998), 『夭折の歌人 中城ふみ子』(勉成出版, 2004), 『釈宗演と明治──ZEN初めて海を渡る』(ぷねうま舎, 2018).

「2020年 『土に還る 野辺送りの手帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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