ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~

制作 : 水野 恵美子 
  • 自然食通信社
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916110466

感想・レビュー・書評

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  • 映画 人生フルーツを見た人は、ぜひみたらよいですね。本当に素敵なご夫婦だったのだなあ。

  • 自然とともに暮らすご高齢夫婦の暮らし。
    心身ともに健康に長生きするために、日々の生活の中でよく体を働かせ、食べ物に気を配る。
    何が入っているか、何処からどうやって来たのか分からないものは、殆ど口にしない。自分の、こうだ!という感を長年大切に、情報に惑わされない…等々、自分に必要なものを見極めながらの生き方に憧れます。
    ご主人を失ったあと、生活のハリを失いそうになりながらも、残された年月を考えながらも、いつもと同じ暮らしを心がける。
    今からでもマメに日々の生活で身体を動かしていたら、こんな生活に近づけるかなぁ。
    日々の暮らしに楽しみを見い出せば、誰もがもっと幸せになれそう。

  • お父さんが逝ってから・・・と、何回でてくるやら、あの仲の良かったつばたご夫婦の旦那さんのしゅういちさんが亡くなられて、「ふたりからひとり」ぼっちになってしまった英子さんが訥々と語る。

    「ききがたり ときをためる暮らし」の続編。でも、亡くなったあとも、これだけ思い出し、そのすごした日々と今に幸せを感じてもらえるとは・・あこがれますな。

    思い出したしゅういちさんの言葉に「生きもののなかで、三世代が一緒に暮らせるのは人間くらい。それが、ほかの生きものにはない、豊かな生活史をつくりあげてきたという説があって、僕も同感です。三世代一緒というのがむずかしいのなら、せめて親の背中を子どもが見て暮らせるようになるといいですね」、まさにこんな人間らしい暮らしから、すべての仕組みが崩壊しているような気がしますな。

    病気については、やはり食べ方が大きく関係するんじゃないかと、人間は食べ物をとり込んで、体を形成してるわけでしゅうタンが退院してから、これまで以上に徹底して、食べることをしっかりやろうと・・・。

    しゅういちさんではないが、安易に食べれるもの、得体のしれないものばかりたべていると思うと、怖くなります。だからいいものを。いいものといってけっして高価なものではなく、素性のしっかりしたもの、自然の恵みを大事に食べたいものですな。

    家庭料理のよさ。うまくいくとき、いかないとき、それが家庭料理のおもしろさであり、それをつくるのが自分というのが喜びですね。日常のことっておざなりになりがちですが、そこに心を込めることがじつはとても大事なことだと、地味だけど暮らしって、そういうもんだと。

    わたしも、昼ごはんだけは飽きることなく、自分でつくっていますが、「手間ひまかけてつくったものがおいしい」とわかっているだけに、こころの糸が切れるまでつづけようと思っていますな。

  • いつかは来る、お別れ。
    これから、1人で大変だと、ヒシヒシと感じてしまいました。

  • 映画人生フルーツを観て、栄子さんのその後を知りたくて図書館で予約。

    映画を見てると浮世離れしてるような印象も、二人は信念があって地道に生活してるという、最近読んだターシャ・テューダーとの印象と同じでハッとさせられました。
    レシピもいくつか載っていたのですが、利休まんじゅうなら作れるかもしれません。

  • 夫と一緒に元気で長生きしたいなと改めて思った。

  • リタイアしたらこれくらいゆったりとした生活したいな。
    夫婦のゆったりとした時間の流れが描かれた、とても心温まる本。

  • 20180811読了
    2016年発行。「ときをためる暮らし」のそれから。2015年6月、しゅういちさんが亡くなられてからの′それから’も語られる。写真にとても味があって見入ってしまう。サクラエビの佃煮や田作り、素朴な常備菜が好き。

  • 「人生フルーツ」と言う映画を友達から紹介され観に行きました。
    つばたしゅういちさん、英子さんご夫婦の日々の生活を追った映画でした。
    お二人の生活をもっと知りたいと読んでみました。
    長い間連れ添ったご夫婦の素敵な日常に、教えられる事の多い事!
    自分の生活に反省です。

  • 思想的な部分はおいといて、長年かけて完成形にした"丁寧な暮し"の実践テクニックはとても参考にしたいやつ、です。

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著者プロフィール

1928-2018年。愛知県半田の200年以上続く造り酒屋で育ち、50年、しゅういち氏と結婚。キッチンガーデナーとして大地に根ざしたていねいな暮らしを実践。夫婦の共著として『ききがたり ときをためる暮らし』(自然食通信社)『なつかしい未来のライフスタイル』『キラリと、おしゃれ』(ミネルヴァ書房)『ひでこさんのたからもの』(主婦と生活社)他がある。2018年6月、しゅういち氏のもとに逝く。前日までふだんの日常を過ごす。享年90歳。

「2016年 『ふたりから ひとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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