せんねん まんねん

著者 :
制作 : 工藤直子 
  • 童話屋
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本棚登録 : 55
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924684546

作品紹介・あらすじ

まど・みちおさんに惚れたひとは阪田寛夫さん、谷川俊太郎さん、河合隼雄さんなどたくさんいますが、
詩人のくどうなおこさんもその一人です。
童話屋から出た詞華集『くまさん』を見て、「わたしもやりたいもん!」と名のりでて、この一冊にまとまりました。
くどうさんが選ぶ詩を見て、こんないい詩もあった、この詩は見落としていた、と童話屋はびっくり仰天。
本書のタイトルにもなった詩「せんねん まんねん」は、巻頭に掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 穏やかな気持ちになれる。まど・みちおさんの詩集だからかな。何冊か積読になっていた詩集を読んでみようと思う。

  • ひらがなを多く使い、平易な言葉で分かりやすく表現する。
    小学生の中学年くらいならしっかり読めて、感じるものがあるんだと思う。

  • 光村図書の小学校国語教科書の元編集長の講演を、聴かせてもらったことがある
    教科書の『わかば』のとびらの詩が、まどさんの作品だと知り、たしかに教科書のはじめには、はじまりを感じさせる短い詩があったことを思い出した
    まどさんが、教科書改訂の際に既に掲載されている詩について、少し手直しをしたいとおっしゃったというエピソードもきき、過去の作品にしていないのだなと、私も純粋に、すごい人なんだなぁと思っていた
    けれど、そんなまどさんの詩集を私は読んだことがないまま、まどさんが亡くなった
    長寿で詩を創作しているというTV特集を数年前にみて驚いてしまっていたので、少しさびしかった
    上橋菜穂子さんの国際アンデルセン賞受賞が報道されたとき、まどさんも受賞歴があることを恥ずかしながら初めて知った
    図書館でも追悼展示が3月にされていて、4月になって書架に戻っていたので、寝る前に読もうと借りた

    小学校6年生の教科書にも掲載されているという、「せんねんまんねん」を含む詩集
    同じく詩人の工藤直子さんが、お好きなように編んだという

    なんだかなぁ、あたまが、やわらかい
    わかるような、わからないような、むずがゆい気持ちになる詩が何編かある
    「せんねんまんねん」・「かがみ」では、ここで詩をよんでいるのに、視点がぐっと離れて、はるかなどこか遠くから、私が急に地球を見ているような、ふしぎな感覚になる
    「さくら」は優しいし、「ポポン…」は笑ってしまう
    「火事」や「ぞうきん」や「空気」は色々な視点があることを考えさせられる
    「頭と足」は、むずがゆい、いたたまれない、じれったい、どこかにいってしまいそうな気持ちになる
    「どうして いつも」や「いちばんぼし」には、共感できる
    ことばにしてくれるのが、すごい
    ことばは、その力を信じる人が使うと、すごい力を発揮するのかもしれない

  • いつも心にまどさんを。

    犬に、タンポポに、コップに、大地に、話しかけたくなる。
    そんな詩集です。

  • 「せんねん まんねん」という詩を読むと、ヤシのみやミミズやヘビが生きたり亡くなったりし続けていること。その何千年何万年かの繰り返しを、文字を読む短い間で想像し、様子を見ている自分、ということをおもいます。

    自分は毎日、食べたり歩いたり考えたり描いたり読んだりパソコンを操作したりして生きているけれども、それをまた短い間に見ている者がいるかもしれない。ということを思わせてくれるのです。

    たしか、まど・みちおさんの文章で、なにかの空き缶に描かれた絵にその空き缶自身が描かれ、その絵が無限に繰り返し描かれていたのだが、そのことに魅力を感じていた、というようなことを書かれていた記憶があるのですが、「せんねん まんねん」はその世界を自分自身のこととして感じさせてくれます。

    せんねんまんねんという本の存在、をみつめる自分の存在、をみつめるなにものかの存在、をみつめるなにものかの存在、をみつめるなにものかの存在、、。
    と、どんどん大きなものへと想像が広がっていき、とてつもない存在への楽しさや不思議や尊敬に満たされるのでした。


    動物、植物、ものに対する優しさと想像力にあふれる言葉たち。世界をゆっくり、じっくり観るということを考えさせられる本です。

  • たとえものすごい満員電車の中にいても、まどさんの詩を読むと目の前にすーっとした、おだやかな空間が広がる。まどさんの言葉は音符のように踊る。わたしが何か加えると、重石になって引きずり落とすので、ここで終わります。13 Nov 2006

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著者プロフィール

詩人。1909~2014年。はじめての詩集『てんぷらぴりぴり』出版で第6回野間児童文芸賞。1976年『まど・みちお詩集』(全6巻・理論社で第23回サンケイ児童出版文化賞。同年、川崎市文化賞を受賞。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などの童謡詩で広く知られ親しまれている。


「2017年 『女声合唱組曲 ねこに こばん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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