- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784924938625
感想・レビュー・書評
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谷川さん、好きだけど
これは読んだことなかったなあ。
大切な、お母さんみたいな先生みたいな
友達みたいな人がくれた絵本。
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ゴールデン・マクドナルドは、
マーガレット・ワイズ・ブラウンのペンネーム。
美しい絵本です。
この絵本の 静かな情熱は、
大好きな絵本、斉藤倫さんの「とうだい」をおもいだしました。
いいなぁ。
島には
風が吹き 雲がすぎ
潮がよせたりひいたりする。
島のまわりを 魚がおよぎ
鳥たちが とんだ。
_いっぴきのこねこが
家族と一緒に ボートにのってやってきた。
「ぼくも ちいさな島かもね」
こねこはいった。
「そらとぶ ちいさな毛がわの島だ」
こねこは じめんをけって
くうちゅうに とびあがった。
「それが きみだってことなのさ」
ちいさな島はいった。_
ねこたちが去った後も、島はそこにいて、
虫や花や動物たちと季節はめぐる。
_よるとひるがきて、すぎていった。
夏と冬。
太陽とかぜ。
そして あめも。
ちいさな島でいることは すばらしい。
世界につながりながら
じぶんの世界をもち
かがやくあおい海に かこまれて。_
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何気なく子供が、猫さんの本だ。と選んだ本
初めてよんだのは、十数年前?二十年前?
この猫ちゃんが、心の隅っこに住み着いてしまい何度も、島に帰ります。
初めて読んだ時に、あっ、この本は一生そばにいてくれると、思った本です。 -
地味で美しい夏の絵本。私が知ってる中では、『少女ソフィアの夏』などのような、潮風の吹きこむ清々しさがありました。七本の木と十七のしげみと一つの岩で出来た森のあるばかりのちいさなちいさな島。靄が去り何も無いかのような島のささやかで豊かな自然がだんだんと明らかになり、そこに人間の操るヨットがやってきて、一匹の猫が島を探検します。この猫の生意気な感じがとっても可愛い。特に島の秘密を知ったときの顔がイイ。ちいさくもさまざまな生物が生態系をつくり四方を海に囲まれているちいさな島というのは、とても平らかな幸福感をもたらしてくれる。少女ソフィアの島も、十五少年漂流記の島だって、素晴らしい。夏の朝の成層圏も、島の幸福があったと思う。その小さな平らかな完全性の至福。一読でスカッとする!面白い!というのではないけど、何度もしみじみと眺められる、夏を味わう絵本です。
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深い絵本です。
「ちいさな島でいることは すばらしい。
世界につながりながら
じぶんの世界をもち
かがやくあおい海に かこまれて。」
このことば、胸にしみました。
谷川俊太郎さんの訳です。 -
1949年コールデコット賞受賞作品
The Little Island -
ゴールデン マクドナルド (著), レナード ワイスガード (イラスト), Golden MacDonald (原著), Leonard Weisgard (原著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
ゴールデン マクドナルドはマーガレット・ワイズ・ブラウンの別名 -
[墨田区図書館]
"マーガレット・ワイズ・ブラウン"がペンネームを5個も持っていたということは知らなかった。これはそんな彼女のペンネームの一つ、"ゴールデン・マクドナルド"の本。
先日、「この本をかくして」という"マーガレット・ワイルド"の本を勘違いして借りてきて、"マーガレット・ワイズ・ブラウン"の名前を再確認した際に知った事実。
この「ちいさな島」はコールデット賞も受賞したということに加えて、この画家とはゴールデンコンビだということから、読んでみたいと検索したら、既に「子どもと読みたい科学の本棚」で登録してあった!
さぁ、登録していたのは約3年前。遅くなったけど、今度借りてきて読んでみよう。
読み始めてすぐ、思い出したのは、ジェイソン・チンの「ガラパゴス」。でもこの本は特に進化の本でもないし、どちからというと緩やかに時間が過ぎていく様は、「ちいさなおうち」のような感じ。今回のように筆者と本の価値を知ってから読んだのでなければ、起承転結、奇想天外、ストーリー性、教訓性、などなど…が好きな私は「いい本だけど、うーん、どうかな」とするりと読み流していただろうな。いや、知ってはいても多少はそんな感じ(笑)でも確かにいい雰囲気、本ではある。この本を「いい本だ」、とじっくり読み取れる精神と心の成長を持てるのが理想なんだろうな。 -
クモ、野花、スミレ、梨、チャックルベリー、ロブスター、アザラシ、カワセミ、カモメ、野イチゴ、ニシン、サバ、ネコ、蛍、フクロウ、島の1年
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地球は、一つ…
1947年コルデコット賞