ウルトラニッチ 小さな発見から始まるモノづくりのヒント (freee出版)

著者 :
  • 日販アイ・ピー・エス
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本棚登録 : 110
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910653006
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作品紹介・あらすじ

最狭のスモールビジネスで、無競争の世界へ!


ニッチをさらに絞り込んだ、スモールビジネスの新概念――“ウルトラニッチ”。

小さな発見、小さな疑問、小さな違和感を起点に、これまでにないアプローチ“ウルトラニッチ”で市場を拓く新時代のモノづくりのパイオニア10人をピックアップ。

スプーン作家、動物専門の義肢装具師、直径1.7㎜の極小部品まで手作りする独立時計師など、自らのアイデアと努力でウルトラニッチな市場を生み出したそれぞれの足跡とは?

各自の想いやストーリーだけでなく、金銭面などの経営のリアルも描くことで、
新しい生き方やスモールビジネス経営の実際が見えてきます。

各章ごとに、経営学者であり一橋ビジネススクール教授の楠木建さんの鋭く本質を突いた解説コンテンツが入ることで、「小さな発見」からモノづくりやスモールビジネスを生み出す構造やヒントもより分かりやすく!

本書籍は、クラウド会計ソフトを提供するfreeeが始めた出版レーベル「freee出版」の創刊第1弾でもあります。
個人事業主や中小企業などスモールビジネスに携わる人が、より自由に、より自分らしく経営できるノウハウやヒントを、書籍というメディアでも広げていきます。

★10月以降、電子書籍にも対応予定です!ご期待ください!


【freee出版とは?】
「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、
統合型経営プラットフォームを提供しているfreee株式会社が発足した出版レーベル。
それが、freee出版です。

起業やビジネスを育てていくことを、もっと魅力的で気軽な行為に。
個人事業や中小企業などのスモールビジネスに携わるすべての人が、
じぶんらしく自信をもって経営できるように。

freee出版は、書籍やイベントを通じてスモールビジネスの経営に関するナレッジを探求・発信し、
だれもが自由に自然体で経営できる環境をつくっていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    まず、製品や事業それ自体が面白いし魅力的。
    そしてそれらはこの人じゃないと生み出されなかっただろうな、と思わせる人となり。

    自分には自分の人生があるし恵まれてる方だとは思うが、一度きりの人生、彼らのような生き方には本当に憧れる。

  • 本書の最後の方に、日本のメーカーに勢いがあった時代は、エンジニアがトップに立っていた、とのコメントに改めて感心した。

  • 登場人物のストリーがしっかりと描かれており、ウルトラニッチなものづくりに至る過程がよく分かる。第一章の人達は、初めから、「これ」と決めて取り組んだよりも出会いや偶然が重なっていったことが多いのも面白かった。

    どの話も個性的な方々の人生そのものを聞き取って書かれているので、小説のようにあっという間に楽しんで読んでしまった。

    妻の川内有緒さんも、面白い人を見つけては、取材を重ね、丁寧に描いておられ、関心のあるところが似ておられるんだなと思った。

  • 「稀人ハンター」という肩書を標榜し、ジャンルを問わず「世界を明るく照らす稀な人」を取材して紹介する著者が選んだ10人を紹介した本。
     結果的に成功している方々なので、当然、生存バイアスがかかってるのは承知しておりますが、サクセスストーリーまたはシンデレラストーリーを楽しめる人には良いと思います。
     もちろん成功前のしんどい時代、中には壮絶すぎる人生を送られている方もいましたが、ある程度の暗いトーンまでで抑えつつ全体的に明るい話題になっており、スーパースター扱いしない点も好感が持てました。そして、結果論ですが、成功に至った原因や行動・考え方は参考になるかもしれません。
     時計職人のセリフで「お金がなかったので、それが一番の不安要素で。でも、深く考えていたら辞めていない。ある意味バカだからできることでしょう。とにかくワクワクする時計を作ろうということで辞めました」を見て、いわゆるサラリーマンでも、人生を賭けるほど冒険はできないけど、限らた範囲でバカさを追求できると仕事って、充実感が得られるのかな、と思いました。

  • ニッチなビジネスで一番問題になるマーケティングがほぼ運。参考にならない事例ばかりだったので半分ほどで読了。

  • スプーン作家、動物専門の義肢装具師、時計職人などニッチな世界で活躍する人達を集めたこの本は最高にワクワクする内容です。

    著者である川内イオさんは稀人ハンターを名乗っていますが、その名に恥じない素晴らしい仕事ぶりの本でした。

    とても面白かったです。おすすめ。

  • どの人もこの市場はニッチで一儲けできるぞというような✍️計算があってモノづくりをしていなくて。なんとなくこれを作りたいな。から始まっていたりすり。途中で断念するチャンスもたくさんあったなかで成功というか続いているのはやはりその人の魅力で応援する人を惹き付けたり、自分が信じて作ったものにニーズがあることを目の前で確認できたりするひととき。運命的な出会いもある。とはいえそれぞれベースとなるスキルについてはバリバリ努力した上で成り立っていると思った。独立するタイミングは勝算あってもなくてもしているようにみえた。
    著書の稀人ハンターの基準が好きだなと思うのはニッチではなくウルトラニッチなところを攻めているところ。
    1人一冊にしても良いなと思うくらいそれぞれの続きを読みたい

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著者プロフィール

川内イオ
1979年、千葉生まれ。2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、03年よりフリーライターに。
06年、バルセロナに移住し、サッカーのライターをしながらラテンの生活に浸る。
10年に帰国後、2誌の編集部を経て再びフリーランスに。
現在は、ジャンルを問わず「世界を明るく照らす稀な人」を追う稀人ハンターとして取材、執筆、編集、企画、イベントコーディネートなど幅広く活動中。
著書に『1キロ100万円の塩をつくる 常識を超えて「おいしい」を生み出す10人』 (ポプラ新書)、『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』 (文春新書)などがある。

「2021年 『ウルトラニッチ 小さな発見から始まるモノづくりのヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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