- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910364025
作品紹介・あらすじ
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感想・レビュー・書評
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リフレ派を代表する2人の対談本。普段からこの2人のSNSなどはよく見ているし、2020年経済書No.1ということで興味津々だったので2日で読み終わった。
特にMMTへの批判が濃密に書かれていて面白い。これまで緊縮派の反対側の過激派くらいにしか認識していなかったが、もっと細かく知ることができた。100%理解できたわけではないので、また読み直してみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうすれば再び日本経済が成長するか知りたくて読書。
経済学科卒なのに経済が不勉強なので常に学び続けないと…。と反省から述べるが、1日本国民として1消費者として1経営者として、なぜ日本は30年以上も経済成長できないのか。
著者たちのような建設的な研究者がたくさんいるにもかかわらず。
そもそも市場経済とは、戦争とか自然災害とかで国土が荒廃しない限り、無策であっても右肩上がりで成長してくものとされる。
日本が30年も成長なしの横ばいなのは、経済や政治ではないまったく異なる抜本的な要因があるのではないかと勘ぐってしまう。
日本で経済が成長しているという体験はなかったが、それを生活拠点としていた中国で経験してしまったくらいだ。
MMTは勉強になった。
この章で名指しで糾弾されていた大学院の教授は、学者の前に人として問題があると思っているので読んでて爽快だった。
髙橋洋一氏は、金融政策とは雇用であると主張している。国家経済の成長を左右するマクロ経済とは、金融政策と財政政策のみだとシンプルに断言する。
それにしてもマクロ経済をまったく理解していない政治家が多いことは問題だ。
目先の選挙に勝つことを考えたらミクロに走るのはわかるけど、それでは、毎月、毎年のバランスシートへ目を配り、資金繰りがショートしないように経営するのでミクロになりがちな経営者と同じだ。
マクロ経済学の知識を広く増やすためにも勉強を積み重ねていきたい。
読書時間:約1時間5分 -
再起動?
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高橋 洋一先生著