ファンタジー文学の世界へ 新版: 主観の哲学のために

著者 :
  • 成文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784915730429

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んできた専門書が役に立ったと感じた。哲学的に考えが深められた。

  • タイトルの通り、古典的なファンタジーを通して主観の
    哲学を考えようという本。短いながらも読み応えはあり、
    ファタジーの一つの読み方としてとても面白い著作だったと
    思う。取り上げられた作品を読んだことのある人なら読んで
    損はないかと。もっとも、新しい作品に出会いたい人が
    ガイドとして読むのには適していないかな。

  • 本書は、絵本・児童文学研究センター(小樽市)で実施されている「大人のための児童文化講座」(主に絵本や児童文学)のサブテキスト。「ホビットの冒険」「ナルニア国ものがたり」「モモ」「クラバート」「銀河鉄道の夜」「ゲド戦記」など著名な作品を読み解き、哲学的・心理学的観点からの考察がなされている。受講してみたいと思い、来年に申し込んでみたいと考えている。「ファンタジーは西洋の中世から近代、そして現代に到る複雑な社会の変遷と、そしてその影響下における人心の集合的無意識が生じさせた文学の一ジャンルである。」(引用P122)  センターでは文学賞を設立し、大賞受賞者の梨木香歩ら日本人作家が活躍している。 

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