イーハトーボ: BASED ON THE STORIES OF KENJI MIYAZAWA (01)

  • サンリード
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784914985561

感想・レビュー・書評

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  • 買ってしまった。

    ちょっとだけゲームやアニメチックだったり、トーベヤンソンぽいなとかジブリぽいなと思う部分もあるのだけど、でもやっぱりこの人の絵は好き。
    正統派(だと思う)で見ていて心地が良い。
    私もこんな細かい描き込みができるようになりたいー。

    宮沢賢治、意外と全然読んでいないんだな…と再認識。

  • 宮沢賢治の色々な作品の、ある一場面の文章を切り取って、それに対してイラストをつけている本。文章を読んだ後、どういう絵をつけたのかなと思いながらページをめくるのが楽しい。宮沢賢治はあまり読んでこなかったが、文章もいいなと思った。

  • 宮沢賢治の作品の一節に絵を描いたもの。

    一場面をすごく分かりやすく描いているものや、ポスターにしていたり、色々なパターンがあって面白かったです。

    風の又三郎の「どっどど どどうど どどぅど どどぅ」という、押してくるような重い、強い風の表現が好きでした。
    風の音の表現も独特で、息子もゲラゲラ笑っていました。
    「ペンネンネンネンネン・ネネム」も面白かったみたい。

    銀河鉄道の夜を1枚の絵に詰め込む、という発想もすごい。
    じーっと見ちゃう。

    どんぐりと山猫の足もとにたくさんのどんぐりがわあわあわあわあ何か言っている、というのを読んで息子が「どんな絵が出てくるのかなぁー?」と言いながらページをめくり、「どんぐりー!!」と楽しそうに叫んだのがかわいかったw
    色んなどんぐりを見つけるのが楽しかったけど、小さいどんぐりが好きらしい。

    やっぱり文章や言葉の面白さもすごいですね。
    風が話しかけてくるけど、風なので止まらずに言いっぱなしで行ってしまう、という一節が印象的でした。
    水仙月の四日の吹雪の絵も好き。
    蛙の「雲見」という話も面白かった。
    原作を読みたくなりました。

    続きのシリーズも欲しくなりました。

  • 良作品。いいです!!

著者プロフィール

junaida 1978年生まれ。画家。2010年、京都・荒神口にHedgehog Books and Galleryを立ち上げる。『HOME』(サンリード)で、ボローニャ国際絵本原画展2015入選。『Michi』(福音館書店)で、第53回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)受賞。その他の作品に、『THE ENDLESS WITH THE BEGINNINGLESS』『LAPIS・MOTION IN THE SILENCE』(ともにHedgehog Books)、宮澤賢治の世界を描いた『IHATOVO』シリーズ(サンリード)、『の』『怪物園』(以上、福音館書店)、装画・挿絵の仕事に『せなか町から、ずっと』(斉藤倫作/福音館書店)などがある。

「2021年 『街どろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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