ハリー・ポッターと賢者の石 (ハリー・ポッターシリーズ 1)
- 静山社 (1999年12月1日発売)


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本 ・本 (462ページ) / ISBN・EAN: 9784915512377
作品紹介・あらすじ
ロンドン郊外の、どこにでもありそうな平凡な街角、ある晩不思議なことがおこる。そして額に稲妻の形をした傷を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。生まれたばかりの男の子から両親を奪ったのは、暗黒の魔法使い、ヴォルデモート。
平凡な俗物のおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、その子、ハリー・ポッターは何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然その誕生日に、ハリーに手紙が届く。魔法学校への入学許可証だった。キングズ・クロス駅の「9と3/4番線」から魔法学校行きの汽車が出る。ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。
ハリーはなぜ魔法界で知らぬものが無いほど有名なのか?額の傷はなぜか?自分でも気づかなかったハリーの魔法の力が次々と引き出されてゆく。そして邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決。
感想・レビュー・書評
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久しぶりに再読します。
初めて読んだのは中学校の頃だった。日本で流行ったころに図書館に並び始め、貸出予約が殺到した覚えがある。
並び始めてから3か月経った時に、やっとで自分の番が来た。ずっしりと重くて分厚い。第一印象は「読めるかな」だった。
翻訳本に手を出したのはこの時が初めてで、日本の小説と違い、ところどころ日本語が一般的ではなく、正直セリフ回しについては毎度「こんなこと言わんだろ」とずっとつっこんでいた。
映画化もして、物語は結末を迎えたが、今でも人気なことは変わらない。
久しぶりにホグワーツにお邪魔しようと、市立図書館に行って借りたが、あの頃と印象は変わらない。
重い。児童書にしては重過ぎる。
恐らく、自分と同い年の昭和61年生に読書嫌いが多いのはこいつのせいなのではと、勘繰ってしまうくらいには重い。
けれど、英米の本は分厚いことで有名だ。日本が薄すぎるのは間違いないだろう。150ページの本なんてざらにあるから、300〜500ページが多く感じるのは仕方ないのかもしれない。
おまけにハリーポッターシリーズは、巻を追うごとに上下巻になり、ストーリーが長くなる。まさに試練の書と言ったところだ。
正直、総ページ数が3000ページを超える全集や、大学の頃の中国文学の講義で、金瓶梅の原書翻訳がレポートだった経験を経た上でハリーポッターを手に取っても、うんざりすることはないのだが、これが児童書なのが問題だと思ってしまう。学校はこれを一週間しか貸し出さなかった。読めるわけがないと、今でも思う。
5月までに全話を読み切ろうと思います。【ハリーポッター月間】の始まりです。 -
日本でこの第1作目の「賢者の石」が出版されたのが1999年とのことなので、もうずいぶん前だけれど、その初出版からそんなに経っていない頃に、貸してもらって読んだ記憶がある。なので、正確に記すと、今回は再読。続編も途中までは借りていたと思うけれど、どこまで読んだかはもう覚えていない。(あの頃私にハリーポッターシリーズを貸してくれたあの子は元気かな~)
そんな私はUSJを訪れたい際に突然気になった。ハリーポッターはなぜここまで人気なんだろうと。USJにはこんなにも立派なハリーポッターの世界があって、みんな嬉しそうに長い丈のガウンを羽織り、手には杖・・・。なにやら東の方にも新たなハリーポッター施設ができたようだし・・・。「好きな人は好き」、と言ってしまうとそれまでだけど、これだけの人を惹きつけるということはやはり何か大きな魅力があるのだろう。・・・知りたい。もう一度読みたい・・・。ということで、「呪いの子」までの全巻を大人買い(中古)!少しずつ読み進めていこうと思います。
で、さっそく記念すべき第1作目「賢者の石」を読み終えた。いやー、おもしろかった。感想、浅っ。でも、本当におもしろかった、というのが一番に出てくる感想なのだ。とてもおもしろくて不思議で魅力的な世界に連れて行ってもらったという感じだった。普段書籍を読んで、「この本の映画が見たい!」とはまずほとんど思わないんだけど、今回は「映画、見なきゃ」と思った。ホグワーツでの食事のシーンや、ハリーがシーカーとして活躍するクィディッチの試合、ユニコーンの銀色の血などあげだしたらキリがないけれど、私の想像力が追いつかないので、映像で見てみたい。映像で見たらまた違った発見や感動があるに違いない!
映画を見たいという方向へ、ちょっと脱線しました。気を取り直して。
両親が亡くなり、預けられた先の親戚のうちで虐げられ、暗く淋しい日々を送っていた少年の目の前に突然、別の人生への扉が現れる!王道のストーリーだけど、この序章がまたいいのでしょうね。そして、ハリポタファンにとっては「なんだ、そんなこと当たり前じゃん」というレベルかもしれないけれど、キングスクロス駅の「9と3/4番線ホーム」という設定が素敵すぎる。キングスクロスが実在する駅というのが良いのだと思う。このハリーポッターの世界は、私たち読者とは全然違う世界というわけではなく、もしかしたらあなたが気づいていないだけで、すぐそばから魔法の世界は広がっているかもしれないんだよ、と言われているようで、とてもいい。しびれる。
ホグワーツに入学してからのハリーは生き生きと冒険し、勉強し、そして活躍し・・・。ハリーの行動にワクワクドキドキさせられる。それに、ホグワーツの教師たち、友人たち、それぞれのキャラクターも詳細に魅力的に描かれていて、大人でも惹きつけられる。
そして、両親が実は偉大な魔法使いで、ハリーも魔法界では有名人で、これはまさしくシンデレラストーリーかと思いそうになるところで、ハリーが過酷な運命を背負っていることもだんだんとわかってくる。この1作目はすごくうまくまとめられたストーリーだと思った。
ここからシリーズとして、さらにストーリーと世界が広がっていくところがまたすごい。と思っていたら、訳者のあとがきを読んで驚いた。作者のJ.k.ローリングは最終巻である第7作目を先に書き終えて、1作目に取り掛かったということ。つまり、ちょっとした思いつきで第1作目が生まれ、なんだかんだ世界が広がり、シリーズが続いていったわけではなく、綿密な下調べ、構成、筋書きがあってこのハリーポッターシリーズが出来上がったということ。ま、それは私の思い込みとは違ったというだけであって、読む側としてはどのようにシリーズが積み上げられようが、素晴らしいものは素晴らしい。ということで次作も楽しみ。さっそく読み進めよう! -
およそ20年ぶりの再読。
映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観るにあたって、ハリーポッターシリーズのDVDを最初から鑑賞していた。
で、原作も読み返したくなって、読み始めた。
実は当時の私、「炎のゴブレット」までしか読んでいないので、今度こそ最後まで読みたいな。
そして、もちろん面白い!
児童向けだから、文章も読みやすい。
ただ、登場人物が多いから大変(^_^;) -
久しぶりに再読しました。
やっぱり面白い!ハリー・ポッターのシリーズは、
映画も面白いですが、やっぱり原作を読む楽しさは最高ですね。原作を読みながら、映画のキャストたちの顔が浮かんでいました。映画のキャストたちはイメージどおりで違和感ありませんね。秘密の部屋に進みます。 -
気まぐれで手にとって開いてみた。
楽しい世界だわ〜。
映画で観た俳優達が脳内で活発に動いてる。
あの映画、すごくよくできていたんだなあ、
とあらためて思いました。 -
若い時に読んで以来の再読。
ファンタジーを現実的に描き、夢と希望に溢れた素晴らしい作品です。
映画を既に観てしまっているのでネタバレはしていますが、、細かい描写や伏線を拾いながらこの先のシリーズも読み進めます! -
それこそ本が壊れる寸前まで読み返した本。
はじめて読んだときにまだ小学生だったから、自分もホグワーツから入学届が来るかもしれないと思って、11歳の夏休みは毎日郵便受けを覗いていた。
児童書で魔法という題材なのに、少し現実も残っている、そのバランスが好き。 -
再読なんだけど、前回読んだのはブクログ登録前なんだろう。
前読んだ時は魔法の世界に没頭したくて、クディッチの細かな描写や楽しい学校生活のささやかなハプニングエピソードが邪魔に感じられた。あれから20年近く経って、過去に映画も見たこともあり、それぞれのエピソードが想像しやすくなった。
ハリーと一緒に魔法世界にワクワクして、学友たちと過ごす楽しい毎日。そこへふと現れる「例のあの人」の影と、冒険。
とても楽しかった。
今回再読のきっかけになったのが、図書館からこの本を借りてきた息子。息子と共に読書できる幸せも頂戴した。
息子よ、母は物語の先に進むぞ。君はどこまでついてきてくれるだろうか。そちらも楽しみ。
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本を読んでから映画を観たけどすごく映画が省略されていた。クィレル先生がヴォルデモートの弟子だと本の17章、二つの顔を持つ男で初めて知って驚いた!
松岡佑子の作品






お体に気を付けて、がんばってください(^o^)/
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お互い頑張りましょう。
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