こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか? (犬てつ叢書 1)

制作 : 犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話) 
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910238005

作品紹介・あらすじ

“みんなのいる意味を感じるところ。 新しい世界に踏み出せる場所。”
(小5の参加者の声)

こどもと大人が一緒に対話し、紡いできたてつがくじかん。
愛知と岐阜の県境、悠々と流れる木曽川のほとりにある犬山で生まれた犬てつの、宝物のような三年間のドキュメント。

「犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)」が活動をはじめたのは、てつがく対話がまだ一般にはほとんど知られていない2017年のこと。てつがく対話についてまったく知らないこどもと大人たちが、進行役に導かれながら手探りでの対話をはじめます。
多岐にわたるテーマで行われたてつがく対話のつぶさな記録では、問い、考え、聴かれ、問い返されるという繰り返しのなかで、大人もこどもも自分とは違う意見をもった他者や新たな自分を見出し、対話の楽しさや深さ、難しさに目覚めていく様子が浮彫りになっています。

わたしたちは他者と対話し、協働する術をあまりにも学んできませんでした。
犬てつでは、言葉がいまだ不十分であるからこそ、身体的な感覚や想像力を鋭敏に研ぎ澄ませた「こども」という媒介者がいることで、大人だけの対話とはまた一味違う、本質的な対話がひらかれていきます。こどもと大人がたがいの意見に耳を澄まし、世界にいつもとは違うまなざしを向け、ともに考えることを通じて、自由や民主主義の本質を問うような対話も芽生えてきます。

犬てつでは思考の自由を獲得するため(それは往々にして不自由を発見することでもありますが)、思考に直接関係あるとされる言葉だけに限らない、「触る」「聴く」「見る」という身体性にフォーカスした対話も行ってきました。

さらに、「てつがくすること」をより広い視点から考えるため、第一線で活躍する四人の哲学プラクティショナーに、「てつがくするとはどういうことか?」についての論考を寄せていただきました。一人ひとりのなかにある小さな哲学の声を聞き取り、他者にとっての他者である自己をみつけ、自分の生きている基盤を問い直す。てつがくすることに真摯に向き合った、それぞれの「てつがくする」あり方が見えてきます。

哲学対話のノウハウ本とは一線を画する、てつがくすることの意味を一から問いなおす、これまでになかったような実践の書。てつがくすることの夢と希望がつまっています。

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犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)は日常のなかで浮かび上がる問いについて、「てつがく対話」を通じてこどもと大人が一緒になって、じっくり考え対話する場です。愛知県犬山市を拠点に2017年より活動をはじめ、2018年に市民活動団体となりました。

著者プロフィール

ミナタニアキ
犬てつ主宰/インディペンデントキュレーター。高校を二年で中退し、京都で一年間暮らす。大検を受け、翌年東京大学入学。文学部を卒業後、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ美術科Certificateコース修了、東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻博士課程単位取得退学。美術館で学芸員として働いたのち、フリーランスで展覧会のキュレーション、執筆、編集などの仕事を行う。2009年に犬山市に移住。楠本亜紀としての仕事の傍ら、2017年より地域に根差した活動の可能性を探ろうと、ミナタニアキの名義で犬てつの活動をはじめる。過去、現在、未来が複雑に交差する場を対話と想像力を通じてほぐし、編んでいくような創造的な活動を行なうことを目指している。

「2020年 『こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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