本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910214030

作品紹介・あらすじ

韓国小説のつむぎ手たちによる
濃密な文学談義と彼らの素朴な日常の話。

作家が作家に聞く、ロングインタビュー集第2弾。
作家本人の声を通して知るもっと深い韓国文学の魅力――。

「(セウォル号事故の起きた)2014年になると、部屋を出てもう一度社会的責任というものについて考えをめぐらさざるを得なくなりました。
もうこれまでどおり斜に構えてはいられなくなった」(キム・グミ)

「私の小説の目的が見えるはずだ。ほかでもない、人間だ。それも、運命の暴力性に踊らされる人間」(チョン・ユジョン)

「時に真実は我々の心に突き刺さり、正直に伝えることが相手に痛みを与えるため、隠しておいた方がいい、と思えたりもする。でも、やはりそうじゃない。それでも真実だけが心の痛みを和らげてくれるんです」(コン・ジヨン)

「フェミニズムも同じで、私が20年前に書いた小説の中の問題意識をいまも人々は同じように感じている。だからこそ胸が痛みました」(ウン・ヒギョン)

「文学は宗教ではない。崇高な信念ではなく、技術を必要とする仕事だ」(チョン・ミョングァン)

インタビュー掲載作家
キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』
チョン・ユジョン『七年の夜』『種の起源』
コン・ジヨン『トガニ』『私たちの幸せな時間』『サイの角のようにひとりで行け』
ウン・ヒギョン『美しさが僕をさげすむ』『鳥のおくりもの』
チョン・ミョングァン『鯨』

.................................................................................
「クオン インタビューシリーズ」は、さまざまな芸術の表現者とその作品について、広く深く聞き出した密度の高い対話録です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『韓国の小説家たち Ⅱ』(キム・グミ、チョン・ユジョン、コン・ジヨンほか/著 呉永雅、カン・バンファ、斎藤真理子ほか/訳 クオン) – K-BOOK振興会
    https://k-book.org/yomeru/20210127/

    CHEKCCORI BOOK HOUSE / 韓国の小説家たち Ⅱ
    http://shop.chekccori.tokyo/products/detail/1999

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1979年、釜山生まれ。2009年韓国日報の新春文芸に「あなたのドキュメント」が当選してデビュー。
短編集に『センチメンタルも毎日だと』、『あまりにも真昼の恋愛』(すんみ訳、晶文社)、『たった一人のもの』、長編小説に『敬愛の心』、『愛しのメギ』、『ポクチャへ』、掌編小説集に『私はそれについてとても長いあいだ考えている』、エッセイに『愛以外のすべての言葉』などがある。申東曄文学賞、若い作家賞、現代文学賞を受賞。

「2021年 『韓国の小説家たちⅡ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

キム・グミの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×