- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784915933219
感想・レビュー・書評
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クラウドってエクセルっぽいソフトとかがネットで無料で使えてデータも保存できる、というイメージしかなかったけど、それよりだいぶ広い概念だったらしい、ということがわかって面白かった。しかし誤字脱字がちょっと多いかも? 1刷だから?
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クラウドのビジネス本・・ですが、どちからというとビジネスというよりクラウドというトレンドを解説した読み物色が強いです。
「今さら聞けないクラウドの常識・非常識」を先に読んでいたせいか、内容はそんなに違いはないと感じられました。ただ、内容の濃さや読みやすさとしては、この本よりも「今さら~」の方が良いと思います。
脱字が多少あったのは残念でした。 -
クラウドコンピューティングを技術ではなくビジネス視点で四方八方から語りつくした本書。MapReduceとか一部の人にしか分からない技術要素をしっかりと記述しつつも、それを一般の人でも理解できるレベルに落とし込んで説明している点でとても好感触。テレビや新聞など一般レベルの情報としても取り扱われるようになってきた「クラウドコンピューティング」について、国内の動向を中心に一般教養のレベルにまで落とし込んで説明した本は、今のところこれより秀でたものはないと断言できる。
特に国が船頭に立って指揮している「霞ヶ関クラウド」などの取り組みは、ビジネスマンの一般常識として知っておいて困ることはないはず。自治体の共同センターについての記述も豊富で、「クラウドコンピューティング」呼ぶ概念が登場する前から、日本でもクラウドが推進されていたことがよく分かる。
日本は世界と比べて閉鎖的な市場を形成していることを揶揄(やゆ)して「ガラパゴス諸島」などと評されることがある。クラウド時代の到来のさきがけとなったグーグルやアマゾンなどの動きと比べると、日本はどうしても閉じた市場に対して閉じた技術やサービスを提供しているとしか思えないのが残念なところ。日本においてクラウドを推進していくのは、今のところ大手ベンダーが中心になるだろう。そのベンダーから明確なメッセージが聞こえてこないのは残念だ。このあたりはクラウドコンピューティングという言葉の概念が広大すぎて、明確な定義ができないところにあるのかもしれない。
来るべきクラウド時代に向けて、日本はどのような戦略やメッセージを打ち出せるのか。今のところその答えは明確ではないが、「国産クラウド」という独自の考え方が、開けた世界に向けて打ち出されるようになれば、日本もまだまだ捨てたものじゃないなぁと思えるようになるはず。そんな日本版クラウドを待ち望んでいる。 -
カラーで見やすいが、時間がないため今回はスルー。
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WEB2.0以来の意味不明語をどう解するか。新語の本質に接近してみよう。