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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784911191019
作品紹介・あらすじ
「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること
フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。
絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。
他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。
その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。
<本文より>
たぶん私、カツオっぽいんですよね。――赤江珠緒
馬鹿にされても別にいいや、私は楽しいことやってるんだもん、みたいにずっと思っていますね。――タサン志麻
そこに同年代の女子がいれば当たり前に楽しく過ごすでしょ、という感覚で看護師さんたちに接してきました。――高尾美穂
自分そのものをそんなに大した人間じゃないと思っているのがベースにあるんでしょうね。そうすると、他の人の行動とか言葉も受け入れられる。――堀井美香
「かざらないひと」っていうタイトルの本に出ちゃっていいのかな、私、かざってるんで…。――佐藤友子
感想・レビュー・書評
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女子アナには「かざらない人」という言葉がハマらない感じがしたが、読むとそこまで違和感はないような人選。ちなみに女子アナ枠は、赤江珠緒と堀井美香。堀井美香はあまり知らないのだが、どこか素朴な感じがナチュラルさを醸す。
悪くはないが、これら二人より抜群に「かざらない人」感があるのが、高尾美穂、タサン志麻。伝説の家政婦でブレイクしたタサン志麻、実はよく知らなくて、面白い人生だなと。高尾美穂さんは、芸人のハナワみたいな頭の人。
かざらない人って何だろうか。過度に自分をよく見せない、等身大、自然体。化粧やブランドとは相反する感じもするが、無理をしない程度に、着飾っていても、かざらない人感はある。それよりも、私自身が「見た目や職業」に対してある種の飾り、虚飾を感じていた事がわかった。分人やロールプレイ的な「別の顔」には、虚飾性が出るのは仕方ない事だとも思う。つまり、意図的にかざらないようにするのは逆効果だし、かざってしまう事を意識する必要もない。そう考えると、女子アナでもかざらない人、というのは成立するのか、と。元い、であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高尾美穂さんの懐の深さというか、受け入れてもらえるという安心感というか、人との関係を心地よく築ける魅力を改めて感じた。自分から「懐に飛び込む」ことを、何の迷いや躊躇、決意もなく自然とやっている。本当に他意もなく、無防備な感じで飛び込んでいける高尾先生。どうしたいこうしたいという下心もなく、働く仲間だよねという感覚でいれる、その感覚こそが、宝。人柄。人格者。「仕事のつながりだから友達ではないはずなんだけど、でもその人たち仲良くコミュニケーションが取れる事は、自分にとって仕事上でも生活上でも間違いなくプラス」それを普通に考えて、「そこに同年代の女子がいれば、当たり前に楽しく過ごすでしょ」という感覚で接することのできることの凄さよ。こんな人が職場に、周りにいることの安心感たるや!「一緒に働く人たちのことは好き、基本的に」「その人の良いところを見ようとする姿勢が大事」…そうやって思ってくれる上司、同僚がいたらどれほど救われるだろう。そんな人に、わたしはなりたい。
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2024/08/15
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●なぜ気になったか
僕が交流を深められるとしたらかざらないひと。本書でインタビューされた方々はかざらないひとのようであるが、その内容を読み、交流を深めたいと感じるひとか確かめてみたい
●読了感想
活躍されてるし華やかだし紹介の5名が「かざらないひと」というのには違和感を持ちつつ読み始めた。一番かざっていると感じた堀井美香さんは本当にかざっていないひとだった。見栄えでひとを判断してしまうことには気をつけなければ
#かざらないひと
#月と文社
24/2/15出版
https://amzn.to/3I17MFh -
赤江珠緒さんが好きで、彼女のインタビューを読みたくて買ったのですが、他の人のインタビューも良かったです。
タサン志麻さんのフランス人の旦那さんと出会って人生が良い方に向かったという話、産婦人科医の高尾美穂さんの仕事仲間とうまくやっていくコツは「その人のいいところを見る」という話、いいなーと思いました。
アナウンサーの赤江さん、堀井美香さんお二人もものすごく努力家で、見習いたいなーと思いました。 -
タイトル通り、自分の生き方に芯を持っている女性たちのお話をじっくり読めるインタビュー集。
ありのままの自分で過ごすという憧れの生き方を実現されている方達の言葉は、キラキラと輝くだけでなく、そこに至るまでにしてきた苦労や、大切にしている感覚なども伝えてくれているので、とても参考になるし、「私もまだまだがんばれる」という気持ちにもさせてくれる。
インタビュアーの方が、相手の言葉の真意を汲み取り、寄り添って質問をされていることにも、温かみを感じて素敵だと思った。 -
薄い本ですが、意外と文章が多く、読みごたえがあります。たまたまかもしれませんが、登場している方たちみなさん、お姉さんやお兄さんなど、年上のきょうだいがいる方で。
自分の感覚を大事にしながらのびのびできる土台にはそこもあるんじゃないかと思いました。
出ている皆さん、楽しみながらも凄く努力している方ばかりで、私もこれまでの経験に頼るのではなく、初心にかえって努力する必要があるなと感じました。こんな気持ちにさせられたのは久しぶりです。
インタビューが上手でうまく話を引き出しているからこそだと思いますが、タサン志麻さんが、自分のこどもがマイケル・ジャクソンのまねをしているのを見ると、馬鹿にされた感じがする…とか、赤江珠緒さんの下ネタとか、おしゃれなだけの雑誌には載らないような本音もあって、それが良かったです。