あくたれラルフ

  • 童話館出版
3.73
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本棚登録 : 651
感想 : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (46ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924938267

作品紹介・あらすじ

ラルフはあくたれねこでした。もう、これでもか、というほどの。セイラがかわいがってもおかまいなし。セイラは、からかわれても、パーティーをだいなしにされても、お母さんのお気に入りの鳥を追いまわされても、お父さんのパイプでしゃぼん玉をとばされても、ラルフがすきでした。ラルフはセイラのねこでした。ところがある日、ラルフのあくたれは、度をこしてしまいます。ねこが、ぜったいやらないことを、しでかしたのです。サーカスでのできごとでした。「きょうのラルフのいたずらはひどすぎる」と、お父さんはいいました。「ラルフ、ときどきあんたをかわいいとおもえなくなるわ。」と、セイラはいいます。ほんとに、そのとおりでした。最後には、セイラの愛がまさり、ほんのすこしいい子にしていれば、やさしくしてもらえるということが、ラルフにもわかります。そして、ラルフのあくたれぶりも変わります。でも、やさしくおもいやりのあるねこに大変身したラルフでも、たまにはあくたれたい、という誘惑にまけてしまうこともありますけど、ね。4才くらい向き。

感想・レビュー・書評

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  • 2017.2.13
    あくたれ!悪いネコだなあ。どんだけ悪いんだラルフ。顔も悪い。ラルフのあまりの悪さに笑っちゃってちゃんと読めない。でもこんな子がそばにいたらものすごい大変だけど、いないとさみしいんだろうな。おっと、どっかのいたずらっ子と一緒じゃないか。

  • 猫大好き。
    あくたれでも大好き。
    変わらぬ愛。

  • 最後、完全にいい子にならないのが良かった。
    あくたれでも、家族には大切。
    君も愛されてるんだよ、という安心感を子供にもたらしてくれる本。

  • ちなみに原題は“ROTTEN RALPH”。ROTTENは「ジョニー・ロットン(The SEX PISTOLS)」のロットンと同じ。(人が)あきれた、とか、腐ったという意味。

    まず、アメリカなどのキリスト教国は、日本とは「あくたれ」の概念が違うと思う。
    この本でラルフは「そんなことやったらみんな困るでしょ?」ということを平然とやり、案の定、みんなから総スカンをくらう。
    でも読後改めて頭に次のことが浮かんだ。『結果がどうなるかわかってるはずなのに、なんでそんなことをやってしまうんだろう?』
    ここで「人のいやがることはしてはいけません」と言ってしまうのは簡単。でもそう言うだけでは物事はまったく解決しないっていうのは、特にいたずらっ子を持つ親からするとみんなわかってると思う。

    もちろん西洋でもラルフがやったようなことをやったら嫌がられるのは日本と同じ。
    でも西洋では“神様の前ではどんな人も平等”っていう考え方があるからなのかな? どんな「あくたれ」があっても最後にはお互い歩み寄れてハッピーエンドていうのが、アニメでも多いような気がする。

    ここで、日本での道徳の教科化から考えてみると、どうも「人のいやがることをするのはやめましょう」で授業が終わってしまうような気がする。

    そんなの言われなくてもわかってるって!

    道徳の時間に本当に学習すべきなのは『それなのになぜ「あくたれ」なことをやってしまう人がいるのか?』、それと『「あくたれ」なことをしたりされたりしたあと、どう付き合っていけばいいのか??』だと思うけどねえ、文部科学省さん?

    その答えをラルフが出してるとは言えない(と言うか、そんな簡単に答えは出ない)けど、子どもにこの本を読んで「他人の気持ちになって考えましょう」とか訳知り顔で親や先生が言って終わりっていうのはあまりにもつまらない。
    「善人なおもて往生をとぐ いわんや悪人をや」。
    子どもは大なり小なり、心の中に「あくたれラルフ」を隠し持ってるはず。聞き分けのいい『よいこ』のほうがある意味怖い。子ども自身に、自分のなかに潜む「ラルフ」をちょっとでも気づかせられるきっかけになれば、読み聞かせた甲斐もあるってものだろう。

  • 「は?なんで戻ってきてうれしいのよ。いなくて寂しい?え?」(S9)
    「俺はMがいなくなっても寂しくないし、帰って来て欲しいとかも思わねぇ。」

    「あくたれ」なネコ、ラルフ。
    あくたれが過ぎてサーカスに置き去りにされる。
    絵も文章もユーモラスでSも「ヒデっ」と言いながらニヤニヤしている。
    最後にはちょっと納得がいかない様子。確かにセイラたちに謝ったりお礼を言ったりしているわけではないからね。
    でもネコってそんなもんだよね。
    それでも居ないと寂しいのがネコ。

  • メッセージ性が高い絵本。無償の愛がテーマ。

  • 翻訳は有名な石井桃子さんですが、今の子ども達に「あくたれ」という言葉が通じるか微妙なところでした。
    それでも、少し昔のニュアンスに触れることもいいとは思います。

    ラルフがどんな悪さをしでかしても、その場で怒っても本心では赦す心のある家族。
    悪戯が止まらないラルフに、自己投影する子どもも居るのではないか、と思いました。

  • 絵のセンスがいい!

    想像以上に悪い猫で、現実だと許し難いレベルです。
    温かく迎え入れる家族の気が知れません。
    でも、淡々とした文章が、なんとも味があって好きです。
    反省して更生するのも、まぁ普通ならありえないのですが、漫画チックな絵のおかげで違和感なしです。

    更生するも、一筋縄ではいかないあたりもなかなかいいです。

  • いたずらばかりする猫のラルフがサーカスに置き去りにされ苦労して家に戻り改心するという話です。何故か、我が娘気に入ったようで小さい頃毎日の様に持ってきて「読んで!」と言われました。絵が個性的です。

  • 息子7歳3ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他


    これまたなんとも憎たらしいねこ。
    まったく可愛らしくない。
    そんなラルフのことを好き、というセイラが優しい。

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著者プロフィール

1951年アメリカ、ペンシルバニア州生まれ。1976年『あくたれラルフ』(童話館出版)で作家デビュー。その後「あくたれラルフ」シリーズを次々と発表しながら、エマーソン大学とバーモント大学で、創作児童文学を教えた。その他の作品に『ぼく、かぎをのんじゃった!』(徳間書店)などがある。 

「2021年 『あくたれラルフ おなかをこわす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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