世界一の石の塔

著者 : 花岡大学

• 戸田デザイン研究室 (1984年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

日本の名作を迫力あるタッチで描く、戸田幸四郎の名作絵本シリーズ。
権力をふりかざす王様が、世界一高い石の塔を建てるよう、家来たちに命じます。
望み通り、世界一高い塔が完成しますが…。

権力に溺れる人間の愚かさ、権力に従うことしかできない人間の弱さや卑屈さ。
知恵競べのような展開にドキドキしながら、風刺の効いたユーモアあふれる文章とスピード感で、さまざまな人間の心を描き出します。

ストーリーだけでも充分面白い作品ですが、子どもたちはもちろん、大人も考えさせられるところが必ずある、味わい深い名作です。

感想・レビュー・書評

[kaobulogさんの感想 · 2013年7月6日]

石関連の本集めで

著者プロフィール

1909年奈良県吉野に生まれる。龍谷大学卒業後、児童文学作家として活躍。京都女子大学教授を経て、奈良文化女子短期大学教授。京都女子大学名誉教授。1961年小川未明文学奨励賞、1962年小学館文学賞、1977年正力松太郎賞を受賞。1988年１月逝去。著書　『虚仮記』『新・仏教童話全集 全8巻・別巻１巻』『花岡大学　仏典童話全集 全8巻』『花岡大学　続仏典童話全集1・2』『仏典童話新作集 全3巻』『花岡大学　童話文学全集 全6巻』『東大寺の伝説』など多数。

「1984年 『花岡大学　仏典童話新作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」