榊原記念病院 低侵襲手術書

著者 :
  • 榊原記念病院 高橋幸宏
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924671386

作品紹介・あらすじ

このたび「榊原記念病院 低侵襲手術書」を刊行することといたします。

私は熊本大学医学部を卒業し研修医を経て直ちに榊原記念病院に入職して以来36年、
心臓手術を専門としてまいりました。おもに小児の心臓外科手術を手がけて来ましたが、施術数は約7000例に及びます。

ご承知のように心臓の手術はデリケートな技術を要求されます。従って、単に一医師のみの努力だけで完全な手術が達成できるものではありません。そうした中において、榊原記念病院は熟達した集団がチームとして取り組みますから、国内でも高い評価をいただき、それをまた私たちは励みとしてさらなるチーム力の育成に努めてきました。

中でも、小児は体力の問題もあり全身臓器にかかる負荷をできるだけ小さくすること(低侵襲)が必須となっています。小児心臓外科手術においてはこの低侵襲をどこまで達成できるか、ということが術後の患者を健康体としてご家庭に帰してあげられるか、につながっていると言っても過言ではありません。現在までの榊原記念病院の歴史はこの低侵襲化の歴史であった、とも言えると思います。

私も医師として円熟の時期を迎えている、といわれるような年齢となってまいりました。そうした日々を過ごしていくうちに、ここまで達成してきた低侵襲の技術を、今後の医療現場で力を発揮していく若い方々に伝えておくのが使命ではないか、と思うようになり、数年をかけて資料を書きためてまいりました。
低侵襲のための技術とは、患者救命のための我々個々人の臨床力向上は勿論ですが、患者のご家族も気持ち的に低侵襲とさせること、また、一人前になるために多くの精神的苦労を重ねていく若手医療従事者をも低侵襲とさせるための手段であります。これらの総合的な低侵襲対策は今後の外科医療の継続と維持には欠かせないものと考えます。
特に、私が経験したものを若手医療従事者が前もって知っておくことができて患者の治療に当たれば、それは治療の質を上げる本当の意味での低侵襲手段ともなりえます。

本書は、従来の教科書と異なり、専門的解説を羅列したものではありません。一外科医が考えてきた外科治療の理想と反省、また、その時々の気持ちの流れも多く書かせて頂きました。医師だけでなく、看護師や技士、ひいては一般の方々まで興味を持って読んで頂けるものと自負しております。

榊原記念病院 副院長 高橋幸宏

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著者プロフィール

1981年熊本大学医学部卒業。
研修医コース終了後、一貫して、榊原記念病院にて小児の心臓血管外科の研鑽を積む。
98年榊原記念病院心臓血管外科部長、2003年同主任部長、06年より副院長兼心臓血管外科小児主任部長を務める。

「2019年 『榊原記念病院 低侵襲手術書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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