セーターになりたかった毛糸玉 (Suemori Chieko books)

  • ジー・シー
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784915619120

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  • ブク友さんのレビューを読んで手に取った一冊。
    色鉛筆の絵がそれは優しく、女の子が好みそうな可愛らしいお話。
    ただ意外にもテキストが多くセンテンスも長い。
    その上文字も小さいため読み聞かせには不向き。
    おうちでの読み聞かせ向きか、かつて少女だった大人がゆっくり味わうためのお話のようだ。

    表紙の毛糸玉に顔が描いてある。
    この毛糸玉さんたちの最大の憧れは、セーターになること。
    そして登場するのはおじいさん・おばあさん、孫の男の子。
    それから犬とねずみと猫のファミリー。
    犬以外はみんな擬人化されている。犬さん、残念(笑)。
    猫さんはちゃんと服を着て、しかも顔まで可愛い。うん、こうでなくちゃ。
    この猫さんの登場でお話が一気に幸せへと加速する。
    ただそれまでは、毛糸玉にとって苦難の道。
    なりたいものになれない状態が続き、しかも自分では運命を選択できない。
    もどかしい気持ちになって、小さな頃に読むと辛かっただろうな。
    その分、ラストの幸福感にほわぁっとさせられる。
    テキストのページにもモノクロのイラストが細かに描かれ、それも愛らしい。

    図書館で借りたものだが、86年版で編集が末盛千枝子さんだった。
    貸出カードを入れるポケットが表紙裏に付随していて、このお話の歴史を感じる。
    これを読んで育った方は、お子たちにも読み聞かせをしたことだろう。
    大人になってから読んだ私は、押入れの奥にしまったままの大量の毛糸玉が気になって(笑)。
    冬になる前に、あの子たちをセーターにしてあげなくちゃ。

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