死の自叙伝 (新しい韓国の文学 21)

著者 :
  • CUON
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910214214

作品紹介・あらすじ

死の次に訪れる時間のなかで
すすり泣くリズムたち

「あなたは既に死の中に生まれています」
光州民主化抗争やセウォル号事件など権力の暴力や怠慢によってもたらされた死、そしてすべての無念な死に捧げた「死の自叙伝」49篇と長詩「リズムの顔」。
韓国フェミニズム詩の旗手金恵順が奇抜なイメージ、スピード感、時にグロテスクですらある力強さを存分に発揮し2019年に<詩壇のノーベル賞>と称されるカナダのグリフィン詩賞をアジア人女性として初めて受賞した詩集。

残された者の痛みを抱く詩人は、死後の物語を追いかける。
わたしたちの生は、不完全な死だと告げながら。 三角みづ紀(詩人)

感想・レビュー・書評

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  • とても不思議な世界だった。
    独特のリズム。渦巻くようなドス黒さ。
    グロテスクな表現。
    死のスパイラルに巻き込まれてしまいそう。
    憎しみや悲しみやそれらを凌駕するような感情の渦を、
    ずしんとくるような重たい言葉で繋いでいる。
    それでいて軽快。
    それゆえ、くるしい。

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著者プロフィール

著者 金恵順〔キム・ヘスン〕
1955 年慶尚南道蔚珍生まれ。
詩人、評論家、ソウル芸術大学文芸創作科教授。文学博士。
大学在学中に東亜日報新春文芸に評論が当選し、卒業後の1979 年に季刊誌『文学と知性』で詩人として出発して以来、現在に至るまで韓国フェミニズム詩人の代表走者として活躍してきた。
これまでに『また別の星で』『カレンダー工場の工場長さん、見て下さい』『悲しみ歯磨き 鏡クリーム』『花咲け!豚』『翼の幻想痛』など十数冊の詩集のほか、詩論集を刊行している。金洙暎文学賞、素月詩文学賞、未堂文学賞、大山文学賞を受賞し、『死の自叙伝』英語版によって2019 年グリフィン詩文学賞(The Griffin Poetry Prize)を受賞した。

「2021年 『死の自叙伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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