- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784924938588
感想・レビュー・書評
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敬愛するマーガレット・ワイズ・ブラウンさんの文章に、大好きなバーバラ・クーニーさんが挿絵を付けた詩的な作品。
美しく滋味豊かな作風で知られるおふたりだもの、それはもう素敵な一冊だ。
これといったストーリーはなく、たくさんの生き物たちが登場しては【どこへいってた?】と聞かれ、それに対して答えていくという繰り返し。
短い問いと答えがとても洒落てて、それでいて深い。
「きょろきょろ」「くるっくるっ」「のっそりのっそり」「けろっけろっ」などという擬音も楽しい。
静かなお話にふさわしく挿絵はモノクロが基調で、さし色の赤がよく効いている。
ハンディサイズなので、小さな子への寝る前の読み聞かせには最適だろう。
持ってるお母さん(お父さん、かな?)の、腕が痛くならない(笑)方がありがたいものね。
馬とうさぎが出色で、最後のからすでは「やられた!」って思うはず。
なんて楽しくて粋なラスト!
ああ、誰か小さな子にこの本を贈りたいと、心底そう思った。
そして、私が寝る前には、この本を読んでもらいたいなぁ(笑)。
約3分。2歳くらいからと書いてあるが、一歳半くらいからでもOKかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今度は、マーガレット・ワイズ ブラウン×うちだ りさこ×バーバラ クーニーの三強による作品。
なかでも、昨年、お亡くなりになられたうちださんがこのような作品の翻訳も手がけていたことを喜ぶ。
「くじら」→「うさぎ」→「ライオン」→「ねずみ」と続く記述が、とても示唆に富んでいる。そして、にくいのは、入れ子構造で終わる「からす」のページ。得意げなカラスがこっけいです!これって私!? -
一番最後のカラスのページと、カエルのページがお気に入りです^^
幼い頃は色の少なさに衝撃をうけました。カルチャーショックです(笑)
内容はいたってシンプルなのに、何度も読んでもらった覚えがあります。 -
バーバラ・クーニーという人の描いている絵がとても優しくて繊細で可愛らしいのでつい惹かれて手に取ったのですが、中身もとても素晴らしいです。
うちらりさこさんという方が訳されているんですが、ちょっと谷川俊太郎を思わせるような、とても端的でかわいらしい、音のある言葉の並び。
子どもに読み聞かせるには大人もとても楽しめる本です。 -
小さいので、おでかけ時携帯用絵本として活躍中。読みやすい文章なので、小さい子でも一緒に声を出して読むことがでいます。動物大好きな息子には大好評。