「ごちそうさま」もらったのは“命”のバトン: 子どもがつくる”弁当の日”10年の軌跡 (シリーズ・子どもの時間 6)
- 自然食通信社 (2012年3月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784916110824
作品紹介・あらすじ
自分でつくる。家族につくってあげる。
友だちの顔を思いながらつくる。
「いただきます」「おいしかった」
あたりまえの言葉がうれしい。
料理には作り手の「命」が入るから。
「台所に立つことは意味がない」
と育てられた「親」たちが、
子どもの成長を喜び、子どもと台所に立ち始めた。
あなたとともに育つのは、こんなに楽しい!
食事作りに心=命を込める大人たちの背中に
こんなオーラを感じたとき、子どもたちの「心の空腹感」は満たされる。
感想・レビュー・書評
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食事作りで起こるいい変化が紹介され、弁当の日はできなくても、何かに応用できそうな予感を感じた。食事作りのための、食材探し、献立作りから、片付けまで、実に多くの工程があるが、やろうと思えば小学生にもできるんだ。やらせてあげる機会を作ってあげたいものだと思う。そして、次はこうしようなどのアイデアが子どもから出てきたら素敵だなぁ。
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「親は手伝わないでください」著者の竹下さんが校長の時に始めた、小学生・中学生の子どもが自分で弁当を作って学校に持参する“弁当の日”の取り組み。そこには親子の絆、家族の絆、家庭と学校の枠組を越えた地域の絆が生まれていました。食材への感謝、誰かのために料理を作る喜び、食べた人から感謝される喜び、普段料理を作ってもらえることへの感謝、本の中には料理を通した多くの喜び・感謝があふれています。ぜひ多くの人に読んでもらいたい本であり、多くの人に知ってもらいたい取り組みです。
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恵那市でも行われている「お弁当の日」。子どもたちは自分たちの力だけでお弁当を作って登校します。当たり前のように受けていた親の愛情、かけた苦労を感じるとともに、一人でもできるという自信、お弁当作りを通して家族や友人との絆が深まります。