ヘリオセントリック占星術

  • 説話社
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916217943

作品紹介・あらすじ

 本書は、従来の価値観を180度変える力を与えてくれる占星術の技法である「ヘリオセントリック」について解説したものです。
「ヘリオセントリック」とは、これまで私たちがなじんできた地球を中心にして太陽や月、その他の惑星の位置関係を見る「ジオセントリック占星術」とは正反対の、太陽を中心として全体像を見る考え方です。そのため、ジオセントリック占星術で考えられていた「太陽星座(雑誌やテレビなどでみる「12星座」)」はなくなり、その代わりに太陽から地球を見た「地球星座」が新たに生まれ、ここから私たちを深く読み解くことになります。例えば、9月23日から10月23日生まれの人は、これまでは「天秤座の人」ですが、ヘリオセントリック占星術で見た場合は、「地球星座が牡羊座の人」ということになるのです。
 また、太陽系惑星を考慮するかたちになりますので、地球を周回する月が外れることも特徴といえます。「地球星座」を知ることで、私たちは自分がこの地球ですべき使命や目的・目標がわかります。それは私たち自身の中心を自己(=地球)ではなく、太陽を中心にし、そこから俯瞰するために可能となるのです。つまり、「自分がなぜここにいなければいけないのか?」をハッキリと示してくれるわけです。
 本書ではヘリオセントリック占星術の概論からはじまり、12地球星座(太陽から見た地球の位置)別の解説や、ヘリオセントリック占星術でホロスコープを作る方法やリーディングの仕方、各惑星が象徴するもの、ケーススタディと豊富な内容でヘリオセントリック占星術の魅力と力を解き明かしていきます。
 本書を読むことで本当の自分を知るためのツールがヘリオセントリック占星術にあるのだと感じることでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 地球を中心としたジオセントリックは人生という旅の前半、太陽を中心としたヘリオセントリックは旅の後半の示唆となる。何を目的として、どのようにしたくて地球にやってきたのか思い出すヒントとなること多し。将来を占うものというより、自分自身のことを遠くから眺めて気付くためのヒント集という感じ。生きる目的を見失った時、これを使って内観してみるのはとても楽しい。他人から指摘されたら傷つくような繊細なことも、自分で気付けば目からウロコな好刺激。アスペクトを理解すればさらに深く知れそう。

  • 西洋占星術の基本を理解し、松村先生の完全マスターも読んでから挑戦しましたが、私にはまだ早かった〜。ヘリオの基本と太陽星座◯◯なら地球星座は?というところまでは良かったのですが、他天体を交えての実践編で力尽きました。

    太陽星座と地球星座の照合はポラリティの理解が深まるのでここはおすすめです。ちなみにここまでで本全体の半分くらいのページ数です。

    ヘリオ初心者向けの方は絶版のようですが復刊してほしいですね。

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著者プロフィール

松村潔(まつむら・きよし)
1953 年生まれ。西洋占星術、タロットカード、神秘哲学における日本の第一人者。西洋占星術においては古典的な解釈にとらわれず、古今の宇宙思想をふまえた、壮大な体系を構築する。著書は『ヘリオセントリック占星術』(説話社)、『「月星座」占星術入門』『人間関係占星術講座』『土星占星術講座』(以上、技術評論社)など多数。

「2022年 『ムーン・ダイアリー'23』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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