まっててね

  • 童話屋
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784924684591

感想・レビュー・書評

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  • ーー待ってて。私もお姉さんみたいにちゃんとできる素敵なレディになるから。パウダーをこぼしたり、シャワーで浴室を水浸しにしないようになるから。ーー
    年の離れたお姉さんへの憧れ。
    それを優しく受け止めるお母さん。「あなたがいるだけでしあわせ」と。

    私も幼き日に憧れた従姉たちがいた。中でも父の農家の実家に住む、当時高校生だった従姉が大好きだった。お盆のご先祖様の送り迎えにちょっとだけ怖いと思ったけど、おんぶしてくれた彼女の背中の逞しさと温かさで幸せな気持ちでいっぱいになった。こんな温かい人になりたいと思った。
    後にこの従姉からアガサ・クリスティの本を譲り受け、ミステリー好きになったものだ。

    この本では、母である今の自分より、幼き日の自分に浸りたくなった。
    絵も素敵だった。大人の絵本かな。

    • たださん
      なおなおさん、こんばんは(^^)

      ゾロトウの良いところは、一方だけでなく、全てに万遍なく注いだ温かい眼差しなのだと、改めて実感させていただ...
      なおなおさん、こんばんは(^^)

      ゾロトウの良いところは、一方だけでなく、全てに万遍なく注いだ温かい眼差しなのだと、改めて実感させていただきました。ありがとうございます。

      そういえば、最近ゾロトウの作品読んでないなと思い、久々に読みたくなりました。
      2023/08/07
    • なおなおさん
      たださん、こんばんは。
      いえいえ〜こちらこそありがとうございます^^;
      恥ずかしながらゾロトウさんの本は初めてなのです。前からブクログからオ...
      たださん、こんばんは。
      いえいえ〜こちらこそありがとうございます^^;
      恥ずかしながらゾロトウさんの本は初めてなのです。前からブクログからオススメされておりました。
      最近ミステリーばかり読んで眉間にシワが寄るので、本書でフワ〜っと温かくなり、気持ちがリセットされました。もちろん眉間のシワも解消!
      たださんは何冊か読まれていますよね。レビューを参考にさせていただき、また何か読みます(^^)
      2023/08/07
    • たださん
      なおなおさん、お返事ありがとうございます♪

      『眉間のシワも解消!』
      読んでいる私も気持ちがほっこりしました(´▽`)
      また、その思い出が、...
      なおなおさん、お返事ありがとうございます♪

      『眉間のシワも解消!』
      読んでいる私も気持ちがほっこりしました(´▽`)
      また、その思い出が、あの由緒ある茅葺屋根の周りで起こったのだと思うと、より鮮烈に残るものがありそうで、とても絵になる光景だろうなと、深く感じ入るものがありました。

      ええ、ぜひぜひ、他の作品も読んでみて下さい(^^)
      2023/08/07
  • ブク友さんのレビューを見て気になっていたシャーロット・ゾロトウ。次の絵本の旅はゾロトウ祭りにする予定。

    シャーロット・ゾロトウ(1915-2013)は、アメリカ人児童文学作家。文章を担当されているため、絵は複数版が出ていることも多い模様。

    本作は、幼い少女が年の離れた姉の自立した様子に憧れを抱き、わたしもねえさんみたいになるからまっててね、と言う筋。
    日常のさりげないシーンを積み重ねていって、最後に読者を幸福感に満たす(むしろ溢れ出させる)ところに持っていく力が見事。

    ゾロトウ作品2作目ですが、今のところ大好きです。

    • たださん
      shokojalanさん、こんばんは。

      ゾロトウ祭り、いいですね!
      私も大好きな児童文学作家で、彼女の名前を冠した賞があるのも納得の、当た...
      shokojalanさん、こんばんは。

      ゾロトウ祭り、いいですね!
      私も大好きな児童文学作家で、彼女の名前を冠した賞があるのも納得の、当たり前過ぎて、つい忘れがちな、普遍的で大切な事を教えてくれる方だと思います。

      彼女の作品はとても多く、私も全てを読んだわけではないのですが、これからも読み続けていきたい、大好きな方なので、レビュー楽しみにしてますね(^^)
      2023/04/16
    • shokojalanさん
      たださん、コメントありがとうございます!
      そうですよね、たださんのゾロトウ絵本のレビューも見て気になっておりました〜!

      補足することがない...
      たださん、コメントありがとうございます!
      そうですよね、たださんのゾロトウ絵本のレビューも見て気になっておりました〜!

      補足することがないくらい、的確なゾロトウ評で大共感です(*^^*)
      読むと人生の愛おしさを思い出させてくれるようで、ぶわっと心から感動が溢れ出ました。

      たださんと共読の作品が増えていくのも楽しみにしつつ、ゾロトウ祭り進めていきますね♪
      2023/04/16
  • 背伸びする心情がよく伝わる話。子育てが終わってから自分用に購入した。

  • 図書館で借りて読み、あまりにも感銘を受けてしまい探して手元に置いてます。

  • 絵本だけれど内容は 大人向き。
    妻になり母になり、感ずるものがある。

  • 「あなたがいるだけでしあわせ!」ってなんて素敵!ちゃんと伝えてあげたいよね。
    ちょっと小さめの絵本で絵の線がきれい。

  • 大人になって現れたお姉さんへの憧れ。大人になることへの憧れ。その気持ちをお母さんにうちあけ、それをお母さんが優しく受け止める。
    そんな女の子特有の気持ちが、なんだか懐かしいようで素敵です。
    また、日々の忙しさで子どもの優しい気持ちを暖かく受け止める余裕のなさを反省しつつ、改めて我が子を愛おしく思いました。

    写実的な絵もセンスが良く、好みです。

    手元に置いて、ゆっくりと味わいたいです。

  • 昼読みで

  • なんて素敵な絵本。
    絵も素敵。
    言葉も素敵。
    子供を育てるというのは、そういうことなのだなあ。
    女の子って素敵。

  • 年の離れたお姉さんに憧れをもつ妹。憧れをもつことが成長させるんですよね。いいお話でした。

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著者プロフィール

1915-2013年。米国ヴァージニア州生まれ。ウィスコンシン大学卒業。出版社で50年以上にわたり児童図書の編集者として活躍するかたわら、絵本作家として60冊以上の作品を出版。主な絵本に『うさぎさんてつだってほしいの』(冨山房)、『かぜはどこへいくの』(偕成社)、『ねえさんといもうと』(福音館書店)、『あらしのひ』『いつかはきっと』(ほるぷ出版)、『はるになったら』(徳間書店)などがある。

「2018年 『かあさん、だいすき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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