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- / ISBN・EAN: 9784924938335
作品紹介・あらすじ
読んであげるならおよそ6才くらいから。
感想・レビュー・書評
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ねずみのアナトールが働くようになった経緯が書かれています。
先に続編の「アナトールとねこ』を読んでしまったので、順番が逆になってしまって、ちょっともったいなかったなと後悔…
この絵本では、奥さんねずみのドーセットの控えめだけれどアナトールをとても尊敬して信頼している様子が、言葉や絵から伝わってきました。
アナトールって、ほんとに賢くて、フランスで一番、満ち足りたねずみですね。大好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔、違う絵で読んだことがあった。表紙のねずみの絵がちょっと気持ち悪くて、逆に印象に残っていたのだが、こちらは、さすが、ポール・ガルドン、いい絵。なぜ初めからこの絵で出さなかったのだろう。権利関係で使えなかったのか?
ねずみの町があって、そこでねずみたちが人間のように暮らしている。夜になるとねずみの成人(?)男性は(1956年初版だから女性は子どもたちと家にいる)自転車で、パリに行き、人間の家で食料を調達するのが仕事。
ある時アナトールは人間がねずみを「ぞっとするほどきたない」「フランスのはじだ」と評するのを聞き、ねずみの名誉のために一仕事をする。
アナトールはベレー帽に青いシャツ、赤いスカーフ。友だちのガストンは赤と黒のボーダーTシャツで、おしゃれ。
赤、青、白で描かれているのは、もちろんフランスだから。表紙をめくるとフランスの国旗になる。
しかし、実は絵を描いたガルドンも文章を書いたタイタスもフランス人ではない。
ねずみのファッションもフランスのイメージなんだろう。
リアルに考えたらネズミが試食したチーズなんてゾッとするけど、幼い子どもはアナトールの立場で読むので問題なし。 -
ストーリー、絵、ともに非常に上質な絵本に出会えました。人から評価を得ることはすごく大変。「それが人生ってもんさ」。家族を幸せにできていればそれで十分。人の評価は気にしなくていい。そう思えれば楽だけど、やっぱり割り切れない、という気持ちはよく分かる。自尊心は邪魔な時もあるけど大切なものでもあるよね。人の役に立てるって素敵だ。ガストンとの友情あふれるやりとりが粋。
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ねずみが人間に嫌われていると知ってショックをうけるねずみのとうさんアナトール。じゃあどうしたらいいか。悩んでいないで考えて行動したアナトールはすごい。仲間を守るために、自尊心を守るために。トリコロールがめっちゃおしゃれ。
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ネズミのアナトールは自分の誇りをかけて、チーズの味ついてのコメントメモを残して、それはチーズ工場の人間たちも納得させるものだった。シリーズの第一作。
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3歳から気に入っている本
何度も読み聞かせた
恐らく最初は絵を気に入っていた?
本当にこんなネズミがいたらいいなぁ
家族思いで責任感のあるアナトール
続刊でも大活躍 -
2y4m16d
人間の食べ物をくすねるだけだったネズミが、チーズ工場で影の味見担当となり活躍するお話。
タイプライターが出てきたけれど息子は知らないので、お化粧するやつ??と言っていた。