- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784916217998
作品紹介・あらすじ
本書は、ホロスコープに明示されている「ディグリー(=度数)」から自分自身を深く読み取るためのテクニックを解説した1冊です。
ホロスコープは360度の円ですが、そこを12サインで均等に分割することで、1つのサインは30度のテリトリーを持つこととなります。この、1度から30度までの各度数の意味を解き明かしていくのが「ディグリー占星術」なのです。 1度から360度までの度数の意味を説明したサビアンシンボルとの大きな違いは、この12サイン共通の1度から30度に絞った点にあります。12サインでの個性の差はあれども、共通のテーマは存在します。例えば、5度は「冒険と刺激」というテーマです。4度の普遍性をエネルギー源として新たな冒険にチャンレジしようとする度数です。また、16度では「殻が打ち破られる」です。15度でサインの力がピークを迎え、その折り返し、または方向転換が始まる度数なのです。このようにして、1度から30度までの度数の物語を説明していきます。
もちろん、12サイン別の度数のテーマも合わせて取り上げていますので、サビアンシンボルとして勉強されたい方にも最適です。 度数を知ることでさらにホロスコープリーディングの精度が上がり、今まで読めなかった・見えなかった面が見えてくるはずです
感想・レビュー・書評
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サビアン占星術の各度数の意味について、著者自身の解釈が語られている本です。
占星術では、それぞれが30度の幅をもつ12のサインに重要な意味があたえられています。サビアン占星術では、その各度数にシンボルが割りあてられ、そのイメージによってよりくわしいホロスコープの解釈が可能になるとされています。著者は、サビアン占星術を日本に紹介した人物の一人で、『増補改訂版・神秘のサビアン占星』(2004年、学研エルブックスシリーズ)や『愛蔵版・サビアン占星術』(2016年、学研エルブックス・シリーズ)でもその紹介をおこなっていますが、本書では著者自身のサビアン・シンボルの解釈が積極的に示されています。
著者の解釈はおおむね、広い意味での数秘術的な考えかたを応用したもので、はたして占星術そのもののうちにこうした解釈を支持する根拠が存在するのかまったく不明なのですが、オカルトなどに関心のある読者にとってはある程度親しみやすい解釈ではないかという気がします。もちろん著者の独自解釈であるということは留意しておく必要はあると思いますが、サビアン・シンボルを漫然とながめていてもその意味がなかなかつかめないので、本書のようにある種の体系的な解釈を参照することは、サビアン占星術に関心のある読者にとって有益なのではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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