- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784921146252
感想・レビュー・書評
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南極の昭和基地から1000km内陸に入った(高度3800mの)ドーム基地で越冬する隊員の調理担当として同行した筆者。
映画を先に観て、原作も読んでみようかなと手に取った一冊。
著者は(当たり前の話だが)文章を書くのは素人で、ところどころ独りよがりな部分も見受けられるものの、一般的な日本人からは想像することも難しい遠く離れた南極の奥地での1年に及ぶ暮らしぶりのレポートは、現実離れしていて興味深い。
そして、現在の日本に住む私たちの便利な生活というのも浮き彫りになる。
ちょっとしょうゆが切れちゃった。明日のパンがない。
じゃあ、すぐそこのコンビニで買えばいい。
コレって本当にすごく便利でありがたいことなんだよね。
1年もの間、接触できる霊長類(というかそもそも生物)は隊員だけってどんな気分なんだろうか。 -
南極の昭和基地から1000km離れたドームで越冬する9人の観測隊に調理担当として参加した記録。 極地を研究する学者達もまずは生きていかなくてはならないわけで、その辺りの(非?)日常生活が面白い。マイナス70℃の極寒の地、パーティーに次ぐパーティー。参考になりそうでならない微妙な料理が多数登場。せめて豪華な食材でもなきゃやってられないのだろう。蓮舫に仕分けされてないことを祈る。炊飯器とオーブンで作るパエリアは使えそう。カレーへの太田胃散投入もやってみるか。
不肖宮嶋その他にはけっこうムカツイていた模様。
映画化されていて、堺雅人が演じたらしい。TV南極物語の役人ほどではないのだろうが、西村氏の豪放さとはかなり違ったキャラに仕上がっているのだろう。 -
ミニコメント
南極観測隊で働くおじさん9人の楽しみは毎日のご飯。テレビドラマ化もされた作品。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/315442 -
2019/12/25
映画もドラマも好きなのに、原作は読んでいなかった。原作も面白い、図書館で借りたけど書庫にあった。こんなに面白いのに目の届かない書庫にあるとは、、、、 -
映画を見てよみたくなりました。
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牛乳は冷凍してもOK
【ローストビーフ】牛肉塊に塩・胡椒をすりこむ→サラダオイルを塗ってしばらく室温におく→220度のオーブン→箸を差し込んで透き通った汁が出ればOK→アルミホイルにくるんで10分(ソース=残汁に醤油&ワインor酒&みりんで一煮立ち)
【和風煮物】
→【酢豚】鶏肉に片栗粉をまぶしてフライパンで焼く→和風煮物を加える→ごま油+ニンニク+中華ドレッシング+水溶き片栗粉=餡
→【グラタン風】酢豚にマヨネーズをまぶして220度のオーブン
【サンドイッチ】鯛の実+醤油+七味唐辛子+マヨネーズ+タマネギ -
南極の過酷な環境の中での料理人奮闘記。
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南極という極限状況で隊員たちの精神状態を維持するために
料理を通して奮闘する姿を描いた本。
高級な素材が 仕方がないとは 残念な状態になったりすることも多いが
この本自体 もう少し 上手にかけば 面白くなったのにと感じられるところが多く。それがマトリョーシカのようになっている。
第1回東京ごはん映画祭でも 映画もやっていたが
この本を読む限り 映画をみようという気にはならなかった。
キャンプの手ほどきの箇所は 秀逸。 -
面白かった。 映画を観たあとで気になっていたので即買い。過酷な状況で飯はめちゃめちゃ豪華なのが何とも面白い。
はるか昔の小学生時代、学習雑誌かなにかで
南極基地では、牛乳を外に出しておけば「牛乳...
はるか昔の小学生時代、学習雑誌かなにかで
南極基地では、牛乳を外に出しておけば「牛乳氷」状態になって
飲みたいときに鍋で温めて飲む、みたいなことが書いてあって
同じ牛乳にも関わらず、なんだかおいしそうだなぁ!と呑気に思ったりしましたが
食糧のストックが切れることは、基地の方たちにとっては
まさに死活問題なのだと思うと、あの呑気な自分が恥ずかしい。。。
映画も、観たい観たいと思いつつ、いつも借りてくるのを忘れるので
今度こそ借りてこようと思います!
牛乳氷ですか...
牛乳氷ですか!
本作でも牛乳を凍らせて…という行がありました。
北海道出身の著者は、凍ってしまう牛乳は小学生時代からおなじみだったそうです。
それもやはりストーブや冷蔵庫で解凍して(多少クリーム状のものが分離していたそうですが)普通に飲めたとか。
ハチミツなどを混ぜて凍らせておいて、シャーベット状にして食べたら、甘いかき氷っぽいものになるのかも(笑)
映画はとても面白かったです。
料理もとてもおいしそうでした。
ぜひ借りて観てみてくださいね(´▽`)ノ