稀代の「食通」「名料理人」として、料理史にも名を残すオペラ作曲家ロッシーニ。その生涯と実像を美食の観点から探る。
1957年東京生まれ。音楽・オペラ研究家。日本ロッシーニ協会会長。フェリス女学院大学オープンカレッジ講師。2004~09年、国立音楽大学にて「オペラ史」「作品研究」などを講ずる。著書に『消えたオペラ譜 楽譜出版にみるオペラ400年史』『サリエーリ モーツァルトに消された宮廷楽長』『イタリア・オペラ史』(共に音楽之友社)、共著に『オペラ・キャラクター解読事典』『新編 音楽中辞典』『新編 音楽小辞典』(共に音楽之友社)、『魅惑のオペラ』(小学館DVD BOOK、全30巻)、『ジェンダー史叢書・第4巻 視覚表象と音楽』(明石書店)、『ローマ 外国人芸術家たちの都』(「西洋近代の都市と芸術」第1巻、竹林舎), 楽譜編纂ほか多数。ロッシーニ、オペラ、エディション、歌手、歌唱法、歴史的声楽教本に関する論文や論考を日本ロッシーニ協会紀要「ロッシニアーナ」と同協会ホームページ(http://societarossiniana.jp/)に多数掲載。『サリエーリ』により第27回マルコ・ポーロ賞を受賞。 「2015年 『新 イタリア・オペラ史』 で使われていた紹介文から引用しています。」