息子のボーイフレンド

著者 :
  • U-NEXT
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本棚登録 : 428
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910207117

作品紹介・あらすじ

専業主婦の杉山莉緒(りお)(40)は、高校2年生の一人息子・聖将(きよまさ)からのカミングアウトをファミレスで聞き、衝撃を受けた。交際相手を自宅のランチに招いたところ、20歳で一流大学2年生の藤本雄(ゆう)哉(や)は非の打ち所がない好青年。母親を早くに亡くし、家事は勿論、祖母の介護までしている苦学生で、何より聖将に勝るとも劣らないイケメンだった。ひとまず二人の交際を認めた莉緒だったが、夫・稲男(いねお)(45)にはなかなか切り出せない……。聖将&雄哉、二人のひと夏の恋の行方やいかに? ほんのりあったかいホームコメディー!

感想・レビュー・書評

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  • こんな上手くいかないんだろうなーと思いながら、どストレートの人間なので楽しく読ませていただきました。創作だからこそのハッピーエンド。こんなふうにみんなが多様性を受け入れてみんなが幸せになれればいいよねー

  • 息子に「彼氏ができた。」と言われました。
    自らを納得させ…できるか!と親友(腐女子)に愚痴る母(腐女子)。そして息子のボーイフレンドと会うと彼は身も心もイケメンだった…。

    息子のお父さん(母の夫)の「他人ならいいけど息子がゲイなのはいやだ」という立ち位置とあと親友(腐女子)の息子の反応が、リアリティがありました。

    「孫はどうするの?」というのは書かれてなかったです。そこは令和っぽいなぁ。軽く読めるコメディ。面白かったです。でもちょっとまだファンタジーかな。これぐらいの世の中になってくれるといいですね。

    お母さんは学生時代、腐女子(女子校でBLを売る)かつリア充(LUNASEAやバンドが好き)というのはなんかピンと来なかったです。今ならアリなんでしょうけどお母さんが高校生の頃(25年前?)って腐女子に対してみんなそんなに寛容でしたっけ…。

  • 今まで読んできた本の中で1番のお気に入りの本になった。
    自分のジェンダーに対する考え方をもう一度見直すきっかけにもなる本だった。
    カミングアウトすること、そして、それを認めること、その人の存在を認めること、。
    「相手の立場になって考える」ということが自己満で終わってしまっているのかもと考え直した。
    とても読みやすく、自分の考え方を深くするきっかけになる、かつ、純粋な恋のストーリーに読んでよかったと思った。

  • 高校生の一人息子から「自分は男が好きだ」とカミングアウトされ動揺するリオ、昔、自分がBLにハマった罰だと思うとこが面白いが、父親の稲男やみやこのような「他人事なら理解を見せられるが、自分が絡んだら耐えられない」という反応が、きっと本来の世間の姿だろうな。だいぶLGBTに対しての理解はすすんだけど、親は飲み込めないよな…どうしてウチの子が、ってなってしまうのだろうな。心の問題は本当に難しいなぁ。

  • 自身も、夫と子どもが同性を好きになったら、と話し合ったことがあったり、LGBTを認めてほしいと考えていましたが、この話にも出てくるように、当事者家族に実際なってもそう考えることはできるのか。
    やっぱり、自分の家族だと違うんじゃないかと考えてしまいました。

  • なかなかファンキーな登場人物たちのお陰でクスクス笑って楽しめるコメディでありつつも、カミングアウトした側された側の心情をリアルに描いている。
    誰ひとりお手本や正解のような行動は出来ていないかもしれない。でもそれも含めて「受け入れる」ってことなのかもしれないなって改めて思う。ただ愛し合ってるだけなのに、差別されたり蔑まれたりして、それを恐れて存在を消して生きるなんて、例えそれが多数派にとって都合が良くても正しい訳がない。この作品はフィクションだから、言ってしまえば所詮都合の良い話でファンタジー。それだけかもしれない。でもそんなお話をひとつふたつと現実にしていけたらいいなと思っている。

  • LGBT法案の際に首相が法律じゃなく意識として根付かないと変わらないって言ってた気がするんですが、意識が変わるのは知識➕価値観が変わることを受け入れることなのかなとこの本を読んで思った。
    息子、息子の彼氏、母、父、母の親友の目線から語られる。
    受け入れられない一辺倒じゃなく受け入れたい認めたい複雑な気持ちなのかな
    日陰じゃなく木陰に守られてると言う言葉が印象的だった。
    子供の世代の気持ちも分かるし親の世代の気持ちもわかるから最後のお父さんの意見に第3の答えを見つけた気がして救われた気持ちになった

  • 腐女子、90年代バンギャを経てる息子持ちの私としてさらっと一気に楽しく読みました。ラストがドラマチックすぎたw
    息子3人いるから一人くらいはそういう感じになっても構わんかなぁとなんとなく思ってはいたけど、実際はそれはもう戸惑うだろうな。

  • 面白い

  • 息子が同性の恋人がいる事に困惑する両親。 サクサクと読みやすく、少女漫画を読んでいるようだった。 現実は、こんなに簡単に解決しないよなあと、思いながら、これからは、もっと世の中の理解が進む時代が来るのかもた感じた。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ロヨラ・メリーマウント大学院で映画・TV製作の修士号を取得。2008年、短編「雪の花」で第3回「Yahoo!JAPAN文学賞」を受賞、翌年、同作を含む短編集『雪の花』で作家デビューを果たした。ダークミステリー『暗黒女子』は話題となり、映画化もされた。他の作品に『絶対正義』『サイレンス』『ジゼル』『眠れる美女』『婚活中毒』『灼熱』などがある。

「2021年 『息子のボーイフレンド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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