翅ある人の音楽 (塔21世紀叢書)

  • 典々堂 (2023年6月30日発売)
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感想 : 1
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  • 本 ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910738185

作品紹介・あらすじ

その道は決して平坦ではなく、迷い、逸れ、ときに転がり落ちながらも、昨日より今日、今日より明日はきっと美しい音を奏でると信じて言葉を紡ぐことをやめなかった。歌は自分を、そして人を支え、前に進む力となるから。今を生きるすべての人に読んでもらいたい渾身の第一歌集。
栞:高瀬隼子(作家)・染野太朗(まひる野)・真中朋久(塔)

【5首選】
白鳥を焼くをとこゐて私にもすすめてくれるやはらかい部分
奪はれてもうばひかへしてしまつたらおまへの顔のわたしが笑ふ
感情のすべてが凍る すみ切つた真顔で落花生潰し合ふ
にんげんのこゑは背骨を狙ふから削ぎ落したるみづからの翅
後で思へばあれも祠であつたこと雪をあなたは払ひ続けて

装幀:花山周子

感想・レビュー・書評

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  • 現代短歌だけど
    言葉が古典

    カタカナが入ると それが少し違和感。
    まあ。むかしのロックの歌詞みたいな。
    途中英語入れる感じ。

    少し病んでる感じがある…
    大丈夫?

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著者プロフィール

1988年、東京都板橋区生まれ。茨城県笠間市出身。
立命館大学文学部在学中の2010年、「塔」入会。
のちに「立命短歌」「穀物」へ参加。
2014年、塔創刊60周年記念評論賞受賞。
2015年、第3回現代短歌社賞次席。
2021年、評論集『日々の鎖、時々の声』(私家版)。
現在、「塔」所属、「京都ジャンクション」「Tri」同人。

「2023年 『翅ある人の音楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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