ハヨンガ: ハーイ、おこづかいデートしない? (ajuma books)

  • アジュマ
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本棚登録 : 98
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910276007

作品紹介・あらすじ

映画化版権契約完了! 誰であれ、私の体を私の許しもなく見た者はただじゃおかない! 元祖「n番部屋」といわれた17年間つづいた韓国最大アダルトサイトを爆破したフェミニストたちの勝利を題材にしたドキュメンタリー小説。実在するもっともわきまえない野蛮なオンラインフェミニスト集団「メガリア」VS韓国最大アダルトサイト「ソラネット」。実際にあったこの戦いは韓国の世論を巻き込み国を動かしていった。デジタル性暴力を社会問題にした韓国フェミニズムはどう闘ったのか!

感想・レビュー・書評

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  • 韓国アダルトサイトを閉鎖に追い込むドキュメンタリー小説 「女性が共に闘えば世の中を救う」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
    https://dot.asahi.com/aera/2021090900081.html?page=1

    vol.20 ハヨンガ~デジタル性暴力~|女性共同法律事務所
    https://www.josei-law.com/archives/2751/

    「ハヨンガ」 怒りを力に変える 抗体のように 朝日新聞書評から|好書好日
    https://book.asahi.com/article/14427478

    ハヨンガ | アジュマブックス
    https://www.ajuma-books.com/%E3%83%8F%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%82%AC

  • 泣きながら読んでしまった。私たちは一体いつまでこんな恐怖に怯えながら生きていかなくてはならないんだろう。

  • フィクションだと思っていたらドキュメンタリー小説だったんだ。デジタル性暴力の温床「ソラネット」を撲滅した韓国女性たちの戦いを描いたものだった。解説で初めて知ってショックを受けたのは、韓国にAV産業はないということだった。だから韓国で通報したらそれは日本のAVだったりするらしい。とても複雑な気分だ。日本軍のアジアでの性暴力を減らすために慰安婦を設けたことと通じるものを感じる。官製でないだけ救われるのだけれど。

  • 今韓国のフェミニスト系の本がキテいる中、この本はぜひ読んで欲しいと思った小説。
    実際にあった「ソラネット」という韓国のアダルトサイトに対して女性蔑視にうんざりしている女性集団の戦い。
    ジスという広告代理店でインターンをしている女性とその同期、ジスの親友のそれぞれの視点からこの物語が展開していく。
    ジスは最初周りへ意見をあまり言わず、周りのインターンとも仲良くやりながら過ごしていたが、男性からの差別的な発言や身の周りに起きていることに対して不快に感じ始める。そしてどんどん自分の意見を言うようになり、インターンの仲間とも喧嘩する事態が起きるくらい目覚める。
    ごく一般的な韓国人女性3人が様々な男性からの嫌がらせや性暴力に対して恐怖や苛立ちを感じながらそれぞれ戦っていく、強い女性になっていく。
    一見さわやかな見た目の上司がソラネット上では集団レイプをしている可能性が発覚されたり、バイト先の塾長がお酒に睡眠薬を盛ってモーテルで意識朦朧としているのにも関わらず性行為をして動画としてソラネットにアップしたり、同じマンションの高校生が盗撮などなど…どんな見た目をしていても本性が分からないので、男性不審になりながらも、いかに身近な人からの被害がとても多いというメッセージとして受け取れた。
    話の中で集団レイプの勧誘する投稿に対して警察へ電話して連絡するが、警察が動いてくれないし、動こうとしなかったが、そもそも日本でそのようなことが起きた場合にみんな警察へ連絡するのか?と言う疑問と動いてくれない警察はとても日本と似ている部分だろうなと思った。
    そしてソラネットに上がっている投稿や言動がとてもショッキングで信じられない物ばかりだった。すぐに雑巾女やキムチ女、女性をモノとしか見ていない発言が多くて、潜在的に思っていることや社会的に表でそのような発言ができないが、そのサイトでは何でも書き込んでOKという風潮が日々の鬱憤を晴らしているようにしか思えない。
    浮気した彼女を酔わせて復讐のためにソラネットの知らない男たちに声かけたり、隠し撮り、などなどの投稿があることにショックを受けた。
    韓国では雑巾女、キムチ女などネガティブなレッテルを貼られることがあり、『82年生まれ、キム・ジヨン』でも話されていたが、女性に対する肩書きがつけられることが多いのかな、という印象がある。
    韓国ドラマでは気が強い女性像が多いイメージですが、それだけ女性への目線が厳しいように思える。
    日本と似たように周りの目線を気にする文化はそうなってしまうのかなとも思う。

  • 途中から読むのが辛く、苦しくなってきだが、目を背けてはいけない問題だと思った。

  • フラッシュバックの可能性があります
    それくらいリアル、そうだよね、これ現実だもん

  • ドキュメンタリー小説。
    アダルトサイトを閉鎖に追い込み
    女たちのための解放区を誕生させる。
    それは小説として書かれている以上に大変なことだったと思う。
    大島史子さん翻訳のお陰で読みやすく
    チョンさんの思いがストレートに伝わってきた。

  • 性犯罪をおかした人が絶対的に悪い。
    それ以上でもそれ以下でもない。
    これがしっかり浸透してない気がする。

    例えば、そもそも痴漢がいなければ女性専用車両は存在しなかったかもしれないし冤罪も生まれなかった。だとしたら元々の原因は痴漢がいるからでは?


    いや、肌の露出が多かったから。
    だって酔っぱらって寝ていたから。
    なんて戯言を言い訳にする人が存在してきたと思うが
    それが性犯罪をおかしても良い理由になると本気で思ってるの?ちゃんと本人に確認した?OKもらった?




    なんて偉そうなことを書いているが、読んでる最中は
    登場人物のこれからもまだ続く人生を想像して絶望し落ち込んだ。同時に抑えきれない程の強烈なムカつきを覚えた。ただ、じゃあ自分がAVを1度も見たことがないのか?と問われればそうではないので、しょせんあなたもそっち側じゃない!と言われているようで
    苦しいし申し訳ない感覚がピッタリ貼り付いたままで読み進めるのはなんとも言えない気分だった。





    もちろん犯罪者の中には個人個人のバックボーンをしっかり把握する事で見えてくるそうせざるを得なかった原因がある場合があるのは理解している。



    今更ながら本書の感想としては色々あったファヨンのプレゼンでオレンジチーズタルトを半分こさせる相手を知った時は、あまりに強い感動に隣に人がいるのにあやうく落涙&声をもらしかけた。

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著者プロフィール

チョン・ミギョン 정 미 경
作家。政治学科で女性学を学んだ後「フェミニストジャーナル イフ」編集長を経て、粛宗王時代のムーダン女性の純粋にして不吉な謀反の夢を素材とした長編小説『大雨』で2017 年第13 回世界文学賞優秀賞を受賞。エッセイ『男はチョコレート』『私の可愛い君』などがあり、2020 年韓国文化芸術委員会文学創作基金の支援対象に選ばれた。

「2021年 『ハヨンガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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