- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784924684690
作品紹介・あらすじ
画家であり版画家の、ほてさん(ほてはまたかしさん)は、くどうなおこさんの大の仲よしです。
「のはらうた」に惚れこんで、のはらみんなの版画を彫りつづけています。
1987年より毎年、12枚の版画で仕上げる「のはらうたカレンダー」がうまれ、その版画が5年分たまるごとに、1冊の本になって生まれるのが「版画 のはらうた」シリーズです。
第1巻には、初期の「のはらうた」が多数収録されています。
はじめに出てくるのはかぜみつるの「『し』をかくひ」。
こねずみしゅんや、かまきりりゅうじの代表作もおさめられました。
絵で見る「のはらうた」をお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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工藤直子さん だいすき!!
大学生だったころ たまたま入った本屋で たまたま手に取った『のはらうた』シリーズ。
まず、表紙の版画が、いい。なんというか ずっと見てられる。主張はあるんだけど うるさくなくて、ひっそりとした森のなかの ちいさな声を 聞いているような。
工藤直子さんの詩も ちいさいちいさい存在の、声にならないちいさいちいさい声を すくいあげてるような。
どうぶつや むしたちの おはなしを こっそり きいているような。
版画家と詩人、2人の調和がほんとうにいい。息の合ったダンスのよう。しずかなしずかな森のなかで。
あなたのお気に入りはどの詩ですか?
そうやって、読んだ人の感想を聞きたくなるような。自分のお気に入りを誰かに話したくなるような。
ちなみに自分のお気に入りは、夏、かまきりが 俺の夏だぜ!といばってる詩が気に入ってます。威勢のいい かまきりが かわいくて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「版画ってこんなに優しい風合いが」
こんな本が出ていたとは、図書館に予約してみよう。。。
初めて工藤直子を知ったのは「てつがくのライオン...「版画ってこんなに優しい風合いが」
こんな本が出ていたとは、図書館に予約してみよう。。。
初めて工藤直子を知ったのは「てつがくのライオン」。これは子どもだけに読んで貰うのは、勿体無いと思いました。
保手浜孝は知らないイラストレーター(版画家?)です。他にも何かあるかな、、、2014/04/07 -
nyancomaruさん、花丸とコメントをありがとうございます!
是非是非、のんびりしたい時におすすめです。保手浜さんは私も知らなかっ...nyancomaruさん、花丸とコメントをありがとうございます!
是非是非、のんびりしたい時におすすめです。保手浜さんは私も知らなかったのですが、版画「のはらうた」のシリーズが5巻まで出ているみたいです。私も探して読んでみたいです。
「てつがくのライオン」は読んでなかったです!是非読んでみたいです…!
私は…工藤直子さんのはじめましての作品は「ともだちは海のにおい」でした。大好きな作品です(^^)2014/04/07 -
「シリーズが5巻まで出ているみたい」
とりあえず1冊目を図書館に予約します。
昔、文庫サイズのは持っていたのですが、今は手元に無いので、...「シリーズが5巻まで出ているみたい」
とりあえず1冊目を図書館に予約します。
昔、文庫サイズのは持っていたのですが、今は手元に無いので、読むのが楽しみ。
「のはらうた」も出版されて30年!そんなになるんですねぇ(昔話ついでに、渋谷に童話屋の店舗があった頃は何度か訪れたのですが、懐かしい思い出です)。。。2014/04/15
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(20年近くまえに別のところに書いたレビューの転載)
大人でも詩を読むというと身構えてしまいがち、まして小さい子に詩を読んであげるって、ちょっとむずかしそうですが、この「版画のはらうた」なら心配ご無用。たのしい版画をながめながらお父さんやお母さんが調子よく読めば、こどもも大人もすぐ夢中になれます。
詩を通じて、四季折々のさまざまな空気にふれ、いろんな動物や植物それに風や小石、そしていろんな気持ちになれます。毎日の暮らしでも自然と口ずさんでしまうような詩ばかりで、世界もぐんとひろがりますよ。
こどもから大人まで誰にでもお勧めしたい詩画集ですが、とりわけ、ことばを覚え始める一歳のおたんじょうプレゼントなどにぴったりだと思います。 -
リズムのいい詩や、おもしろい詩など、いろいろな詩がのっていて、楽しい本です。
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やさしいやさしい ことば と え。
いい天気の日には、私も、ひかりあつめをしたい。 -
詩って面白いんだ!という、純粋な驚きを与えてもらいました。
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「のはら村のみんなは、だれもが詩人です。へびいちのすけくんも、こぶたはなこさんも、こねずみしゅんくんも。さびしがりやのみのむしせつこさんも、ちょっぴりいばりんぼうのかまきりりゅうじくんも、みんな詩を作ります。
のはら村では、川も、池も、雲も、木もうたいます。
どの詩を読んでも、(あ、わたしににている)(ふふ、だれかさんみたい)と、そんな風に思えて、友だちになれそうな気がしてきます。
やさしいきもちになれる詩、ゆうきがわいてくる詩、なんだかたのしくなってくる詩、気に入った詩があったら、声に出して読んでみましょう。もう、あなたものはら村の仲間です。」
(『どの本よもうかな 3・4年生』国土社 の紹介より) -
文字ばかりの本に疲れて
慰めを求めて久しぶりに手に取った。
工藤直子さんの詩の世界が
これ以上望めないほどに
版画として表現されている。
野山を散歩するのが好きだが、
この詩集を読んでいると、
散歩している自分のイメージが
のはらの中に入り込み、
のはらにいる生き物や草木たちと等身大に
なっていくようである。
生き物たちの声は、私自身の声に重なる。
泣きそうな気持ちがするのは
なぜなんだろう?
読み終えた頃には、
のはらのみんなと触れ合って、
というか、なりきって
しばらく時を過ごしたみたい。
小さな深い旅。
またいつでも会いに来よう。
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【2014/12/19】
紹介者:川口明美さん
レビュー:米山
レビュアーが紹介していただく前にその場を抜けてしまいました!
ばしかし、野原の昆虫目線のうたが面白いということで、いったい、どんな目線なんだろう?
ちょっぴり、巨大な草や巨大な花、巨大なカエルとか想像して、アドベンチャーな気持ちになりました。
きになる。。。
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