それでもあなたは美しい オードリー・ヘップバーンという生き方 再生版

  • ブルーモーメント (2020年12月7日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910426013

作品紹介・あらすじ

ブルーモーメント公式ショップでご購入された方はオリジナルパンフレット等がついてきます。

ぜひご覧ください▶︎ https://bluemomentshop.com/



「オードリーの人生は、はっきりと、美しい。 本人がどんなに、そんなことない、と謙遜しようとも、美しい。 とくに人生の終盤は、胸うたれないではいられない。」(序章より)



「永遠の妖精」として世界中から愛され、現在も愛され続けている女優。

数々の映画で栄光を手にし、結婚もし子どもも産み、晩年はユニセフの活動に専念した 彼女は多くの女性たちの最高のロールモデルとなっています。

けれど、どれだけの人が知っているでしょう。

オードリー本人はコンプレックスをかかえ、自分に自信がなく、愛に飢えていたことを。それなのに、なぜ、あんなに美しく凛と した人でありえたのか、その理由を。

本書にはその理由がオードリーの生き方そのものを通して語られています。



2012年に出版された「オードリー・ヘップバーンという生き方」の再生版。本文、装 丁、写真、すべてがさらに美しくなって蘇りました。



容姿にコンプレックスのある人、自分に自信がもてない人、愛に失望している人、それ でも人生を諦めたくない人......、そして真の美しさを知りたいすべての人に贈る、あたた かな色彩にいろどられた一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 人の魅力は容姿だけではないんだと、内面からあふれる輝きが人を魅力的にするのだと、改めて自分自身を見つめ直す機会になった。オードリーの生き方にふれ、紡いだ言葉を知ることで、愛すること、愛し続けることの難しさと尊さを感じることができた。

  • 本屋でたまたま見かけて購入した本。
    永遠の憧れであるオードリーヘップバーンはため息が出るほど美しく、可憐で女性の永遠の憧れ。晩年は慈善活動をしていたという完璧なイメージであったが、この本をきっかけに読めば読むほど人間らしさを感じて時には胸がつまる部分もあった。
    何よりも愛を求め、孤独を感じ、繊細さもあり、波瀾万丈な人生だなと思った。
    あの美しさは内面の芯の強さと優しさと様々な人生経験をしたからこそ生まれたものなんだなとこの本を読んで感じた。オードリーの映画をもっとみてみたいと思った。

  • 自分のコンプレックスとの向き合い方に魅力を感じました。映画も見てみたいな〜‼︎

  • 若い頃何度も観た「ローマの休日」などで華やかなドレスを身にまとうオードリー。晩年、ユニセフの活動でテレビで見たシックなパンツ姿のオードリー。どちらのオードリーも凛としてとても美しかった。この美しさは決して外見だけ磨いても作れないということをこの本を読んであらためて感じた。

  • ブルーモーメントさんのインスタ拝見させていただき、投稿に惹かれて購入しました!
    ローマの休日を観た時にこんな綺麗な女優さんが存在したんだと感動したこともあり、オードリーヘップバーンのシリーズから読んでみることにしました。

    オードリーが女優として大成功した裏側には、両親の離婚、戦争、自身の流産や離婚の経験など、たくさんの苦労があったことを初めて知りました。
    有名なブランドのジバンシィと交流があったことや、彼女のために作られた香水ランテルディが「彼女以外の人が使うのを"禁止"」という意味で名付けられた、というエピソードもこちらを読んで知れました。

    晩年は女優としての輝かしいキャリアを活かし、途上国の現状を世界に知ってもらうためにユニセフの活動を始め、「自分がなぜ有名になったのかわかった」と使命感をもち活動されていたところに心動かされました。

    本のかわいらしい装丁やオードリーのしとやかさでとても癒やされる一冊でした。他のシリーズもぜひ読みたいです!

  • 弱さとは、強さとは。

    終始美しく徹底されているこの本。でも人の(私の)、美しさとは、なんなんだろう。強さとか、ヴェールとかそれって一体なんなんだろう。

    “あなた”が“わたし”に変わるまで、問いかけていく、考え続ける、あなたにも贈りたいから、一緒にどうか、生きていこうね。

  • 歳を重ねていくうちに悟ってしまうことがある。
    努力しても手に入らないものがあること、達成できないことがあること。
    そしていつしかその存在を疑うことになり、信じられなくなる。愛だとか希望だとか、期待しちゃいけないと。
    私は彼女の信じる力に感銘を受けた。
    2度の離婚、度重なる流産、飢餓に苦しむ子ども、戦争。
    理想とはかけ離れた世界で、それでも愛を信じ、与え、最後にやっと愛されていることを感じられた人、辛い現実から目を逸らさずに平和への希望を諦めなかった人。

    品というベールを纏い、周りには見せなかったオードリーの心の内を少し垣間見れたような本だった。

  • 自分のことを自分がよくわかっているところがかっこいい☺︎

  • オードリーがクリスマスに子どもとロバートに読み上げた詩がとても素敵だった。
    特に、"魅力的な唇になるために、やさしい言葉を話しなさい。愛らしい目をもつために、人のよいところを探しなさい。"というフレーズが心に刺さった。いつか子どもができたら、こう教えたいと思った。

    "笑わせてくれる人が大好き。この世で一番すてきなことは笑うことだって本気で思います。笑えば、たいがいのことは忘れられます。たぶん、人として一番大切なことだと思います。"
    このオードリーの言葉に大共感した。日常生活でも笑えば悩みや疲れが吹き飛ぶから、自分が周りを笑わせていきたいと改めて思った。

    オードリーの言葉や行動はどれも"気品"が感じられ、だからこそ世界中の憧れになったんだろう。
    私には真似できないけど、私なりの存在の色彩を放つことを意識していきたい。

  • 「ローマの休日」で初めて出会ったヘップバーン。
    こんなに美しい女性がこの世にいるのか、と惚れ惚れして見入っていた。しかし、この本を通して彼女の抱えていた悩みや壮絶な人生に触れるたび、この人の美しさは外見ではないのだと強く感じた。
    ケネディ大統領は「ローマの休日」を何百回も繰り返し見ることで心の癒しとしていた、と聞いたことがあるがこの本を読んでその気持ちがわかるような気がした。この本は私に、ヘップバーンを通して元気と勇気をくれる。愛読していきたいと強く思う。

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著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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