3びきのこぶた (美しい数学 6)

著者 :
  • 童話屋
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本棚登録 : 148
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (43ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924684270

作品紹介・あらすじ

数学者の森毅さんが考えて文を書き、それを安野さんが絵本にしました。
テーマは「順列と組合わせ」です。
森さんにかかると、あらゆる現象が絵本のタネになります。

「おおかみのソクラテスは、哲学者です。
 哲学者というのは、なんでもゆっくりとことんまで考える人のことです。」

おおかみのソクラテスは、3びきのこぶたを狙っています。
でもこぶたの家は5軒もあります。いったいどの家にいるのでしょう?
ここかもしれないし、あそこかもしれないし、…
ああたいへん、かえるのピタゴラスくんにも手伝ってもらいましょう。

皆さんもぜひ、この知恵くらべにご参加を! ゆっくり読んで、考えてください。

感想・レビュー・書評

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  • 1988年第3刷。
    3びきのこぶたの設定を借りて確率・統計(順列と組み合わせ)のおべんきょうをする傑作。こぶたが3びき、家は5軒。うだつのあがらぬ哲学者のおおかみソクラテスが恐妻クサンチッペにせっつかれてこぶた捕獲計画をじっくりと練る。話し相手はかえるのピタゴラス。夜じゅうかかって考えてこたえにたどりついたけれど、朝になったからたべるのはやめにしてみんなであそびましょう、というのんきな世界が好き。

  • まもなく5歳になる息子のために借りた本。
    中身は難しかったようだけど、言葉遣いが面白かったようでケタケタ笑いながら何度も読まされました。数年後読んだらもっと面白がるかな。

  • 面白い視点だけど、大人でも難しい。
    また子供が大きくなったら読んでみよう

  • 高校生だった自分にオススメしたい。

  • ぶたの絵がかわいいんですよ。とにかくかわいいの。狂気を感じるレベルでぶたが並んでるの。
    でもきっと数学の世界ってこんな狂気をはらんでるんだろうな。30年前くらいに私が読んだものを息子にも渡したいと思います。

  • 表紙を見たとき、間違って本当に絵本だったかと思った(笑)中はしっかり数学。分かりやすい確率の話。こんなのを高校の時に読んでれば、理解が早まったかもねー。

  • 面白い

  • 809
    4y6m

    喜んで開いたはいいが、難しかったので、すぐ拒絶されて、閉じられました。
    あと2年くらいかかるのかもなぁ。
    確率の本です。分厚いしね。

  • 重複順列・順列・組み合わせ・重複組み合わせについて、3びきのこぶたが5軒の家のうちどこで寝ているかという例で考える、穏やかできれいな絵の本

  • 童話かと思いきや数学の本。
    狼の哲学者ソクラテス、その奥さんクサンチッペ、カエルの数学者ピタゴラス、3人やり取りが、非常に面白い。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。数学者。東京大学数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授。数学科関係の主な著書として『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『微積分の意味』(日本評論社)、エッセイ・自伝に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)『自由を生きる』(東京新聞出版局)ほか多数。2010年7月逝去。

「2021年 『悩んでなんぼの青春よ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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