- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910154138
作品紹介・あらすじ
フランスの絵本作家、デデューが、いのちと水の循環を描いた紙芝居。
日々の現実の底を、たしかに流れ続けている、いのちのめぐりを、
そして、本当にリアルなものとは何かを、ユーモアたっぷりに語りかけます。
雪ダルマは ほかのだれよりも あそび上手。おどけたり、なぞなぞをだし
たり、おもしろい話をしてくれたりします。
でも、だんだん暖かくなると、雪ダルマから力が抜けて──
とうとうある日、リスが出会うと……雪ダルマは もう融けていなくなっ
ていました。
しかし、悲しみは続きません。
クマの先生が学校で リスとフクロウとハリネズミとウサギに教えてくれ
たから……雪は融けて水になり、水は自然に山から海へと流れていくと。
そして、
やあ みんな、と大きな声がきこえてきます。大きな入道雲の上に 雪ダル
マがすわっていたのです。
感想・レビュー・書評
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冬の空から初雪が舞う..この白くて冷たい感触..この光景に胸をときめかせる、厳しい自然界に生きる動物の子どもたち..リスにフクロウ、ハリネズミ、ウサギの子どもたちは、雪だるまを囲んでおおはしゃぎ・・・。森の学校のクマ先生に教わったのは 「雪は解けて水になり、水は自然に、山から海へと流れていく」と..「だったら、友だちの雪だるまにまた会える!」..子どもたちは、いかだを組んで海へと乗り出す..入道雲の上の雪だるまを発見! 「また初雪が舞ったら、みんなと会おうね!」・・・〝季節と共に、水はめぐり、命もめぐる〟
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オラフ。季節の移り変わりを感じさせてくれる素敵なお話。冬の終わりにまた読みたい。
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絵がかわいい気がして、図書館で展示してあるのを読んでみたけど微妙だった。
水の循環について子どもに教えたければ、別の本を探すのがいいと思う。 -
森のみんなは
雪ダルマといっしょに すてきな毎日を すごしてきました
でも もうすぐ春です
あたたかくなるにつれて 雪ダルマから 力がぬけていきました
そして とうとう……雪ダルマは とけて いなくなってしまいました
雪はとけて水になり
水は自然に 山から海へと 流れていく
と教わった森のみんなは 雪ダルマにあいに 出かけます
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いのちと水の循環をユーモラスに語りかける
厚みのある表紙を使った堅牢な造本
23cm×31cmの大型サイズ
ページいっぱいに描き込まれた動物の濃密な描写
動物の低い視点にあわせたダイナミックな構図
冬景色、夜、夜明け、雲……暗めの色調ながら暗さを感じさせない色づかい
フランスの絵本作家によるクリスマス三部作の一冊、原書は2016年刊
『雪ダルマは生きている』2021年1月
『雪ダルマ サンタクロースをさがして』2021年11月
『クリスマスに オオカミは』2021年11月