宮沢賢治 生成・転化する心象スケッチ

  • 文化資源社 (2023年11月10日発売)
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910714035

作品紹介・あらすじ

【本書の特長】

●賢治の原稿を全て調査した最新研究

 全集(『新校本宮沢賢治全集』筑摩書房)の編集委員を務めた宮沢賢治研究の第一人者が、全集の編纂過程で賢治の草稿・原稿を全て調査・閲覧。その知見・成果をまとめた最新の研究書。

●何度も書き直された作品の変遷をたどる

 よく知られるように、宮沢賢治は一つの作品を何度も書き直している。そのため、数多くの下書稿が残っており、一つの作品に多数のバリエーションがある。本書ではそれらを丹念に調査・検討して、宮沢賢治作品がどのように変転したのかをあきらかにした。

●完成されなかった作品から読み解く心の動き

 『春と修羅』は一旦活字に定着してからも、賢治が生前に手入れ(書き込み)をしている。また『春と修羅』以降に書かれた「心象スケッチ」は出版という形で「完成」していない。こうして膨らんでいった「心象スケッチ」に対して、本書では残された草稿を手がかりに、賢治の「心象スケッチ」に込めた心の動きを論じた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/570238

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1952年生まれ。大妻女子大学名誉教授。宮沢賢治学会理事・代表理事を歴任。
著書に、『宮沢賢治 明滅する春と修羅』(1993、蒼丘書林。岩手日報文学賞宮沢賢治賞受賞)宮沢賢治関係の編纂・共編著・監修として、『新校本宮澤賢治全集』(全16巻別巻1、1995~2009、筑摩書房)、『宮沢賢治コレクション』(全10巻、2016~2018、筑摩書房)、『図説 宮沢賢治』(2011、筑摩書房)、『新編宮沢賢治歌集』(2006、蒼丘書林)、『別冊太陽日本のこころ218 宮沢賢治』(2014、平凡社)など。

「2023年 『宮沢賢治 生成・転化する心象スケッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉浦静の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×