- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910154145
作品紹介・あらすじ
気づき・さとり・証、それはどういう経験のかたちなのか。井筒俊彦の思考の道を、その内側から精密にトレースする宗教的経験の現象学。意識と本質、言語と経験……このはざまにひろがる豊饒にして逆説に満ちた思索の場を歩み、イスラーム、ロシア、そして禅モデルと密教モデルなど、多元的な様相を具える宗教言語の詩的可能性を拓こうとする。
姉妹編『東洋哲学序説 西田幾多郎と双面性』近刊。
感想・レビュー・書評
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「二重の見」で読み解く井筒東洋哲学。
井筒俊彦入門として分かりやすい。
ウィルバー的に言えばevolutionとinvolutionの二重性。
華厳では理事無碍と事事無碍。
道元なら「水,水を見る」。
大乗なら「一に非ず,異に非ず」。
などなど,確かに東洋哲学には,
二重の見というモチーフが通底しているように思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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