ことばのこばこ

著者 :
  • 瑞雲舎
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感想 : 40
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  • / ISBN・EAN: 9784916016041

感想・レビュー・書評

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  • ユーモアのかたまり、和田誠さん。
    しりとり、回文、折句、数えうたに、ことばの階段、そして言葉のシャッフルなど言葉の楽しさを、和田さんのたのしい絵とともに表現。


    からおもい
    たくさんあるくと
    つかれたよ
    むりしてたてた
    リっぱなおうち


    こんな折句で、短歌詠んだら、短歌会では叱られるんでしょうか。
    でもしばらくは、5・7・5・7・7・の31文字でつくってみようかと・・。


    和田さんを見習って、大にことば遊びしたくなりましたな。

  • 音読にもピッタリ!
    声に出して読むと、もっとたのしくなる言葉であそべる絵本。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    日本語のいろいろな「遊び方」を教えてくれる1冊。
    教科書の音読に飽きてしまった(苦笑)小2の娘のために、借りてみました。

    最初は「おもしろいのこれ…?」と顔をしかめていた娘でしたが、さわりだけにおわせてみると、しっかり食いついてくれました。
    その後は娘ひとりで3日くらいかけ、ゆっくり音読していました。
    そんな様子を見て、わたしは心の中でにんまりしていました(笑)

    しりとりや回文だけでなく、絵にすると「あれっ??」とおかしくなってしまう文、早口言葉のような文、ひらがなを入れ替えるとちがう文になる文…などなど、最後の最後まで遊び心満載です。

    日本語のおもしろさを絵と文から、たっぷりと感じられるオススメの1冊です。

  • 回文、しりとり、階段文字など、たくさんの種類のこどばあそびがあり、娘一人でも親子でも楽しめる絵本でした。

  • 沢山のことば遊びが載っていて、こんなに種類があるものかと感心しました。
    幼稚園から低学年までの文字に興味を持つ時期にちょうどよさそうです。
    子どもが大好きな、ダジャレや逆さ言葉などの引き出しも増えそうです。

  • 読み聞かせに使えることばあそびの本だと知って、よんだ。

    こねこ、しんぶんし、はじめからよんでも、うしろからよんでも おなじだ!
    いちわでも にわとり、にどたべても さんどいっち?
    ふしぎな ことば、ことばの こばこ、18こ。

    すごくおもしろかったです。
    強くおすすめします。
    ずっしり大きくて、値段も高い。
    でも、それだけの価値があります。
    しりとり、かくし言葉、回文、かぞえ歌……いろいろなことばあそびの本です。
    小学校の国語で使えそう。
    自分でもことばあそびを考えてみようかな、と思えます。
    付録で「対談 ことばの小宇宙」というものがついていました。(英文学者・高橋康成さんとの対談)
    大人向けの解説なのですが、これがまたおもしろかったです。
    私は大人になっても「ことばのこばこ⑮」のようなあそびが好きです。
    これは、ルイス・キャロルが発明したタブレットというあそびで、はじめとは全然違う言葉をゴールに設定したあそびだということを、初めて知りました。
    ⑥、⑬、⑱、をおはなし会で読んでみようと思います。
    老若男女楽しめる、楽しい絵本だと思います。

  • <絵>
    和田誠さんと云えば僕の中では,数々の星新一作品の文庫本の表紙絵や挿絵です.一番読んでいた小学生当時はその絵が誰が描いたものかは知らずに「あ,これは星新一の本の絵だ」と思っていました.この絵本の絵も同じです.が,ここには色があって和田誠さん自身の言葉も沢山彩ってあります.読んでみてよかったのです!

  • なかなかおもしろい。

  • 2023年10月2日 図書館 4歳
    文字気になる時期になってきたので親セレクトで借りてみた。
    回文、動物探し、、文難しいかな?と思う所も「!」と気づくと(アハ体験?)いい顔してて嬉しそう。お父さんと盛り上がってる。

    結構自分から読んでと持ってくる。いいタイミングで借りられて嬉しい。

    2024年3月26日「一生読みたい」から星五つにしてくれと言われた。大好きでリピしている。

  • 1995初版

    ①しりとり
    くものむこうになにかある
    あるぷすのゆき あるのかな
    かなだのもりかはらっぱか

    ②ことばかくれ
    だれがしている かくれんぼ
    みつけたぞ うまくかくれても


    ③回文
    こねこ、とまと

    きつつねははねつき
    わたしねんねしたわ
    たいふうごうごうふいた

    ④濁点
    あひるがみず。おびる
    すずめはよすすめ

    ⑤かぞえうた
    ひぐれにひかるひとだまひとつ
    ふねでふくれるふぐ 

    ⑥かさねことば
    もり、もりもり
    さら、さらさら


    ひがしのうみは
    ひざしがつよい
    ひがさをさして
    ひがたをあるく

    ⑧9文字まじっく
    ことば
    とだな
    ばなな

    ⑨ジャック
    えをかいているぼくをかいた
    えをかいているぼくをかいたえを

    ⑩ダブルミーニング
    あめがふる
    しろいくも
    かけをのむ

    11あいうえおをおりこみ
    あおい いろの うちゅうじん えんばんから 
    おっこちた

    12
    このさかなは おおきな さかなの えさかな


    13 9
    ひとこぶらくだがひとはこぶ
    ひとはよろこぶらくだらくだ

    13 かぞえ
    いろは

    14
    ひかるほしは
    とおいそら
    でもぼくはうみにいる


    15
    ことば
    こうば
    こうし
    こいし


    16

    あのまちこのまちひがくれる
    くるままがれあちちにのひのこ



    17

    まま
    いつか
    わたしに
    おしえてね

    18
    さよならさんかく
    またきてしかく

  • 「しりとり、句読点遊び、回文、かぞえうた、なぞかけなど、18種類のことばあそびを、軽妙なタッチのイラストで楽しむ大型絵本。」

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著者プロフィール

一九三六年大阪生まれ。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。
五九年デザイン会社ライトパブリシティ入社。六八年に独立し、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしてだけでなく、映画監督、エッセイ、作詞・作曲など幅広い分野で活躍した。
六五年創刊の雑誌「話の特集」アート・ディレクターを務める。
講談社出版文化賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、毎日デザイン賞など受賞多数。
七七年より「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当する。二〇一九年死去。

「2022年 『夢の砦 二人でつくった雑誌「話の特集」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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