ちいさな島

  • 童話館出版
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本棚登録 : 147
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924938625

感想・レビュー・書評

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  • 谷川さん、好きだけど
    これは読んだことなかったなあ。

    大切な、お母さんみたいな先生みたいな
    友達みたいな人がくれた絵本。


  • ゴールデン・マクドナルドは、
    マーガレット・ワイズ・ブラウンのペンネーム。
    美しい絵本です。

    この絵本の 静かな情熱は、
    大好きな絵本、斉藤倫さんの「とうだい」をおもいだしました。
    いいなぁ。

    島には
    風が吹き 雲がすぎ
    潮がよせたりひいたりする。
    島のまわりを 魚がおよぎ
    鳥たちが とんだ。

    _いっぴきのこねこが
    家族と一緒に ボートにのってやってきた。

    「ぼくも ちいさな島かもね」
    こねこはいった。
    「そらとぶ ちいさな毛がわの島だ」
    こねこは じめんをけって
    くうちゅうに とびあがった。

    「それが きみだってことなのさ」
    ちいさな島はいった。_

    ねこたちが去った後も、島はそこにいて、
    虫や花や動物たちと季節はめぐる。

    _よるとひるがきて、すぎていった。
    夏と冬。
    太陽とかぜ。
    そして あめも。

    ちいさな島でいることは すばらしい。
    世界につながりながら
    じぶんの世界をもち
    かがやくあおい海に かこまれて。_

  • 深い絵本です。
    「ちいさな島でいることは すばらしい。
     世界につながりながら
     じぶんの世界をもち
     かがやくあおい海に かこまれて。」
    このことば、胸にしみました。
    谷川俊太郎さんの訳です。

  • ちいさな島の四季を素晴らしい挿絵と詩的で情緒豊かな文章で表した名作。どちらかというと地味な印象の絵本なのですが、この絵本の素晴らしさは読み聞かせをすると良く分かります。谷川俊太郎氏の訳による素晴らしい文章によって、島の様子が目に浮かぶようなのです。そしてこの本は、「ちいさな島でいることは すばらしい。世界につながりながら じぶんの世界をもち かがやくあおい海に かこまれて。」という一文で、子どもにも大人にも深い余韻を残して終わります。「ことば」のちからを感じる1冊です。

  • ゴールデン マクドナルド (著), レナード ワイスガード (イラスト), Golden MacDonald (原著), Leonard Weisgard (原著), 谷川 俊太郎 (翻訳)

    ゴールデン マクドナルドはマーガレット・ワイズ・ブラウンの別名

  • [墨田区図書館]

    "マーガレット・ワイズ・ブラウン"がペンネームを5個も持っていたということは知らなかった。これはそんな彼女のペンネームの一つ、"ゴールデン・マクドナルド"の本。

    先日、「この本をかくして」という"マーガレット・ワイルド"の本を勘違いして借りてきて、"マーガレット・ワイズ・ブラウン"の名前を再確認した際に知った事実。

    この「ちいさな島」はコールデット賞も受賞したということに加えて、この画家とはゴールデンコンビだということから、読んでみたいと検索したら、既に「子どもと読みたい科学の本棚」で登録してあった!

    さぁ、登録していたのは約3年前。遅くなったけど、今度借りてきて読んでみよう。

    読み始めてすぐ、思い出したのは、ジェイソン・チンの「ガラパゴス」。でもこの本は特に進化の本でもないし、どちからというと緩やかに時間が過ぎていく様は、「ちいさなおうち」のような感じ。今回のように筆者と本の価値を知ってから読んだのでなければ、起承転結、奇想天外、ストーリー性、教訓性、などなど…が好きな私は「いい本だけど、うーん、どうかな」とするりと読み流していただろうな。いや、知ってはいても多少はそんな感じ(笑)でも確かにいい雰囲気、本ではある。この本を「いい本だ」、とじっくり読み取れる精神と心の成長を持てるのが理想なんだろうな。

  • クモ、野花、スミレ、梨、チャックルベリー、ロブスター、アザラシ、カワセミ、カモメ、野イチゴ、ニシン、サバ、ネコ、蛍、フクロウ、島の1年

  • 地球は、一つ…
    1947年コルデコット賞

  • 小さな島の一年を描いた絵本。
    表現がとてもきれいです。

  • 絵本、「小さな島」を待合室で読む:
    例によって、出たとこ勝負の、行き当たりばったりの絵本読みである。しかも、それは、本屋の立ち読みだったり、図書館から、借りてきたり、今回は、何と、歯石を除去に通う近所の歯科医院の待合室に置いてあった子供専用の絵本からである。海の中に、ぽっかりと浮かぶように描かれた「小さな島」、原題は、ゴールデン・マクドナルドというペン・ネームのマーガレット・ワイズ・ブラウンなる作者による、The Little island (1946年) 、イラストは、レナード・ワイスガードにより、訳は、谷川俊太郎である。このイラストを描いている人物は、そう言えば、年末に、ぶらり、本屋で、何気なく立ち読みをしたところの絵本、「たいせつなこと」(The Important Book)(1949年)の挿絵を書いていた人物と同じであることを思いだした。アメリカという国は、戦後すぐにでも、こんな絵本を出版して、親が子供に、ソファーやベッドで読み聞かせていたのかと想像するだけで、驚いてしまう。約70年という時間を経ても、絵本というモノは、色あせないものである。そもそも、Golden McDonald なるペン・ネームは、やはり、あのハンバーガーの黄金色に輝くアーチから、どういう意味合いで、採用したのであろうか?何故か、理由を知りたいものである。何ともユーモアがあって、面白い。小さな黒猫や魚や、小さな島にすら、お喋りをさせてしまうという手法により、海と島(世界)と、そこに依存して現に生活している全ての生き物たちに、その自然界のリンクと循環を、やさしく、簡潔に、子供達にも、(大人になりきれない子供・大人や、こどものまま大きくなってしまった大人)にも、短い言葉で、その挿絵と共に、示唆・想像させてゆく。やはり、絵本と挿絵とか、イラスト画というものは、不可分な関係性を有するモノで、文章化された言葉だけでなく、行間だけに止まらず、余白に込められた絵を通じて、何か、「絵本の中に、息づいている何ものか」が、想像力(心の創造性を培養する力)と共に、読み手である人間(親など)から、聞き手である(子供達)、或いは、自分自身へと、 作者になり替わって、訴えかけてくるような気がしてならない。それは、聞き手の中に、そういうものを育て上げる免疫力や薬になるのかも知れない。なかなか、哲学的な世界観を有する意味合いもあって、次の診察の待合の間には、少し早めに行って、もう一度、読み返してみることにしましょう。

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ゴールデン・マクドナルドの作品

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