くらすたのしみ

著者 :
  • millebooks
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本棚登録 : 119
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910215051

感想・レビュー・書評

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  • 甲斐みのりさんが、様々な媒体に掲載したエッセイや、これまで発売されたエッセイ集から「暮らし」をテーマにしたものを集めて再構成した一冊。
    今更だが、甲斐さんの文章のみの本を初めて読む。改めて、美しくときめきに溢れた文章に、うっとり。幼い頃の思い出や学生時代のエピソードなど、甲斐さんのバックグラウンドに触れることができたのも嬉しかった。世代が近いから、Oliveや斉藤由貴、銀色夏生のエピソードはツボでした!
    甲斐さんの著作はたくさんあるためなかなか全てを追いきれず、もう手に入らないものもあるため、今回のエッセイは過去作を抜粋した「ベストアルバム」的作りでありがたかった。
    おしゃれ、旅、本、音楽…といった乙女カルチャー絡みの章は勿論大好きなのだが、今回印象に残ったのは「猫と富士山」の章。静岡の実家、父の俳句、愛猫ビドと甲斐さんの甥との、微笑ましくも切ないエピソードは胸に沁みた。
    「迷いながらも衣食住を営み、働き、学び、遊んで、寛ぎ、繰り返す日々の中にときどきご褒美みたいな出来事が待っている。」
    甲斐さんに倣って、私なりに「好き」を見つけながら日々を楽しめたらなと思えたのだった。

  • 著者はものが好きな人で、身の回りをきっと好きなもので満たしていて、わたしも少し前はそうだったから気持ちがよくわかる。
    大切にしてくれそうな人に譲ったり、お土産の選び方だったり、いいなと思う考え方がたくさんあった。

    ただ、「友人」だったり「友達」だったりといった統一の取れてなさ、誤植が目立ってもったいない。もうちょっとちゃんと編集して……

  • 整える、手入れする、愛情を注ぐ。

    ものが捨てられないのは、それに付随した思い出を手放すのがこわいから。
    というところには大いに共感。
    写真を撮ってからお別れする、自分より大事にしてくれる人に譲る、なるほど今度実践してみようかな…

    ミニマルな暮らしも流行っているけれど、かわいいもの好きなものを少しずつ手元に集めてはそれを愛でて生きていくのにも憧れます。
    これから30代、40代と経ていくにつれ、自分なりの「好き」を大切にしながら、本当のお気に入りだけに囲まれている自分を想像すれば、歳をとるのを悪くないかも、むしろかなり楽しみかも…と感じられる1冊でした。

  • 物との向き合い方について
    考えるきっかけになった。

    必要な時にパッと取り出せる
    管理できるだけの量のものを
    所有する。

    自分以上にそのものを役立ててくれる人には惜しみなく譲る。

    素敵な考え方だと思った。

  • 暮らしを軸に、様々な媒体から集められた一冊。

    家具とかインテリアとか間取りとか大きくとっかかりやすいものより、
    自分の暮らしに根付いている、好きなこと、大切に思っていること(伝統・古き良きものなど)に重きを置き、迷いながらも、ポリシーを確立させていきながら暮らしている雰囲気から、すごく芯の通った人だろうな…ということが想像できる。

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著者プロフィール

エッセイスト。旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。和歌山県田辺市や、宮崎県川南町はじめ、自治体の観光案内パンフレットの監修も手がける。著書は『くらすたのしみ』、『にっぽん全国おみやげおやつ』など40冊以上。

「2021年 『Tea Time 11』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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