アラスカ極北飛行

著者 :
  • 須田製版
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本棚登録 : 22
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784915746475

感想・レビュー・書評

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  • なにもない原野に空路だけは確保されているのもユーコンの特徴、陸の孤島でもあるユーコンは陸路より空路が主流なのであろう。そして、こういった荒れ地に離着陸できる技術をもったブッシュパイロット(Bush Pilot)が大活躍している地でもある。このアラスカの自然を愛し、戦闘機乗りからブッシュパイロットに職を転じた湯口 公さんの『アラスカ極北飛行』を読んだ。
    ● ユーコンは航空機の王国でもあった
    ● ブッシュパイロットに転じた日本人戦闘機乗り
    ● ユーコン航路を専門にしたエアライン、エアノース

    自衛隊F15の戦闘機乗りの方で、訓練飛行を行ったアラスカの大自然の美しさに惹かれ、ブッシュパイロットに転じた方がいらした。『アラスカ極北飛行』(須田製版)を書かれた湯口 公さんである。

    この本を読むと、ブッシュパイロットの日常がわかる。また、燃料を貸してくれたり、プロペラをさりげなくヤスリで削って整えてくれたりと、アラスカのパイロットたちとの交流話も楽しい1冊だ。

    アラスカ開拓史は航空機の発達史そのものだったらしい。道路を整備できない地形と気候ゆえに、航空技術の発展がそのまま遠隔地への物資供給のカギとなった。そのため、ブッシュパイロットはフロンティア精神のあらわれ、とある。

    ユーコンやアラスカの航空事情については、ホワイトホース空港の脇のユーコン運輸博物館(Yukon Transportation Museum)があり、ここのサイトで「ユーコン航空の100年」や「ユーコンの航空機」を俯瞰して眺める記事がアップされている。

    詳細はコチラから↓
    https://jtaniguchi.com/yukon-alaska-bush-pilot-air-north/

  • 写真はとてもきれい

    先住民のこととか、アラスカの歴史とか知ってるのかな。。。。
    そんなことを勘繰ってしまう文章だったので2~3ページでギブアップ

  • アラスカの原野を飛ぶ日本人ブッシュパイロットの著者。パイロットの視点での大きなスケールの景色と、アウトドアマンとしての原野に立つことの視点でのまなざしが、写真と文で綴られる。「地球ではない、どこかの地球」というアラスカの風景はうつくしい。

    ブッシュパイロットは自分で責任を取る代わりに、自由に飛び、着陸する。ベイビー(飛行機)と共に。

    二つの嬉しい出会いがあった。10年前に行ったアラスカ/プリンス・ウイリアム・サウンドの美しい風景。そしてリチャード・バックの「イリュージョン」実家においてあるはずだが、また読みたくなった。本を読んでいて、こういった自分に関係のあることに偶然出会うと嬉しいし、何かの導きを感じる。

    またアラスカへ行きたいと思ってしまった。

  • 自衛隊のF15パイロットという職を辞してアラスカに渡り、小型飛行機で空を巡るという暮らしを始めた方による本。星野道夫さんの本を読んでアラスカにもブッシュパイロットにも憧れを持っていたけど、それを実践する人がいるとは。自らが空を駆りながら撮った写真も見応えあり。

  • アラスカに渡って趣味で飛行する脱サラリーマンの話。写真が豊富。

  • 巷ではなんとか歩とかいう成功者とよばれた旅人?商売人?がカリスマとかよばれていますけど、
    そんな人と比べるのは違うけど。
    湯口さんは背中をそっと優しく押してくれる素敵な人だと思う。
    文章も素敵だし、彼の写真はとても素敵だし、アラスカに本気でいってみたい!って感じる。
    奇麗事じゃないものがちゃんとある。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

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