ハヨンガ: ハーイ、おこづかいデートしない? (ajuma books)

  • アジュマ
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910276007

作品紹介・あらすじ

映画化版権契約完了! 誰であれ、私の体を私の許しもなく見た者はただじゃおかない! 元祖「n番部屋」といわれた17年間つづいた韓国最大アダルトサイトを爆破したフェミニストたちの勝利を題材にしたドキュメンタリー小説。実在するもっともわきまえない野蛮なオンラインフェミニスト集団「メガリア」VS韓国最大アダルトサイト「ソラネット」。実際にあったこの戦いは韓国の世論を巻き込み国を動かしていった。デジタル性暴力を社会問題にした韓国フェミニズムはどう闘ったのか!

感想・レビュー・書評

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  • 韓国アダルトサイトを閉鎖に追い込むドキュメンタリー小説 「女性が共に闘えば世の中を救う」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
    https://dot.asahi.com/aera/2021090900081.html?page=1

    vol.20 ハヨンガ~デジタル性暴力~|女性共同法律事務所
    https://www.josei-law.com/archives/2751/

    「ハヨンガ」 怒りを力に変える 抗体のように 朝日新聞書評から|好書好日
    https://book.asahi.com/article/14427478

    ハヨンガ | アジュマブックス
    https://www.ajuma-books.com/%E3%83%8F%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%82%AC

  • 泣きながら読んでしまった。私たちは一体いつまでこんな恐怖に怯えながら生きていかなくてはならないんだろう。

  • フィクションだと思っていたらドキュメンタリー小説だったんだ。デジタル性暴力の温床「ソラネット」を撲滅した韓国女性たちの戦いを描いたものだった。解説で初めて知ってショックを受けたのは、韓国にAV産業はないということだった。だから韓国で通報したらそれは日本のAVだったりするらしい。とても複雑な気分だ。日本軍のアジアでの性暴力を減らすために慰安婦を設けたことと通じるものを感じる。官製でないだけ救われるのだけれど。

  • 今韓国のフェミニスト系の本がキテいる中、この本はぜひ読んで欲しいと思った小説。
    実際にあった「ソラネット」という韓国のアダルトサイトに対して女性蔑視にうんざりしている女性集団の戦い。
    ジスという広告代理店でインターンをしている女性とその同期、ジスの親友のそれぞれの視点からこの物語が展開していく。
    ジスは最初周りへ意見をあまり言わず、周りのインターンとも仲良くやりながら過ごしていたが、男性からの差別的な発言や身の周りに起きていることに対して不快に感じ始める。そしてどんどん自分の意見を言うようになり、インターンの仲間とも喧嘩する事態が起きるくらい目覚める。
    ごく一般的な韓国人女性3人が様々な男性からの嫌がらせや性暴力に対して恐怖や苛立ちを感じながらそれぞれ戦っていく、強い女性になっていく。
    一見さわやかな見た目の上司がソラネット上では集団レイプをしている可能性が発覚されたり、バイト先の塾長がお酒に睡眠薬を盛ってモーテルで意識朦朧としているのにも関わらず性行為をして動画としてソラネットにアップしたり、同じマンションの高校生が盗撮などなど…どんな見た目をしていても本性が分からないので、男性不審になりながらも、いかに身近な人からの被害がとても多いというメッセージとして受け取れた。
    話の中で集団レイプの勧誘する投稿に対して警察へ電話して連絡するが、警察が動いてくれないし、動こうとしなかったが、そもそも日本でそのようなことが起きた場合にみんな警察へ連絡するのか?と言う疑問と動いてくれない警察はとても日本と似ている部分だろうなと思った。
    そしてソラネットに上がっている投稿や言動がとてもショッキングで信じられない物ばかりだった。すぐに雑巾女やキムチ女、女性をモノとしか見ていない発言が多くて、潜在的に思っていることや社会的に表でそのような発言ができないが、そのサイトでは何でも書き込んでOKという風潮が日々の鬱憤を晴らしているようにしか思えない。
    浮気した彼女を酔わせて復讐のためにソラネットの知らない男たちに声かけたり、隠し撮り、などなどの投稿があることにショックを受けた。
    韓国では雑巾女、キムチ女などネガティブなレッテルを貼られることがあり、『82年生まれ、キム・ジヨン』でも話されていたが、女性に対する肩書きがつけられることが多いのかな、という印象がある。
    韓国ドラマでは気が強い女性像が多いイメージですが、それだけ女性への目線が厳しいように思える。
    日本と似たように周りの目線を気にする文化はそうなってしまうのかなとも思う。

  • 売春女のドキュメンタリーだと勘違いして手にした本だった。あまりの衝撃的な内容でしかも実話をもとにして書いた本と知り二度衝撃を受けた。
    韓国人の癇癪持ちは有名な話で、登場する人物の感情の激しさや言葉遣いにやきもきしていたが、内容がそれを凌駕しているので途中で気にならなくなる。
    内容にも驚くが、それ以上に韓国人の進学、就職に対する向上心には感心する。日本人見てるとほんと平和ボケ過ぎて呆れるくらいだ。サッカーW杯見るために退職するやつとか舐めてんの?って言いたくなる。
    男尊女卑の傾向は韓国だけでなく、いまだ日本でも根強く残っているし、アダルトサイトへのリベンジポルノも日常だ。読んでいると男であっても男死ねよって思いたくなる。まぁAVのタイトル見てるといかに男性がそっち方面好きかも露呈しているわけで、まさに獣としか言いようがない。日本でも大学生が後輩に酒を飲ませて集団レイプとかも明るみになっていないだけでいくらでもあると思うし、性犯罪者は年々増えている。デジタルカメラ=スマホが性犯罪を助長しているといっていいくらいで誰か起訴すりゃいいのにとさえ思ってる。女性に明るい社会をと願わずにいられない。
    実在するメガリアの有志に喝采を!

  • 途中から読むのが辛く、苦しくなってきだが、目を背けてはいけない問題だと思った。

  • フラッシュバックの可能性があります
    それくらいリアル、そうだよね、これ現実だもん

  • 韓国で起こった実際の事件が題材で犯罪は本当に許し難く、悪質で恐ろしくなりました。しかしそれにネット上でも果敢に立ち向かって行く様子がスリリングに描かれていました。ネット上の犯罪がエスカレートしてゆくのに警察が対応が出来ず徐々に女性達が連対し自警団的に動き出さなければならない程被害が深刻だったのでしょう、そして後に法整備まで至るけれどそれでも未だネット上に拡がる誹謗中傷や差別、ヘイトが後を立たない。加害者を擁護する気は毛頭ないが、それもこれも抑圧され社会が押し付ける役割から弾かれまいとそういう気持ちが結局弱い立場のものに向かってしまう構図なのだろうか...

  •  韓国で起こった性犯罪にを題材にした小説。実際に起きた事件をそのまま小説にしたらしい。女性たちがみんなで力を合わせて男たちに立ち向かい、犯罪的なポルノサイトを閉鎖に追い詰めるという物語だが、男性と女性で受け取り方がだいぶ違いそうな小説にも見えた。

  • 4.37/110
    『これは、フェミニストの勝利の記録。
    ハヨンガは、実在した韓国最大のポルノサイト「ソラネット」を、「爆破」した女性たちの物語です。「フェミニズムドキュメンタリー」という分野で、事実をベースに、実際に闘った女性たちへの取材をもとに描かれました。
    オンライン上での性暴力、性暴力表現を取り締まる法律が一切なく、「表現」として、また「男性のお遊び」として長年放置されてきたソラネットが、構造的な性暴力であることを告発して、オンライン上で闘った名も無い若いフェミニスト・アクティビストたちの闘いです。
    ​2020年、韓国社会を揺るがした「n番部屋」事件は、このソラネットの「模倣犯」とも言われていました。潰しても潰しても、また生まれてくるネット上での性犯罪に正面から向き合う韓国の運動、その背景にある韓国フェミニズムの空気がここにあります。
    作者は、90年代に二〇代の女性たちが中心となって発行した韓国フェミニズム雑誌「if」の元編集長のチョン・ミギョンさんです。実際にソラネットをみたときの怒りが本書を記すきっかけになっています。韓国フェミニストの底力とシスターフッドの強い思いを感じられる本。しかも「勝利の記録」です。』(「アジュマ ブックス」サイトより)


    冒頭
    『風のない十月の、週末の夜だった。首都圏の新都市・チョルジュ最大の繁華街にふさわしく、ムホ駅交差点はありとあらゆるもので溢れかえっていた。』


    『ハヨンガ: ハーイ、おこづかいデートしない?』
    著者:チョン・ミギョン
    訳者:大島 史子
    監修:李 美淑
    解説:北原 みのり
    出版社 ‏: ‎アジュマ
    単行本 ‏: ‎384ページ
    発売日 ‏: ‎2021/6/5

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著者プロフィール

チョン・ミギョン 정 미 경
作家。政治学科で女性学を学んだ後「フェミニストジャーナル イフ」編集長を経て、粛宗王時代のムーダン女性の純粋にして不吉な謀反の夢を素材とした長編小説『大雨』で2017 年第13 回世界文学賞優秀賞を受賞。エッセイ『男はチョコレート』『私の可愛い君』などがあり、2020 年韓国文化芸術委員会文学創作基金の支援対象に選ばれた。

「2021年 『ハヨンガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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