大人は愉しい: メル友おじさん交換日記

著者 :
  • 冬弓舎
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本棚登録 : 30
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784925220064

作品紹介・あらすじ

メル友になった大学教授ふたり交換日記まで始めちゃった!このご時世、「大人」になるのはむずかしい。映画、文学、家族、師弟関係、大学教育、インターネット、国家、天皇制から在日問題まで全身豆知識のおじさんふたりがその蘊蓄を傾けて熱く論じる全編目ウロコ、「大人」の日本文化論。

感想・レビュー・書評

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  • 内田樹と鈴木晶のメールでの交換日記。いろんな問題が語られている。
    私が1番なるほど!と思ったことは、父の不在が問題ではなく、母の機能不全という話。母が子どもを他人の子どもと差別化して、全面的に承認して、その気にさせる。現在は、この全面的に承認するということができておらず、母の欲望の肥大化が目に余る。
    母の欲望。怖いことだけど、本当のことだなと思った。だからこそ、問題の根は深い。
    さらっと読めたけど、考えさせられることがたくさんある本だった。

  • (※2010年手帳より)

  • 2009.05.29. 集中切れかけの脳みそでは、少々読み込み辛かったれす。内田さんと鈴木さんのメールのやりとり。タイトルからして、もっとおふざけな内容かと思ったら、脳みそたらたらな私にとっては、長い難しい内容を真剣にやりとりしていました。うーん。いつもの内田さんの著作の方が読みやすい。本文とは関係ないけど、カツラ会社のセールス電話で、取り合ってもらえなかったら切り際に「死ぬまでハゲてろ!」と言う、という話に爆笑しました。笑えるわ〜。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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